野村美月のレビュー一覧

  • “文学少女”と恋する挿話集2

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    反町君と森さんのカップルが読んでてニヤニヤしてしまうほど微笑ましいです。反町君のキャラクターがとてもよく、いちいち詩人に影響を受けるシーンでは笑いが止まりませんでした。今作でメインの琴吹さんは本当に乙女で読んでて切なくなります。幸せになって欲しいと切に願います。

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    2015年01月09日
  • “空蝉” ヒカルが地球にいたころ……(7)

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    読み始めると、途中でやめられずに一気読みでした。ヒカルの秘密が語られているようで、まだ語られてないようで。

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    2015年01月08日
  • “文学少女”と恋する挿話集1

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    今作は本編の内容を補完する話が多めで、本編がとても面白かったので楽しく読めました。シリアスからギャグまで幅広く楽しめます。 どの話も印象に残っているのですが、美羽と芥川君の話が特に良かったです。美羽が前に進めそうで安心しました。 あとは、まあ、1話目の柔道部の主将には個人的に幸せになって欲しいです。

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    2015年01月05日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)

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    野村先生新作、やっと読めました。
    出たばかりの3巻が凄く読みたくて、まだ1巻を
    読んでないじゃないか!ということで
    年末年始の友にしてきました。

    …物凄い好みでした。キャラが凄く好みなので
    楽しみにはしてましたが、ここまでとは。
    前作と違い、今回は主人公・詩也が否が応でも「核」に
    なるであろうお話なので、そういう意味でも楽しみ。
    ヒロインの綾音先輩も、最初遠子先輩と似てるかなと
    思いきや、結構本人自らが暴れる子で好みでした…(*´▽`*)
    他のキャラ達も華やかなので、今後も楽しみ。

    凄い好みすぎたので、まだ3巻までなのがもどかしい…
    楽しみなシリーズになりました。

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    2015年01月03日
  • “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

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    源氏物語にインスパイアされながら、なかなかにシビアな展開。
    どんどんシビアになっていっているが、大丈夫かな?

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    2014年12月19日
  • “藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10)

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    ネタバレ

    ついに完結巻です。
    ほぼ新刊を読んでいた(即ではないですが購入はしていた)
    文学少女に比べのったり追いかけてしまいましたが、
    今回のクライマックスも秀逸でした。

    そして、1巻から書きたかったことがやっと感想に書けます。
    帆夏ちゃん、おめでとう!
    他の巻の感想でも散々書いてますが
    彼女が是光のパートナーになってほしいは、ずっとありました。
    というのも、彼女が好きだからもありますが、
    是「光」と(紫)「式部」。
    この「紫」って紫の上(若紫)とも言われるので、
    もう1人の源氏と若紫とずっと思っていました。
    ただ、逆に言えば是光は光の君でないし、帆夏ちゃんも
    紫の上でないので、
    源氏物語のように切な

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    2014年12月14日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    扱っているテーマがシリアス。
    それを一生懸命解決しようとしているところが好感触。
    式部さんがここで動き始めるとは。次巻に期待。

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    2014年12月03日
  • “空蝉” ヒカルが地球にいたころ……(7)

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    ヒカルの子供をお腹に宿したという女子大生「空」は、
    一人でその子供を産み育てようとしていた…。

    というところからお話は始まります。
    結果だけを言えばそれは、想像妊娠であったのですが…。

    このお話で大事なのは、ヒカルの最愛の女性が義母で
    あったことが明かされるのと、是光くんが、息子を愛せず
    家を出て行ったお母さんとの間に、拒絶されながらも
    自力で心に折り合いをつけることです。

    母性あふれる空に接しながら、是光くんは自分が
    愛されたかった幼子であったことや、実母からその愛は
    受けられなかったものだったことを思い出します。

    オトナな見解を言えば、是光くんのお母さんが子供を
    愛せなかった背景に

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    2014年11月10日
  • アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉

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    ネタバレ

    伏線もみごとに回収され、圧巻のクライマックス。うん、よかった。
    最後のセリフは男が決める!っていうのが女子の理想なんだべなぁ。

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    2014年11月03日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    ネタバレ

    今回のヒロインは朝顔の宮。

    この小説の元ネタである源氏物語では、朝顔の斎院と呼ばれ、源氏の求愛を受けながらも拒み通し、知的な斎院として登場しています。このお話では斎賀朝衣さんですね。

    私自身は、朝顔の宮って、本当はすごく激しく愛されたい、だけど叶わなかった時の自分の心の痛みや衝撃の激しさに耐えられない、脆い女性だと思っています。もしくは意地っ張りだと。それだけならきっと、それで済んでいたのでしょうに。そういう自分が外からどう見えるか、よく解って。その想像がなお、彼女を打ち据えてしまう。そういうタイプの女性だと思うのです。

    このお話でもそうですね。そういうところは六条御息所や藤壺とも似てる

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    2020年01月26日
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件6

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    ラノベらしくない、シリアスな要素が美月たんの魅力で、ハーレムラノベであるドレ僕はお遊び作品だと思ってたら、今回は凄かったです。
    隠れ設定だけで終わると思っていた、異世界である現代日本との繋がりもメーンストリームに!!
    最終回まで伏せておくと思っていた、最大秘密も、メイン男性キャラに相手をつくって、ショックを和らげてのご披露。
    最後の引きも強烈。このまま半年待たせるのか!!しかも普通の作家と違って、もう続きが2巻分、できあがってるんだぞ。お預けプレイにも程がある。
    いつも通りのほのぼの番外編かと思ったら、まずは小さな爆弾投下から、そして、そしてまさかまさかの最後に最大の爆弾投下が!
    もっとたまげ

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    2014年10月06日
  • “文学少女”見習いの、初戀。

