野村美月のレビュー一覧

  • “藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10)

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    最終巻、とても感動した。
    ヒカルの秘密もそうだが、周囲の女性の成長振りがとてもいい作品だった。
    それに、帆夏エンドになって本当に良かった。(琴吹さんのようにならなくてホットした)

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    2014年05月11日
  • “六条” ヒカルが地球にいたころ……(9)

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    ネタバレ

    予定調和通りの展開、まさかの朝ちゃん告白!そしてみんなの朝ちゃん押し、まるで2ちゃんねるか(笑) あーあ、夕雨、一条に完全にだまされちゃってるよ。ぱーぷるも釣られたちゃったよ。文学少女と同じ、最後まとまる直前で本命を振って、噛ませ犬に走る。で最後、本命にもどってくる、うん、うん、予定調和。そっか、全部演技だったんだ。そうだよなぁ、葵と朝ちゃんが公衆の面前で取っ組み合いするわけないよなぁ。ぱーぷるがひいなを突き落とすはずもないし。さすが、朝ちゃん、全部すっかりお見通し!そしてまさかまさかの一朱まで、ハーレム入りで大円談…でもこれじゃ、9巻で終わっちゃうじゃん…えぇ、まさかまさかのどんでん返し。え

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    2013年12月29日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    文学少女完結のお話。
    遠子が編集者として登場し主人公を振り回す。
    素晴らしかったのは心葉の存在を匂わせておきながら最後まで登場させなかったこと。
    主人公と出会ったらどうなるのだろう。遠子とのやり取りを見て主人公はどう思うのだろう。
    と、想像が膨らむ所だが、旧主人公は出さない方が話が上手く纏まるのでこの展開で正解だと思う。
    最後数ページで菜乃を登場させたのはドキっとした。こういうのは嬉しくなる。

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    2013年11月27日
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊4巻

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    幽霊完結巻かつ文学少女コミカライズ最終巻。蛍の一撃は、いろんな意味で彼の心を貫いた。別の物語であればよかったのに、とも願ってしまう。ラストはだいぶ端折ったけど、文学少女のラストだった。新×の母の予言、当たりましたか。

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    2013年11月22日
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件4

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    ネタバレ

    新キャラ、ミンティア姫。ネタは陳腐だが、それ自体をお約束として萌え萌えストーリーを楽しめました。やっぱり美月たん上手です。バレバレの本編より、番外編が面白すぎ。本編の聖羅放置プレイが、番外編のための伏線にすら感じました。現代日本とのパラレルワールドであることは本格的にネタバレされましたが、こちらはどうまとめるんでしょう。つーか、社長何者だ?異世界と往復でき、記憶もいじれる(゚o゚;)

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    2013年10月05日
  • “花散里” ヒカルが地球にいたころ……(8)

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    ネタバレ

    最後の二人同時告白、ラブコメ展開ですね。これで、帆夏の勝ちは決まりで、出来レースと思いますが、夕霧が帰ってくる、しかも一朱が絡んでいる!物語りの展開は読めない部分も多いですね。こるりと紫織子の伏線が弱すぎます。あとでなんかに使うのかな?おまけの朝ちゃんの心の声は萌えます。

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    2013年09月16日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    夕雨が引きこもるきっかけとなった事件を解き明かす場面は、“文学少女"さながらで流石に鮮やかでした。「大好きだけど、別れを選ぶ」という展開は、自分は大好物だと自覚すると共に、それってどうなんだろう、と自問自答。

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    2013年08月27日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    野村さんの源氏物語第2弾。
    こんどのヒロインは、ちょっと引きこもりぎみの夕顔もとい、夕雨ちゃん。なにこのか弱くて守ってあげたくなる系、小動物な美少女は!!

