野村美月のレビュー一覧

  • “文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】 下

    ネタバレ 購入済み

    深く引き込まれました

    『狭き門』を活かしつつ、登場人物たちに結末を上手く与えたと思います。 見所は、遠子先輩ではなく心葉による謎解きです。

    0
    2022年04月07日
  • “文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】 上

    ネタバレ 購入済み

    文学少女にまつわるお話

    これまで謎だった遠子先輩と流人の家庭(生活)と、2人の両親の関係が「 狭き門 」になぞらえて語られていきます。

    0
    2022年04月07日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

    ネタバレ 購入済み

    良かった

    今回のメインは姫。彼女の別荘で過去に起きた惨劇にまつわる話と泉鏡花の「夜叉ヶ池」がテーマです.館もののミステリ仕立てで楽しめました

    0
    2022年04月07日
  • “文学少女”と慟哭の巡礼者【パルミエーレ】

    ネタバレ 購入済み

    遂に美羽が・・・

    いよいよ心葉と美羽が再会。そして、過去の出来事が明かされるという、この作品のキモと言える巻。今回は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が引用されてる。

    0
    2022年04月06日
  • “文学少女”と穢名の天使【アンジュ】

    ネタバレ 購入済み

    今回は琴吹さん巻

    今回は、琴吹ななせの親友である水戸夕歌が行方不明なった事から 「オペラ座の怪人」 を彷彿とさせる物語が綴られます。

    0
    2022年04月06日
  • “文学少女”と繋がれた愚者【フール】

    ネタバレ 購入済み

    良かった

    今回は武者小路実篤の「友情」がお題です。自分の好きな相手が自分の親友ことをすきになる、そして友情に悩むというベタなないようなのですが、そこは「文学少女」すんなりいかずドロドロの愛憎劇。

    0
    2022年04月06日
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊【ゴースト】

    ネタバレ 購入済み

    引き込まれるストーリー

    本当にこの作品は面白い。読んでいて先が読めないストーリーや登場人物たちの魅力など今のラノベにはない重厚感がある。

    0
    2022年04月06日
  • 三途の川のおらんだ書房 転生する死者とあやかしの恋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は、現世との別れを悲しんでいる人があまりいなかったので、やるせなさもそんなになく、前向きな気持ちで読めた。

    0
    2021年12月14日
  • 世々と海くんの図書館デート(4) クリスマスのきつねは、だんろのまえで どんなゆめをみる?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやあ、初々しいなあ。
    全編しあわせが満ちている。
    そんな巻。

    クリスマスのお家デートに海くんの看病にバレンタインデーと、これでもかと(笑)繰り出される嬉し恥ずかしイベントの連続で、そりゃ、ほわほわにもなるだろうと笑 
    この巻では今までのようなちょっとした問題事も起こらなかったので余計にそんな感じだ。

    そして、意外に海くんが積極的なのがこのこの!て言う感じがする^^

    あかりちゃんとまひるちゃんとのツンデレ切ない成分も加わって楽しい巻でした。

    0
    2021年11月25日
  • むすぶと本。 『夜長姫と耳男』のあどけない遊戯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ3冊目。
    3遍の短編と1遍の中編からなる構成だけど、メインはようやく語られるむすぶと夜長姫の物語。
    元話のヤバさそのままに殺人事件が続くなんとも危ない物語で、鏡見子のヤバさはちょっと背筋が寒くなる。
    と同じぐらい個人的には、むすぶもやばいのではと感じてしまった。
    確かに本の声が聞こえる体質から本の味方であることは正しいとしても、人より本を優先するのはどうなのだろうか?
    まあでも、本の声を聞くことができるという常識はずれな人生をそんな常識で測れはしないのだろうけれど。

    妻科さんと蛍ちゃんにはそんなむすぶくんのためにも頑張ってほしいね。
    そして、若迫くんは自業自得とは言え、御愁傷様^^

    0
    2021年11月23日
  • 三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これ好きだったー。
    若くして亡くなるのはどうしようもなくやるせないけど、三途の川べりにこんな街並みがあるなら、少し救われる気持ちになる。
    私も最終巻待っちゃいそうだ。

    0
    2021年11月23日
  • むすぶと本。 『外科室』の一途

    Posted by ブクログ

     本屋で偶然見つけた本。”文学少女”シリーズが好きだったが、著者の小説がだんだんと自分に合わないと感じており最近はあまり読まなくなっていたが、「外科室」というタイトルを見て、泉鏡花『外科室』を題材にした小説なのかと一気に興味が湧き、衝動買いした。

