野村美月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
上品にのんびりと専業主婦をしていた姫乃。女子校に通っていたときは校内のきらめく学生の愛称「ダイヤモンドプリンセス」の名前の通り、みんなから慕われるような存在だった。そんな姫乃は会社経営をしていた夫の失踪を機に没落してしまう。
突然のことに目の前が真っ暗になるような、足元が崩れ落ちるような恐怖に駆られるも、学生時代のときのようにマドレーヌと紅茶を食べ、一人娘の笑里とともに行きていくために、得意のお菓子作りを活かして英国式のティールームの開店を決意。
お嬢様のように世間知らずでふわふわしているかと思えば、芯が強く、友人のために奮闘する。学生時代の友人や娘たちと泣いたり笑ったり。そんな彼女たちのす -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
及川姫乃・四十一歳は、ある日いきなり没落した。
会社を経営していた夫が、借金を残して失踪したのだ。
女子校時代は学院のプリンセス、タワマン住まいで、ずっと専業主婦だったのに、高校入学を控える娘・笑里とどう生活していけば!?
だが姫乃は途方に暮れている場合ではないと、得意の焼き菓子作りを活かし英国式ティールームを開こうと決意。
娘や友人たちと支え合って泣いたり笑ったり……。
香り高い紅茶ととびきりの焼き菓子が疲れた心をやさしく包み込む、温かく愛おしい物語。
【個人的な感想】
話の内容が特別面白かったかと言われれば、そうでもないが、焼き菓子やお菓子の描写が素敵で紅茶が飲みたくなった -
Posted by ブクログ
ある日突然、夫が借金を残して失踪。
名門女子校を卒業し、タワマン暮らしの優雅な専業主婦だった及川姫乃41歳は、一人娘の笑里と生活するため、試行錯誤を繰り返しながら、ついに英国式ティーハウスを開店します。
中高一貫のお嬢さま学校時代の友人たちとは今でも家族ぐるみの付き合いで、女子校時代には生徒会役員をこなし、プリンセスともてはやされた彼女たちも今では悩み多き主婦。
家庭の事情を抱えながらもお互いを支え合い、一緒に泣いたり笑ったり。
姫乃は、大好きな紅茶とマドレーヌを味方に次々と困難を解決していきます。
女同士の厚い友情物語は温かくて懐かしくて、私も姫乃たちのようにゆったりとしたお茶の時間を楽 -
Posted by ブクログ
隠れ家ビストロのオーナーシェフが、婚活アプリを通して婚活中の女性を店に招待しているのですが、薔薇が咲き乱れる広々とした庭園のある西洋風のお屋敷と、主人の名前がベーテ(野獣)、そして冒頭の一文から、これはあの有名な童話をモチーフにした物語だということがわかります。
出てくる料理がどれも凄く美味しそうで、過去を背負った人たちが登場するにもかかわらず、コミカルで楽しい内容に思わず元気と笑顔がもらえます。
こんな個性的なシェフのいるビストロに、一度足を運んでみたいな。
美味しい料理ととびきりの愛情で、自信を失くした女性たちも、きっと幸せな気分になれるはず。 -
Posted by ブクログ
佐伯冴音子と相葉遥平が登場するシリーズ的な作品群の3作目。本作品がシリーズ最終作と根拠無く思う。
前作『元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋』の後書きで第1作『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰』の続編も考えているけどどこで出したら良いか?と某社の編集者に相談したら、ガガガでしょう!と自社のレーベルでは無いのに言われてガガガで出すことになった、と書いてあるがこのセックスを想起させる内容なら『絶対女王にゃー様』と『ハムレット・シンドローム』を出したガガガであることむべなるかな。
前二作は遥平の異常性が際立っていたが本作品は兄の北斗の妹の春への破裂寸前の愛欲の前にNTR変態の遥平 -
Posted by ブクログ
これ一冊で成立する作品でありながら、本作に出た佐伯冴音子と相葉遥平が登場するシリーズ的な作品群の1作目でもある。
息苦しい状況に、最初の数ページで読むのが辛くなるが読むのが止まらなかった。
古都と弘凪が互いの想いは絶対に見せてはいけないなかでの、互いに好きな小説のタイトルを介しての想いの触れあいが切ない。陽キャにみえる遥平の矛盾した暗い心が深すぎて怖い。地味目文系美少女万歳!と言いたいけど古都はおとなしすぎ、と思ったら最後化けた。好き。
さて、シリーズはこの後2作続く。音子の遥平への憎しみがどう加速するのか楽しみ。多分いちばんの被害者であるすず穂の登場があって、究極の惨劇になることを期待したり