西尾維新のレビュー一覧

  • D坂の美少年

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    このシリーズ、各章が短くてテンポよく進んでいくので読みやすい。「D坂」という名称をよくそんなふうに「使える」なあと感心しました。

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    2017年05月05日
  • 業物語

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    もう西尾維新の文章ならなんでも面白い。
    スーサイドマスターは哀川潤がちらついて好き。
    羽川とメメの会話は副音声仕立てでおまけ感が良い。
    わざ?ごう?

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    2017年04月29日
  • 撫物語

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    なでこは、知れば知るほど魅力的だ。
    最初は可愛いだけの子。
    強かさや計算が見え、その根拠となる脆さが現れる。
    自分で考えられるようになり、他人の痛みを感じるようになった。
    ある意味一段落ついてしまったのだろうか。
    特にキャラクタとして好きではないかもしれない。でも、出逢えて良かった。

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    2017年04月29日
  • D坂の美少年

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    ネタバレ

    眉美のクズさが止まるところをしらない。「キャラクターが勝手にクズになっていく」ことなんてあるんですね。リーダーの演説は何のてらいもなくて、真っ直ぐで、なんとも美しい。愛すべきクズ、それが瞳島眉美。

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    2017年04月09日
  • 結物語

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    人は同じ「場所」に居続けることはできない。自分も周りも成長して変化し続ける。将棋の桂馬みたいなものかもしれない。同じ間隔でもう一歩進めばまた違った未来がそこにはある。しかも同じ歩幅とは限らないし、またどちら向きかも自由自在だ。

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    2017年06月02日
  • D坂の美少年

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    他人から見れば「子供の遊び」かも知れないが、本人たちは本気だ。限りのある今しかできないことを、本気でやっている。くだらないことを話して笑っている彼らにもいつかは今を懐かしむ日が来てしまうのかと思うと、少々寂しい気持ちにもなるシリーズ最新作。

    天才児くんにあんな愛称で呼ばれたい。

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    2017年03月26日
  • 結物語

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    ・ぜんかマーメイド
    直江津署風説課の人魚の周防全歌と、河川敷で5人の子供が溺れた事件の調査を行う。
    ・のぞみゴーレム
    ゴーレムの兆間臨と、直江津高校の下校生徒が背中を切り付けられた事件の調査。扇ちゃんにヒントをもらう。
    ・みとめウルフ
    人狼の再埼みとめは、羽川翼の帰国の警護に駆り出される。が、厳重にホテルで警護されているはずの羽川はなぜか阿良々木家に来ていた。自分の痕跡を消すため。。。
    ・つづらヒューマン
    怪異を感じたことがない甲賀葛、風説課のトップとして阿良々木暦に推薦状を出す。ひたぎとの喧嘩の決着はあっけないほど予定調和に。結婚式は北白蛇神社で行う予定。

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    2017年03月12日
  • 憑物語

    購入済み

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    落ち着く作品

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    2017年03月06日
  • 結物語

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     「100パーセント趣味で書かれた将来」

     って、箱にはってるぐらいなので。
     大学卒業した暦が語る物語。
     相変わらず、怪異がそばにあります。つか、それか、そこに就職ですか? しかも、その試験受かって。
     と、色々驚愕。

     まあそれでも無事に大学卒業できてよかったね、って思ってたら、暦くんをうちのめす一言。
     いやあ、ひどい。
     維新センセ、ひどすぎるww

     新キャラも色々いますが、なじみもでてきます。
     で、羽川がすごいことになっていて…。

     思えば、彼女は<否定>の人だったなと思うのである。
     決め台詞の「何でもは知らない。知ってることだけ知っている」ってま

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    2017年02月27日
  • 撫物語

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    ネタバレ

     なんだかんだでこのシリーズはあと15年位終わらなそう。

     タイトル通り、撫子だらけの悪ノリを楽しめるかと思ったが、最後は綺麗にまとめたあたり、やはり全体を通してのバランスというのはあるんだなあ、と思うのだった。

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    2016年11月16日
  • 撫物語

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    化物語シリーズ
    今回の主役は撫子

    漫画家になるという夢のために
    4体の自分の分身式神を作り出した撫子
    てんでバラバラに逃げ出したその4人を捕獲するために
    引きこもりを脱出

    ドタバタであるようで、撫子の成長物語になっている
    過去の自分と向き合えてよかったね

    それにしても半裸の100人の撫子って(笑)
    アニメ化して欲しいようなしてほしくないようなw

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    2016年11月05日
  • 少女不十分(3)

