野村美月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わって思ったのは「女性陣、面倒くさいな」でした。
糖花・麦姉妹はいいとして(あと大家さん)それ以外の女性陣が面倒な性格で読んでいて少々疲れました。
ミントフェアに出てくる女性も面倒だったし。
作中に出てくるお菓子の美味しそうな描写が癒しでした。
でないとしんどい。
一人で突っ走るのやめていただきたい。
姉妹には素敵な春が訪れた模様。
特に麦ちゃんはめでたい。
大分進展したのではないだろうか。
姉の方は、まさかの最初の話で語部さんとすれ違って大いに焦りましたが。
両想いなのになんでだよという。
結局姉が甘ったるい語部さんに慣れたら正式な「恋人」になるという話だが、完全に気持ちをオープンにした彼を前に、周囲としてはもう恋人認定なんだろうなとにやにや。
ここのバイトをしようと思ったら、お菓子の甘ったるさに加えて、この二人の甘ったるさにも慣れないとしんどそうである。
そこへきてのミントフェアは爽やかになれたかもしれない。
この話だけ様々な人物が出てくるオムニバスな感じで面白かったし。
そんなめでたくも甘い姉妹を差し置いて、他の女性陣はトラブルを運んでくるという。
充さんの話がまさか複数の話にまたがるとは思わなかったし、大家さんのお孫さんに至ってはもうヘイトがたまって仕方がなかった。
チェリーのお菓子の素敵さが本当に癒しだった。
店舗の問題、アパートの老化の問題、様々な問題がここで一気に解決したので、終わりよければなのかもしれないが……
何やら終盤はこのままシリーズ終わるのかと言わんばかりの登場人物の近況が飛び出しましたが、次も出る模様(というか、もう手元にある)
主役二人の甘さにどこまで耐えられるか、そういう意味でも楽しみなシリーズです。 -
Posted by ブクログ
原作『小説の神様』の世界を8人の作家が描く、豪華なアンソロジー。作家、編集者、読者など、様々な視点から紡がれる「小説の神様」の物語は、どれも個性的で一気に引き込まれた。
特に心に響いたのは、相沢沙呼さんの『神様の探索』だ。帆舞こまにの誕生秘話、シリーズでは語られなかった余白の部分をスピンオフならではの面白さがある。
一也と詩凪を見守る編集者・河埜が、若い才能の居場所を守るために戦う姿が最高に格好いい。神崎部長を熱い思いで説き伏せる場面や、「帆舞こまに」の傑作が誕生した瞬間の喜びは、読んでいるこちらまで胸が熱くなった。
一方、紅玉いづきさんの作品は、まるで私小説のような『小説の神様』誕生秘話として楽しめた。「神様って何?」「自分で考えなよ、小説家でしょ」という作家二人の淡々としたやり取りが面白い。特に「売れなければ心細いし、売れたら売れたで嫉妬に狂う」という言葉には、作家同士の本音が詰まっている。良き友であり、同時に負けたくないライバルでもある——そんな二人の関係性がとてもリアルで、深く心に残った。
一冊を通して、物語の裏側にある作り手たちの情熱を存分に味わえる、贅沢な作品集だった。
-
Posted by ブクログ
野村美月さんの本が好きた。
ちょっとありえない設定だったりするけど…
素敵な食器に季節の美味しいごはんや和菓子がのって、読んでいるこちらも心がほわ〜とほどけて行く。
日々、仕事に終われ、他人の監視や評価におびえて、馬車馬のように働く私たち現代人には、先人たちが時代を乗り切った、日本人としてDNAに組み込まれた、昔ながらの和食が今は必要なのかな…とかまとまらない考えが頭に浮かんだりする。
その美味しいごはんや和菓子をそっと包み込むように、和食器ではなくて、ポーリッシュ・ポタリーというポーランドに古くからあるぽてっとした食器に乗せられて、お話の中に登場する。
そして、感情は激しく動かないが、読んでいる私の心をそっとあたためてくれる。
野村美月さんの本は、どの作品もそんか気分にさせてくれる。
-
Posted by ブクログ
野村美月さん、初めましてです。
桜の花の表紙の絵がとても素敵です。
物語は1話から5話で、間に箸休めが入って6つの話が季節が少しずつ進んだ様子で描かれています。
丁度、七草を食べる頃から桜の季節まで。
作品の舞台は、「和処こよみ」という和食屋でのカフェ営業中のこと。
主人公は、モデルのましろこと山本しずこ(山本真珠)
他の登場人物は、和処こよみのカフェ営業の店主、五月
しずこの叔父の司
しずこの両親
しずこの仕事仲間?速見ライカ
出てくる季節のご飯がとても美味しそうで、また、主人公もとても美味しそうに食べるんですよね。
どれも工夫を凝らしてメニューが考えられているようで、メインのものから、お茶やデザートまで様々で、美味しそうで食べてみたくなりました。
今回は、「春めく推しごはん」ということなので、是非、残りの季節の推しごはんを堪能してみたいと思っています。
続編を希望します。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
屋根裏ティールーム『エミリー』には、奏園女子学院の生徒たちが集い、紅茶と焼き菓子を楽しんでいる。
けれど雇われ店長でシングルマザーの姫乃は悩んでいた。
奏女の高等部に通う一人娘・笑里に、最近遠ざけられているからだ。
一方、笑里の前に現れた奏女のスターでミステリアスな上級生・永遠が、姫乃にある相談を持ちかける。
サクほろのスコーン、バノフィーパイ、そして思い出のマドレーヌ……。
姫乃が焼く英国菓子が、母娘のすれ違った心をそっと結び直す、大好評シリーズ第二作。
【個人的な感想】
ほっこりするだけのストーリーだとすぐに飽きてしまう私でも、飽きずに最後まで読める数少ない小説。
スコーンが大好きなので、小説に出てくるとわくわくする