野村美月のレビュー一覧
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面白かったー!
もともとこの「ヒカルが地球にいたころ」は大好きなシリーズですが、
この巻でさらに評価が上がりました。
今回のテーマは“朧月夜”。
花は艶やかで誇り高い“枝垂桜”。
この“朧月夜”にして”枝垂桜”な月夜子先輩が、すごく魅力的なキャラだった。
誇り高くカッコよく、小悪魔のような無邪気さもあり、だけど臆病でコンプレックスを抱えている月夜子。
ヒカルがいたころは、そんなコンプレックスを肯定してもらい、咲き誇る枝垂桜のように強く気高くいられた。
ヒカルがいなくなってからは、過去のしがらみの糸に捕らわれ拠り所をなくし、踊れなくなってしまった。
僕はけっこう登場人物に感情移入して読むタ -
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ネタバレ「文学少女」や「ヒカル地球にいた頃…」の野村美月先生のもう一つの新作。「ヒカリが」シリーズと同時にネットで連載が始まった作品の書籍化。
突然双子の姉のかわりに女装して外国の皇子達の教育係になってしまう。
今回はコメディメインで、短編集やバカテスとのコラボでその片鱗をうかわがせていた野村先生のコメディが丸々1冊楽しめます。
ただ、ストーリーやキャラクターはしっかりしていて、シャールがエーレン王家の人たちと仲良くなっていく様子が読んでいて微笑ましい。
挿絵も素敵で絵師買いも悪くないんじゃないかな?
最終的にシャールはロリとショタとナルシスト(男)に好意を持たれ、シャール本人は人妻メイドに恋をす -
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ネタバレシリーズ2巻目です。
今回は怨霊とかあるのでちょっぴりホラーというかミステリーや推理要素もありつつ話は進んでいきます。
ところで思ったんですが、だんだんぼっちではなくなりそうな予感がしてきた是光ではありますが、ヒカルの二の舞というか第二のヒカルになりそうで怖くなってきました。
だって、まぁしょうがないのかもしれないけど、男がでてくるのは今回一人新キャラでてきたけど後はヒカルだけですよ?主人公合わせても3人。
しかもヒカルは幽霊っすよ!??
生きた友達はできるんですかね?(汗)と不安に思ってきました。
いや可愛い女子は大好物なんで全然構わないっちゃ構わないんですけどね。
うん、ヒカルがハーレ -
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”文学少女”で知られる野村美月さんの新シリーズ。
若くして死んでしまった学園の皇子ヒカル
そして強面の所為でヤンキーだと思われ、ぼっちな是光。
葬儀から帰ってみれば幽霊が憑いてきた!!
それはヒカルの幽霊で・・・ってな感じで始まる物語です。
源氏物語がベースというかなんというか
ってことでヒカルは女ったらしです。
そして是光。読んでてこいつ等足して2で割ったら丁度良くなるのか?などと思いながら読んでました。
まぁ最後にはそうでもないかもwなんて思いましたけど。
ヒカルと是光の友情と後は恋の物語ですね。
でも、ヒカルの君は既に幽霊なんで恋がなんともまぁ切ない。
読んでてハンカチやらティッシ -
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今回のヒロインは両親の離婚や嫉妬によるイジメなどが原因で引きこもりになってしまった内気で儚げな感じのある少女「夕雨」
そんな彼女を放っておく事ができず、外の世界へ導くべく不器用だけど一生懸命な是光の姿が今回はとても印象に残った。(その分、ヒカルの影が今回は薄かったかもしれない)夕雨や前作のヒロインである葵、同級生の帆夏でなくても是光に好感を持ちそうな女の子って実は多いかったりするのではないだろうか。
また、その他の登場人物達のキャラクターが前作以上にはっきり表れてたんじゃないかって思う。特に一番最後のおまけ話は本編との性格的なギャップが出てて面白かった。
登場人物達の関係を含め、次の話も目の -
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ネタバレ待ちに待った2巻。今回は引きこもり系美少女・夕雨のお話。
今回もヒカルの約束を果たすため是光が奮闘。しかしヒカルは内容を教えてくれないばかりか全然ヒントもくれないくて・・・是光の不器用だけど突っ込んでいく姿に今回も感動させてくれる。
最初は是光に対し怖がっていた夕雨も次第に打ち解けて、最後の雨の中のシーンとか・・・ラスト切なすぎるよ(いろんな意味で)。
次第にヒカル周辺の事、とりわけ闇の部分が明るみになってきたが、その先はもっと深い闇だった。ヒカル自身の事についてはまだまだ先になりそう。
そして、一番最後に葵さん登場で次巻何かありそう。帆夏にも動きアリで・・・!?でも帆夏はこのままだと前 -
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やっぱり一番好きなラノベ作家だと改めて感じた。心理情景描写が秀逸すぎる。夕雨が是光になびくとこなど気持ちの変化早いなとか思ってましたが、成程そういうこかと最後で納得。ラストの雨中の花達の中を進みながらヒカルとの思い出や是光への思いが思考を巡り、溢れんばかりになる夕雨の描写には感動し涙腺決壊。雨と花々と是光と夕雨が織りなすスペクタクルには美しいという語彙が貧弱に思えるほど。展開も早めで、帆夏がまさかあんな行動にでるなんて、、ななせと重ねて見ていたので予想より早い展開に年末まで待てそうにありません。
切なすぎて、もどかしすぎて、綺麗すぎる。
最後のショートストーリーもほっとできて、良い後味だった -
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刊行当初に購入して、それから積ん読していたわけだけれど、この本を読まずにおいて置いたことにすごく勿体無いと感じると共にすごく贅沢なことをしたようにも思う。
個人的には本編文学少女を超えた。
菜乃のがんばりやで友達思いな性格が存分に発揮された3巻でした。
菜乃が瞳を引き止め、そして送り出すシーンは涙が滲んだし、
ラストシーンの告白、それに対する心葉の返答、
なんて、贅沢な片想いだったんだろう。と前向きにまた歩き出す菜乃。
卒業の物語でこんなにあたたかいラスト。
文学少女見習いの卒業。正直星5つで足りないです。
きっと何度も読み返す一冊になりそうです。 -
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ネタバレひとつめの話で、菜乃の印象がすごく変わりました。
言葉で表現しにくいのですが、なんだか菜乃が『大きな』人に思えました。
菜乃いいですね!
菜乃の“想像”でいろいろ納得させられると同時に、つらく悲しかったです。
この話を読んだ後は、ページをめくることができませんでした。
そして心葉の妹ちゃんのお話。
すごくすごくつらかったです。
「行かないで」って叫びたかったです。
涙腺崩壊しました;;
蛍の話では私も変になっちゃいそうになりましたが、
麻貴先輩の言葉に胸を打たれました。
麻貴先輩かっこよかったです! よすぎです!
こういうお母さんになりたいなぁ、と思いました^^*
大学生の遠子のお話。