    第一話
     登場人物「早苗」で、”文学少女”にいたサブヒロイン「琴吹ななせ」を思い出した。私が今まで読んだ小説に出てくる負けヒロインの中でも、屈指の不憫さ。最終巻が出て、彼女のファンはどんなに胸を引き裂かれる思いだったろう。
     軽く調べると、「早苗」は次巻以降も登場するようだ。生まれ変わった(?)この世界で、今度こそ幸せになってほしい。

    第二話
     

    0
    2021年10月02日
  • “文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】

    Posted by ブクログ

    再読。物語を食べちゃうくらい(文字通りほんとに食べる)遠子先輩と平穏と平凡を愛する心葉くんの2人しかいない文芸部に持ち込まれた依頼。いないはずの先輩へのラブレターー、そこから見えてくる事件、そして心葉くんが抱えているもの。

    本シリーズはストーリーにいろいろな文学作品が絡んできて本好きには色んな意味で面白い。ストーリーが進むに連れて心葉くんの過去や遠子先輩の秘密なども見えてくる。シリーズ1作目は太宰治の「人間失格」から、事件の真相に迫っていきます。

    0
    2021年09月21日
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊【ゴースト】

    Posted by ブクログ

    再読。エミリー・ブロンテの「嵐が丘」がストーリーの鍵。結末はとても悲しいものだったけど、遠子先輩の推理というか想像で真実が明らかになるのだけど・・・それぞれの勘違いで歯車が狂い、取り返しのつかないことになるっていうのは本当にあるのかもしれませんね。

    0
    2021年09月21日
  • 下読み男子と投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。

    Posted by ブクログ

    男子が女子に教えるという構図が効いている。
    全てを肯定的に受け取れるのに、自分には自信を持てない男子。自己評価が低く自分を出せない女子。そんなふたりの想いのやり取りが素敵。
    ラノベを書くためのポイントは、そのままラノベの魅力にも繋がるだろう。

    0
    2021年07月12日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

    Posted by ブクログ


    今作は泉鏡花の『夜叉ヶ池』より
    シリーズ番外編

    過去の惨劇に巻き込まれる心葉君と遠子先輩
    語り継がれる物語と、過去の日記と出来事
    新たに動き出そうとする惨劇は、誰かが秘密を握ってる

    このシリーズに出てくる子達は、皆闇を抱えていて可哀想だなぁ…
    まだ皆若いのよ
    当たり前の青春を謳歌すれば良いのにと思わずにはいられない
    せっかくの夏休みの殺伐
    麻貴先輩、結構恐ろしい少女だ

    0
    2021年06月27日
  • 世々と海くんの図書館デート 恋するきつねは、さくらのバレエシューズをはいて、絵本をめくるのです。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世々(よよ、読めなかった苦笑)ちゃん、海(うみ、こちらも読めなかった)くん、ふたりともかわいいですわ…
    えほんの紹介もいい感じです…


    なので、サラッと書かれた世々ちゃんちの家族構成に本当はツッコんではいけない…
    『世々やお姉ちゃんたちのお父さんは全員違う人だけれど、人間だと聞いている。化けぎつねは雄が生まれにくく、昔話の時代から人間の男性と結ばれて子供を生んだのだと、亡くなったおばあちゃんも話していた。』
    お父さんたちはどうなってしまったのか?
    家にいる一番上の奏(かなで)お姉ちゃんはまぁ問題ないけど、海外にいるお母さん、都会でキャリアウーマンをしている二番目の水晶(みあ)お姉ちゃん、三番

    0
    2021年06月15日
  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話

    Posted by ブクログ

    ほんとに甘いお話だった。ストーリーテラーってよく分からないなぁ、と思っていたけど、話を読んでいたら、特に違和感もなく読み進められた。これって、続刊が出るのかなぁ。

    0
    2021年06月04日
  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話

    Posted by ブクログ

    スイーツものとしてはもちろん、ストーリーテラーとシェフの関係がたまらない。良い意味でラストは笑えた!ここまで振りきらないと面白くない!

    0
    2021年05月30日
  • 元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。

    Posted by ブクログ

    あーこれは野村さんにはちょっと珍しいシリアスさと性的な感じのドキドキがあるお話だなあ。

    タイトルが作者の別作品と似てるなと持っていたら、物語の舞台が同じでなるほどと思った。

    いやしかし、これは気まずいしそれ以上に苦しいな。
    理知視点はもちろんなのだけど、次第に明らかになる真相に、逆に彼女の方の気持ちを考えたらもうなんかたまらなくなる。
    離れなきゃいけないのにどうしても心が動いてしまう。
    だから無理やり恋人を作って離れようとする。
    そんな気持ち辛すぎる。

    物語のラストはお約束だけど、でもよかったねと言えてほんと良かった。

    それにしても理知は真面目すぎだろう。
    据え膳食わねばなんとやらなの

    0
    2021年05月28日