野村美月のレビュー一覧
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紅茶とマドレーヌキャロットケーキの愛情
野村美月
ハルキ文庫
その時期最も輝いている生徒に、ダイヤモンドプリンセスの称号
物語と現実をごっちゃにしないでよ。
翼が自分の気持ちに正直で、目的に向かってまっすぐに飛んでいける強い人間に育ったのは、きみの力だ。おれは、なにもしていない。
周りの状況も他人の気持ちもわかりすぎるから…見ないようにしているんだよね
そんなふうに反発してしまうのも、きっと自分は姫野のようにはできないからなのだ。
またオオカミが騒ぎ出したら、口を引き裂いて食べてやろう。
あたたかい紅茶とマドレーヌがあれば、なにかしらの解決策がひらめくものよ
今この幸福な時間が、この先もずっと続きますように -
Posted by ブクログ
思い出のマドレーヌがあれば、
どんな困難も乗り越えられる。
“ーさぁ、この困難を
どう解決してあげようかしらね。”
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【タイトル】紅茶とマドレーヌバノフィーパイの教え
【 著者 】野村美月
【 出版社 】ハルキ文庫
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屋根裏ティールーム『エミリー』。
雇われ店長でシングルマザーの姫乃。
かつて奏女ではダイヤモンドプリンセスと呼ばれ、
優雅な生活を送っていた。
夫が不倫をして借金を残して駆け落ちするまでは。
それでも思い出のマドレーヌを味方に前向きに輝く姿はまさに発光しているよう。
奏女の高等部に通う一人娘・笑里。
奏女のスターでミステリアスな上級生・永遠。
今回はこの2人から騒動が始まっていくー。
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美味しそうな香りと食感に溢れる本書。
状況が変わり、難局に差し掛かっても、
その前向きな明るい精神で立ち向かっていく。
むしろ、立ち向かうという言葉さえ見合わない、
自然な行動。自然な思考。
ただ、ただ、現実を見て、
向き合っていくその姿に心に小さな勇気を育ててくれる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『お母さんは頭がお花畑で世界名作劇場』
なんて名言!
しっかり者で自主性ある娘から見たら、きっと母は自分よりしっかりしていてほしい。
見ていて心配で、歯がゆい。
でも、心配しないで。
母はそんなに弱くない。
むしろ、娘の心配を吹き飛ばすほど大きくてでっかい懐がある。
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すれ違う家族の物語に、涙もする。
弱いだけじゃない。優しいだけじゃない。
そこには確かな強さが存在する。
ぜひ『エミリー』で、
美味しい焼き菓子を一緒に味わいましょう♪
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紅茶のすっきりした甘い香りが、白い湯気と一緒にふわふわ立ち上り、明るい赤茶色の液体が白いカップのうちに、透きとおった金色の輪を描いてゆく。
お母さんは頭がお花畑で世界名作劇場
あの日ほのかさんのお店を訪ねてくださって、ぼくと出会ってくださって、ありがとうございます。
大人だって、子供だったときがあるのだ。
これって、二十数年越しの片想いが叶ったということかしら
それでも雅俊さんは、高雅くんのちちおやなんだから、『戻って来てほしい』と言ってあげてください!でなきゃ、高雅君は家に帰りたいと思ったときに、帰れませんっ!お願い!お願いします!
高雅を迎えに行ってほしいと父に懇願し、この家でただ一人、高雅の見方をしてくれた。
好きな人に似ていたから惹かれて、それがはじまりでもだんだん本物の愛情に育ってゆく気持ちは、ぼくにもわかるような気がします。 -
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紅茶とマドレーヌ
野村美月
ハルキ文庫
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∬おしながき∬
・レモンピール入りマドレーヌ
・マーマレード
・ソーダブレッド
・デヴォン流スコーン
・ビクトリアケーキ
夢のような英国式ティールームがここにあります✧
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夫は借金を残し、
年上秘書と不倫の末駆け落ち。
娘からは頭の中お花畑。
いつまでもお姫様。
現実を見てない。
そんなきつい言葉までかけられる。
41歳。働いたこともない。
タワマン住まいで
月1、ティーパーティーを開いていた。
優雅な暮らしから一転⋯
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つ、辛すぎる。
始まりの状況が重すぎる⋯
でも、
それでもめげない、主人公。
娘との生活を、
持ち前の性格でどんどん切り開いていく姿は、
とても素敵で、
これもひとつのプリンセスストーリーだなと、
読んでいてワクワク。
心が晴れていきます。
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マドレーヌがあれば、
どんな困難も乗り越えられる。
“ーさぁ、この困難をどう解決してあげようかしらね。”
どんな環境、状況でも
自分の力で切り開いていく。
そんな主人公に、
思わず惹き込まれていきます。
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泣いたり、
笑ったり、
人生は面白い。
この本を読むと
明るくワクワクした気持ちになれます。
推し本な1冊です✧
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金色のシェル形のマドレーヌの端が紅茶にゆっくり沈んで、バターとレモンと紅茶の香りが鼻を、ふわ~とくすぐってー口の中に入れると、舌の上で香りと一緒にとろけるように崩れていくの。そうすると頭の中がすーっとひらけていって、見通しがよくなる気がするのよ。どんな難題も解決できちゃう感じ。
ーさぁ、この困難をどう解決してあげようかしらね。
お母さんも、いつまでもお姫さまでいないで、いいかげん現実を見てよね!
お母さんは自分の都合のいいようにしか解釈しないと笑里は言った。
いつまでもお姫さまでいないで、現実を見ろと。
本当にそのとおりだ。四十一歳にもなって、自分が没落を知らないダイヤモンドプリンセスのまま生きていたことを突きつけられた。
これまで幸福だと思っていたものが、こんなにあっけなくひっくり返ってしまって、自分がどれほどバカで無力かをつけられてーこれからどうしたらいいのか、自分がどうしたいのか、なにもわからない。
心細くて、足もとから崩れてゆきそうだ。今、倒れたら、動けなくなる。そんな恐怖が込み上げる。
このあたしが騙されるはずがない。
同情されるなんて大嫌いだし、たまらない屈辱だ。なのに胸がぬくもってゆくのは、姫野の言葉に道場ではなく、共感と励ましを感じたからだ。
大人になったらね、愛されるよりも、愛するの。家族や、友だちや、仕事や、場所や趣味でもいいわ。自分から愛するの。そうしたら世界が愛するものでいっぱいになって、毎日楽しく過ごせるでしょう? -
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ネタバレ
シリーズ6作目。
いやまぁそりゃ甘い雰囲気なるよね、と予想していたら、あららら?
でもそう思いきや「きゃー!」となったり。
こじらせまくってる令二くんの登場多めだったんですが、私はおおらかな大人ではないので、正直な気持ち、「たいがいにせえよ?」(口悪い)って思っちゃいました。
自分が苦しいことがひとを傷つける理由にはならない。
身勝手な理由で傷つけられるほど理不尽なことはない、とどうしても考えてしまう。それがたとえ子供がしたことだとしても。
そして、語部さんも結構グサグサ来ていたんですねぇ、と恋愛以外での人間らしい一面を見たなと感じました。