    外の世界に連れ出すことが夕雨の幸せなのか、このまま優しい世界で暮らすのが幸せなのか。今回は、ヒカルのためっていうより夕雨のために、悩んで、考えて、走り回る是光がカッコよかったな。

    傘をなくして外に出れなかった夕雨が、外へと踏み出すシーンは、とても綺麗で凄くよかった。
    「夕雨に、会いたいんだ・・・・・・」っていう是光の言葉が、とても印象的で響いた。

    しかし魅力的な子ばかりで、最終的にどうなるんだろう。
    個人的には式部さんを応援したいけど

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    2013年08月12日
  • “文学少女”と恋する挿話集3

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    ちぃちゃん、大人になりましたね!
    まさか先生になってるとは思いませんでした!
    流君もすっかり優しく頼もしい男の人になってて、なんだか自分のことのように誇らしくなりました。
    この流君なら、ちぃちゃんを幸せにしてくれるはず!

    後は、
    ・ななせちゃをの親友の夕歌ちゃんと毬谷先生の出会い
    (傷ついた紳士(テノール)と穢れなき歌姫(ソプラノ))
    ・その後毬谷先生と同じくオペラ歌手を目指す晴音ちゃんの話
    (卵の歌姫(デイーヴァ)彷徨える天使(エンジェル))
    が好き。
    健気に頑張る晴音ちゃんが可愛い!

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    2013年08月05日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    ネタバレ

    今回の題材は夏目漱石の「こころ」
    大好きな作品なので、物語も理解しやすかったです。
    自分のエゴな行いに、生涯、悩み苦しんだ先生。
    悪人でも特殊な出生でもなんでもない、ごく普通の「先生」の悩みだから誰でも共感出来るのだろう、という言葉になるほどと思いました。
    でめ、どれだけ報われないようなことが登場人物たちに起こっても、そこから希望を見いだせるラストに繋げる野村先生は、本当にすごいなぁと思います。

    もう1つ題材はチェーホフの「櫻の園」
    心葉の卒業でした。
    菜乃ちゃん、本当成長しましたね!
    姫の言う通り、明るくて優しくて度量の広いいい女になるよー!

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    2013年08月04日
  • “文学少女”見習いの、傷心。

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    ネタバレ

    この見習いシリーズの主人公、菜乃ちゃんは巻を追うごとにますます魅力的になっていきますね!
    真っ直ぐで一生懸命で明るくて、もうすごく可愛い!


    今回は「フランケンシュタイン」の怪物がテーマ。

    皆誰しも心の中に怪物が潜んでおり、それまで善良だった人がある日いきなり怪物になってしまうこともある。
    それを逃げ続けていても、怪物はいつまでも追ってくる。
    自分が自分の意思で怪物と向き合わなければいけないのだと。
    そして愛する人の中に怪物のような異質なものがあったとき、こんなのはあの人じゃないと切り捨てるのはとても残酷なことだと、教えてくれました。
    どんなにそれが恐ろしいものでも、丸ごとその人を受けとめ

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    2013年08月03日
  • “文学少女”見習いの、初戀。

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    ネタバレ

    久しぶりの文学少女シリーズ!
    やっぱりいいなぁ!
    古典文学や名作と呼ばれた本をよみたくなりますね!

    今回は近松門左衛門の「曽根崎心中」がテーマになっています。
    愛し合った二人は優しくない現実にも負けたけど、自分の心にも負けたんです!
    という菜乃ちゃんの言葉に胸を撃たれました。
    生きていたらきっとまた幸せになれるかもしれないから!
    私はハッピーエンドを信じます!
    って明るく前向きに語った菜乃ちゃん。

    この作品は読み終わった後、優しい気持ちになれて、明日への希望に満ちていく明るい気分にしてくれる所がお気に入りです。

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    2013年08月02日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    一体何がどうしてそうなったのか。
    謎な友人の行動を解き明かすため、行動し始めた少女。
    そして、先輩の卒業。

    友人のために何かをする事。
    必死になって考える事。
    そんな事をした経験はありますか? と聞かれたら
    ない、と答えられます。
    こうなった時、どう動くかも想像できません。
    ただ、妙だな、くらいは思うかも知れません。