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    心葉のその後を書いた作品。濃すぎる新主人公が先輩の代わりに出て来ます。話としては、誤解から悲惨な事件になってしまいましたが、救いのある感じの終わり方でよかったです。モチーフとした作品は曽根崎心中だそうです。

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    2014年10月03日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2)

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    ネタバレ

    1巻で登場人物のキャラは掴んでいたので、すんなり物語に入れた。
    地位や名声のために、嘘で塗り固め、自分を押さえている人たまにいます。わかってる人からみるとすぐボロがでるのですが、本人は必至です。辛そうで、全然楽しそうじゃない。そして得たものを維持するのに、それ以上に辛い思いをしている。そんな痛い人を見たことがある人や、そんなことをしてみた人には、この物語はよくわかるのではないでしょうか。
    自分の気持ちを抑えて演技をしていたのは 凪乃だけではなく、綾音だった。あちこちにサインはちりばめられたいたが、切ないですね。最後、素直に爆発して、気持ちが吹っ切れたでしょう。
    それにしても男のキャラが少なすぎ

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    2014年09月01日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)

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    大真面目なラブストーリーものだった。
    バスケと演劇を繋げれるとはビックリ。

    永遠の倦怠の後に永遠の愛を始めるってのもいい提言だ。
    リアルにあるものをピックアップする所も健在でよかった。
    (スラムダンク読んどいて良かった。世代だし。)

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    2014年07月25日
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女

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    野村先生の久々の読み切り作品。
    ずっと温めておられた、というかなかなか日の目を
    浴びさせてあげられなかった作品だそうですが、
    良い意味で納得しました。

    これは良い意味でラノベでなくていいというか
    ジュブナイルです。狙った要素やあざとさも何もなく
    (強いて言えば昔の少女漫画の読み切り風)
    ファミ通文庫より「青い鳥文庫」などが似合いそうな
    作風です。
    安易に甘口にせず、余韻を残す終わり方もとても素敵です。

    一見時代錯誤にも見えるアナログなお話ですが、
    今の時代だからこそ、
    「相手を知ろうとしないと勿体ない」と思わせてくれました。
    意外とこれはデジタル化した今の時代のほうが
    少なくなっている気が

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    2014年07月13日
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女

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    ネタバレ

    girl meets boy. 一目惚れして遠くから少年を見つめる、引っ込み思案な女の子。少年もシャイで、バリバリ好意をもってるのに、少女にはぶっきらぼうな対応。でも、お互いの行動の一つ一つに思いをめぐらし、妄想する。うん、初恋ですね。
    昭和の頃の少女マンガを読んでるような、懐かしさ、甘酸っぱさ感じる、懐かしい小説でした。読後感も爽やか。
    売れっ子作家の自己満足な小説でしたが、私のようなファンにはたまらない一冊となりました。

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    2014年07月05日
  • “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

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    ネタバレ

    源氏物語にはたくさんの女性が登場しますが、どんな女君に惹かれるかという読み方も、古来からずっとされてきました。

    今回の女主人公は「朧月夜」。
    月の宮こと月夜子さんです。

    自分で好きな女君を挙げろと言われたら「夕顔」とこの「朧月夜」そして「玉鬘」を挙げるでしょう。やっぱり自分の好きなヒロインがメインの回は、読後感も好きですね。このシリーズの中では夕顔の次に好き。

    紅の枝垂れ桜に例えられる紅の髪。
    透き通るような艶かしい白い肌。

    ヒカルとは深い仲だったらしい奔放な少女、月夜子。彼女はヒカルの愛人であったと公言して憚りません。男好きの浮気者のように言われていますが艶やかで、芯が強くて度胸があ

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    2014年06月23日
  • “六条” ヒカルが地球にいたころ……(9)

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    ネタバレ

    評価:☆5

    初恋の夕雨が笑い上戸になって帰ってきたり、葵と帆夏のダブル告白と波乱の予感の9巻。

    みんなが騒がしく是光に愛の告白をする中、スマートにさらりと好きだと言う朝ちゃん可愛いw
    そして周りのみんなも朝ちゃんと付き合ってあげてって言うのが笑うww確かに気難しい性格だけどもw

    夕雨を疑わせるような不穏なメールや、暗躍する一朱、階段から落ちるひいななど、不気味な雰囲気の作り出し方は流石。

    学園で誰か一人だけ信じるなら式部を信じるとまで言う是光。
    これまで是光が女の子に関わってきていたのはヒカルの約束絡みで、弱い女の子を守ってきた。
    でも帆夏は違った。なら何故、帆夏のことが気になるのか・

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    2014年06月23日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    ネタバレ

    野村美月さん版の源氏物語といったシリーズの第二巻。
    一巻の「葵」を読んでから今まで、こんなに間が開いてしまって
    久しぶりに読みました。今回の女主人公は「夕顔」に対応する
    夕雨ちゃんという女の子。

    源氏物語の女君の中でも、好きなのは夕顔・朧月夜・玉鬘と
    いう私には、まず楽しみにしていた一冊。

    果たせるかな「葵」よりもこちらのほうがずっと好きです。

    家族が離散して、学校でいじめられたことをきっかけに
    引き篭もっていた少女、夕雨。

    彼女は水の中を思わせる青と透明の世界を愛する
    儚い女の子。

    彼女は主人公の是光くんの親友、幽霊のイケメン、
    ヒカルくんとは、孤独と静謐を分け合った友人でした。

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    2014年06月16日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)

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    これはツボった!

    スラムダンクネタ出し来るのは正直どーかと思ったけど、
    それ以外の展開とか雰囲気とかすごく好みでした。
    演劇を使って盛り上げていく感じとかね。
    あとキャラも好みですしこれは今後も期待であります。

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    2014年06月10日