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     少女に拉致監禁された作家志望の大学生の物語、そのコミカライズ作品はこの三巻で完結している。
     自分は原作を読んでいないので、この作品のどの要素がどこまで原作に従って描かれたものかは判断が付きかねるのだが、物語の中核をえぐるような演出は本当に素晴らしかった。
     最初から破綻が予告されていた物語は、この三巻でも静々と破綻へと向かって一つ一つ歩を進めている。象徴的に描かれた生きた化石が、Uにまとわりつく亡霊がいずこから現れたものかがここでようやく端的に紹介されている。
     そして、彼が唯一できたことが、彼女のその片鱗を剝がした。これが救いの表現であることは明らかだろう。ここでの彼の行いがどれほど彼女

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    2016年10月23日
  • 屋根裏の美少年

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    西尾維新作品の中でもかなりライトな感じの作品。
    今回は江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』を下敷きにしての作品。といってもそちらは知らなくても十分楽しめる。
    『パノラマ島美談』への期待が高まるような表現がちらほら見られて今後のシリーズ展開がどのようになっていくのか楽しみになりました。
    ただ一つ、オチがあまりに予想通りだったので、その点だけは西尾維新作品らしくないなと感じました。

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    2016年10月24日
  • 恋物語

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    ネタバレ

    千石撫子の闇がより詳細に語られる。最後の貝木の発言に、揺り動かされてしまった。本当の夢だからこそ、人に言えなかったことがある。本当になりたかったものは、神様なんかじゃない。貝木、報われてほしいなあ。

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    2017年03月20日
  • 鬼物語

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    ネタバレ

    忍野忍には申し訳ないが、八九寺にすべて持って行かれた。切なすぎる。いい女すぎる。ぼろぼろ泣いてしまった。

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    2016年10月17日
  • 撫物語

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    両親から学校行かないんだったら働けと追い詰められた、ひきこもりの千石撫子。
    漫画家を目指すため残された時間でなんとか画力をつけようとし、斧乃木余接ちゃんに相談する。
    1万時間の努力をするため、4つの式神、おと撫子、媚び撫子、逆撫子、神撫子をつくる撫子。
    漫画を描くのを協力させようとするが逃げ出されてしまう。
    アニメ化するのが楽しみなクール撫子やルマ撫子も登場して、斧乃木ちゃんは神撫子にバラバラにされてしまう。

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    2016年10月07日
  • クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識

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    「もう二度と出会わないだろうな」って言って別れるけれどまた何気ないようにであってしまうふたりが好きだ……

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    2016年09月23日
  • 少女不十分(2)

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     二巻では、Uという少女の持つ背景が少しずつ露わにされていっている。学校での孤立、両親の不在、謎のシーラカンスと踊るワンシーン、彼女を縛る明らかなルール。これらは物語の進行とともに開示されながら、来たるべき破綻への予兆として不気味に描かれている。
     徐々に徐々に、本当にどこかから動物を拾ってきた子供のように、ペットの面倒を見きれなくなっている少女の姿が描かれる一方、主人公との共同生活で少しずつ心を開いていっている様も描かれている。彼女の異常性と、それに相反するかのような普通の女の子らしい喜びや焦り、驚きのような表情もよく描かれていて、目を惹く。
     総じて、やはり上手い。二巻もまた楽しませていた

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    2016年08月12日
  • 少女不十分(1)

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     西尾維新の同名小説のコミカライズである。私は西尾さんの著作には触れたことがないため、ここでは純粋に漫画として読んだ感想を残しておく。

     本作は作家である主人公が、まだ作家としてはどこかが欠けていた作家志望の大学生だった当時にある少女と出会い、拉致監禁されたその思い出を語る物語である。
     全体的にモノローグによって物語を展開しており、出会った少女をイニシャルで呼ぶところや、モノローグが多分に含まれているところなど、かつてあった「事件」への回想と言う世界観がよく表現されている。全体的に黒を多用した描き方、細い線なども回想のニュアンスを強めている。
     物語として見れば動きは少ない。出会い、監禁さ

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    2016年08月12日
  • 撫物語

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    ネタバレ

     今作はドタバタ喜劇っぽい展開で楽しく読めましたね。もちろんそれだけでなく、本筋に無関係なコントが少なくテンポよく話が進み、対決シーンでは相手の有利をどう逆手に取るかという駆け引きも楽しめました。
     しかし過去の自分と対峙するというのは自分のトラウマというか黒歴史を無理やり見せつけられるという感じで、自分に置き換えればかなりの精神的ダメージがあります。でも、それもまた自分であり、自分だったわけで。なかったことにはできないし、してはいけないんでしょうね。

     ……でもできればなかったことにしたい!

     しかしこの内容。アニメ化したら花澤香菜さん、一人で五役かー。
     っていうかアニメ化できるのか?

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    2016年08月06日