    相手に向けるものが何なのか、一体どういうものなのか。
    これだけなら『青春』のカテゴリーではありますが…。

    自分の心に向き合う事、拒絶せずに受け止める事。
    それができれば、かなり視野が広げられます。
    そしてまた、目指す大人に近づく事ができます。
    そんな経験をしてみたいものです

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    2013年04月04日
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件3

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    ネタバレ

    野村美月さん、楽しそうですね。次から次へとこれでもか、これでもかと萌え要素連発! アニスから告白連発され、挙げ句の果てに寝落ちされたシャール、かわいそうすぎます。健康な男子は耐えれないんじゃないかと… 
    体裁は超ライトですが、それでも聖羅の早熟故の孤独、シャールの劣等感など、背景にあるキャラクターはちゃんと深く書けています。一方、物語の謎は深まるばかり。グリンダの目的は?シャールが派遣されたのは本当に偶然、それともやっぱり何かの策略?そして王妃は日本の元バラドルなことはわかってますが、どーやってエーレンに来たの?日本との関係は?
    それにしても竜樹とギルマー、カワイそすぎ。女性作家はやっぱり残酷

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    2013年03月31日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    朝ちゃんの覚悟がカッコいい!!
    子供時代の朝ちゃんと今の朝ちゃんのギャップが良かった。
    今後の展開にかなり期待。

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    2013年03月29日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    ネタバレ

    朝ちゃん回です。

    朝ちゃんついにデレます。

    是光モテすぎ。

    この巻で折り返しだそうです。

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    2013年02月04日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    ううむ、この巻は特に面白かった。ようやくヒカルの秘め事が明らかになり始め、前半の締めとなった感。確執のあった朝衣と和解?し準備万端と言ったところか。
    最後の頭条さんおもしろかったな。

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    2013年01月24日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    待望の朝ちゃん回。まさに女王というか女帝な彼女をいかに攻略するかですが、彼女の小学生時代は黒歴史の塊のようで・・・
    ツチノコパークを作りたいとか朝ちゃん可愛すぎワロタw

    単に朝衣だけでなくもう一人の朝顔姫も一緒に救ってしまう是光マジイケメン。
    またハーレムキングに一歩近づいたな!

    そして今回級長が是光ハーレム参戦し、ますます式部さんが追い詰められてますが・・・頑張れ式部!
    あとしーこの式部に対するジト目が最高でした。竹岡美穂さんGJ

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    2013年01月14日
  • “文学少女”見習いの、傷心。

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    ネタバレ

     心を抉るような愛憎。「見習い」である菜乃のキャラクターが物語をふんわり持ち上げてくれるけれど、やっぱり読んでいて、こんなに愛しくてこんなに切ない本は他にない。

     「傷心」はシュトルムの『みずうみ』に準えたストーリー。心葉に「大嫌いだ」と言われた菜乃が、それでも文学少女を目指しながら、心葉が好きでたまらない気持ちが溢れて。『みずうみ』のラインハルトとエリザベートは、結ばれない。ラインハルトはエリザベートに心を寄せたまま、結婚したエリザベートが幸せになることを遠くで祈る。エリザベートは彼を心の中では愛しながら、追わない。菜乃なら…本当に、追いかけていた?心葉の幸せを、誰よりも祈っているのに。

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    2013年01月06日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    ネタバレ

    待ちに待った朝ちゃん回!シリーズ読者はみんなわかっていたことですが、朝ちゃんがヒカルへの恋心を押さえることで、二人の"大切"な関係が維持されてた。そして期待に違わず、朝ちゃんが是光の前で素の自分をさらけ出し、涙する、美しい光景で終わりました。お約束のツンデレ展開じゃ終わらず、もう一人の朝顔姫を登場させたことで、それが軸となって物語りが進み、予定調和の土壇場でのヒーロー登場、でも書いた字は私の想像を超えたものでした。「約束」は読めてましたが「途上」でもう一人の朝顔姫まで救ってしまう、すばらしい展開でした。拍手!

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    2012年12月31日