【感想・ネタバレ】むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わりのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月30日

書店でこの本の紹介ポップを見た時に郡山の駅前にあった某書店が話の舞台のモデルになっていると書いてあり妙に懐かしい気持ちになり迷わずに即購入してしまった。作者の野村美月さんが福島県出身と言うのもありました。
物語の主人公である高校生のむすぶ君は本の声が聴こえるという何とも羨ましい特殊能力?があり1冊の...続きを読む本の中の女の子を彼女と呼びたまに人前でも会話をしている。周りの人には独り言を言っているように思われる(笑)
そんな主人公むすぶが街で最後の1軒になってしまった。書店の最後の営業日の様子やきっかけになった悲しい出来事の真相を本の声を聴いたりしながら明らかにしていくといった興味を惹かれる内容だった。最後の営業日にお店に訪れる書店の常連客の店長との思い出など心が暖まるような内容になっていて良かった。
自分にも本の声が聴こえたら今以上にもっと物語を読むのが楽しくなるのだろうと想う。ナツさん、笑門さん、兼定さんの表紙の絵もいい感じです。簡単な感想にしたいと想います。 

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Posted by ブクログ 2022年08月16日

本の声が聞こえるむすぶと幸本書店に訪れたお客さんとの話です。
幸本書店の閉店フェアにそれぞれが思い出の本を持ち寄りポップを書いて行く。
その中で訳ありなお客さんがいて…
このラストにきっと涙します!

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Posted by ブクログ 2022年05月03日

ミステリーと言う類の本は苦手で、読むか迷いましたが、題名と表紙に惹かれて読んでみました。
とてもスラスラ読めし、続きも早く読みたいとなり、すぐに読み終わってしまいました。

町の最後の本屋さんの最後の日の話し。本を大切に思ってる笑門さんの元に居た本達は、凄く幸せだったんだなぁと。幸本書店を訪れた人に...続きを読む本を選んだり、本の話しをしたりして笑顔にした笑門さん。
幸元笑門は、本も人も幸せにしてくれる素敵な人でした。

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購入済み

2021年03月09日

閉店が決まった街で最後の本屋さんを舞台に、本の声を聴くことの出来る少年むすぶが本と人を繋いでいく物語。
本好きにはたまらなく悲しいシチュエーションで文庫より少しシリアスな雰囲気に胸が締め付けられます。
本を愛し本に愛された幸本店長。本達が口々に語る店長への想いに泣けました。
『ほろびた生き物た...続きを読むちの図鑑』に形を変えつつある本と書店の姿を重ねてしまいもの悲しくなりました。
残された希望と暖かな繋がりが芽吹いていくことを願っています。

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Posted by ブクログ 2021年01月07日

町の最後の本屋さん
その店長が不運な事故でなくなった
店は閉店することに
その前に1週間だけ本屋を開けることに
バイトの円谷水海が準備をしていると、遺言で店長に残りの本を任せると言われた男子高校生むすぶがやってきて,,,
初めて会う、しかも自分より店長との付き合いが短い彼になぜ店長は任せたのか、
...続きを読むライラする水海にむすぶは言う
自分は本と会話ができると

感動させる的な本だなぁと引いて読んでたのに、泣いたー
悲しいじゃなく、優しくて
あまりに優しくて泣いた

そして東北の震災は、当事者の方々にとってまだ終わってないんだと実感する
もう11年
まだ11年
誰かの心に寄り添う
本は必要だ

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購入済み

久しぶりに

2020年12月28日

文学少女からずっと野村先生の作品を読んでいて、久しぶりに新作が出ているのを知り、ファミ通とあわせて購入。
独特の世界観があり、引き込まれながら、一気に読めました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月25日

ある町の最後の本屋の店主が死んだ

店主を失った本屋は閉店までの間に
この本屋に思い出を持った様々な客が訪れ
思い出の本のPOPを飾っていく。

本と話すことができる少年が
その書店を訪れる人々と本の物語を
読み解いたとき
今まで見えていなかった真実を知る。

あたたかさの中に鋭利な刃物が忍ばされた...続きを読む物語。

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Posted by ブクログ 2020年08月04日

初読み作家さんでしたがとても素敵なお話でした。店主の死でお店を閉めることになった本屋さん。舞台が書店なので出てくる方は基本的に本好きばかり。思い思いに別れを惜しむ姿にグッとくるものがありました。ゾロリ懐かしい。本屋さんって、紙の本って良いなぁと改めて思いました。そして謎のキャラむすぶくん。もう1冊シ...続きを読むリーズが出ている(そちらが最初?)ようなので気になります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月08日

初めて読んだ作家さんでしたが、面白かったです!
本の声が聞こえる青年と本屋の店主の謎の関係、水海さんの思いなど、結構ぐっとくる場面が多い物語です。
作者さんが福島出身と書かれていたので、手にとってしまいました。

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Posted by ブクログ 2020年10月25日

作者の野村美月さんが育った東北の地方都市には、かつて書店がたくさんあり、特に一番にぎわっていたのは、駅の近くのアーケードにある三階建ての書店だそうです。
東北で一番。日本で一番の本屋さんなんだぞ!と心の中で自慢していたそうです。
だからその書店の閉店を知ったときは、信じられず泣いたそうです。
この幸...続きを読む本書店の物語りを書きながら、ずっと幸せしかなかった。その空間を思い出していたそうです。

この本は作者が書店と本が好きだという想いがとてもよく伝わってきます。

幸本書店の三代目の店長の笑門さんが仕事中に亡くなるというショッキングな出来事からこの物語は始まりますが、最後は亡くなった笑門さんが、心から本と皆を愛していたことが改めてよくわかります。


以下ネタバレなのでお気を付けください。

一冊の図鑑で人生を変えた道二郎さん。
長い年月を経て本によって結ばれた彬夫さんと瑛子さん。
古い『かもめ』と新しい『かもめ』の二冊の本を胸に凛然と進む女優のアスカさん。
笑門さんが選んでくれた『ゾロリシリーズ』を今も買い続けている中学生の広空くんと颯太くん。
『緋文字』のディムズデール牧師に自分の罪を重ねて苦しんでいた作家の田母神さん。
笑門さんにアランの『幸福論』を処方してもらったアルバイトの水海さん。
そして、笑門さんに、本たちをまかされた、本のことばがわかる高校生の榎木むすぶ。

そして笑門さんのたおやかな笑顔。

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Posted by ブクログ 2020年07月17日

本の声が聞こえるむすぶ君が閉店間際の書店にあらわれて書店ゆかりの人々と本の絆を示すお話。
なんというかむすぶが人々の真実の想いを語る様は、文学少女の遠子さんが事件の真実を語る姿を彷彿とさせて懐かしかった。
でも本という証人の声を聞くことが出来るむすぶは探偵としては強力だな。

そして客観的に見れば辛...続きを読むい人生を送ってきたと言える笑門さんの優しさに泣きたくなった。
本屋さんがなくなると言う事は悲しい出来事だけど、その最期がこんな笑顔に包まれていたのなら、それは幸せなのだろう。
そんな一冊。

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Posted by ブクログ 2020年07月06日

幸本書店。本も人も幸せな本屋さんでした。本を愛する人たちに是非紙の本で読んでほしい1冊。先にこっちを読んだので、疑っていたけども、本の声が聞こえる男の子むすぶの力は本物らしい。

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