野村美月のレビュー一覧

  • “文学少女”見習いの、卒業。
    三人とも、それぞれのことを大切に思い合っていたのに、裏切られた“私”の最後がとても悲しかった。 私は“私”にも幸せになって欲しかった。三人で笑いあえる日々を実現して欲しかった。 深々とした寂しさを残した“寂寞” “卒業”では、菜乃と心葉の別れのシーンがとても美しかったです。 ななせと夕歌のメールのや...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、傷心。
    誰もがきっと、心の中に怪物を飼っている。改めてそう認識しました。

    劇のラストの菜乃のアドリブが、希望に溢れていてとても素敵でした。
    たとえ相手が理解出来ない怪物であっても、理解しようと追いかける、そんな彼女はとても強くて羨ましいです。
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】
    密かに高見沢さんが好きなので、彼の出番が通常より多くて嬉しかったです。 泉鏡花をモチーフにしているだけあり「鏡花水月」という言葉がぴったりな作品でした。
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    大好きだから。
    大好きだからこそ、前を向いて歩いていく。

    そんな夕雨と、それを精一杯応援する是光。
    この二人の想いに心打たれました。

    次会うときは笑い上戸に

    いいお話でした。
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    シリーズ2巻目です。
    今回は怨霊とかあるのでちょっぴりホラーというかミステリーや推理要素もありつつ話は進んでいきます。

    ところで思ったんですが、だんだんぼっちではなくなりそうな予感がしてきた是光ではありますが、ヒカルの二の舞というか第二のヒカルになりそうで怖くなってきました。
    だって、まぁしょうが...続きを読む
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)
    ”文学少女”で知られる野村美月さんの新シリーズ。

    若くして死んでしまった学園の皇子ヒカル
    そして強面の所為でヤンキーだと思われ、ぼっちな是光。
    葬儀から帰ってみれば幽霊が憑いてきた!!
    それはヒカルの幽霊で・・・ってな感じで始まる物語です。

    源氏物語がベースというかなんというか
    ってことでヒカル...続きを読む
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    今回のヒロインは両親の離婚や嫉妬によるイジメなどが原因で引きこもりになってしまった内気で儚げな感じのある少女「夕雨」
    そんな彼女を放っておく事ができず、外の世界へ導くべく不器用だけど一生懸命な是光の姿が今回はとても印象に残った。(その分、ヒカルの影が今回は薄かったかもしれない)夕雨や前作のヒロインで...続きを読む
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    待ちに待った2巻。今回は引きこもり系美少女・夕雨のお話。

    今回もヒカルの約束を果たすため是光が奮闘。しかしヒカルは内容を教えてくれないばかりか全然ヒントもくれないくて・・・是光の不器用だけど突っ込んでいく姿に今回も感動させてくれる。
    最初は是光に対し怖がっていた夕雨も次第に打ち解けて、最後の雨の中...続きを読む
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    ヒカルの死の謎が深まった二巻。
    夕顔のように儚い少女、夕雨が部屋に引きこもってしまう気持ちに共感してしまいました。
    そんな夕雨をなんとかしようとする是光が本当に一生懸命で、かわいかった。
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    夕顔は源氏物語の中ですごく好きなので、夕顔のはかなげなイメージが壊されず綺麗に書かれていたことが嬉しかったです。次は若紫!楽しみです!
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    やっぱり一番好きなラノベ作家だと改めて感じた。心理情景描写が秀逸すぎる。夕雨が是光になびくとこなど気持ちの変化早いなとか思ってましたが、成程そういうこかと最後で納得。ラストの雨中の花達の中を進みながらヒカルとの思い出や是光への思いが思考を巡り、溢れんばかりになる夕雨の描写には感動し涙腺決壊。雨と花々...続きを読む
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊1巻
    ななせ可愛いよななせ。


    おっとつい本音が。


    ではレビューを。原作読んでるときはなんとか自分で数字をといてやろー、と思ってましたが間に合いませんでしたねー。


    天野美月本人が言うとうり幽霊が一番解りにくかったですね、心情とか構成とかが。でも蛍の最期には感動しました。イラストも素晴らしい出来で...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、卒業。
    刊行当初に購入して、それから積ん読していたわけだけれど、この本を読まずにおいて置いたことにすごく勿体無いと感じると共にすごく贅沢なことをしたようにも思う。

    個人的には本編文学少女を超えた。
    菜乃のがんばりやで友達思いな性格が存分に発揮された3巻でした。

    菜乃が瞳を引き止め、そして送り出すシーンは...続きを読む
  • “文学少女”と恋する挿話集3
    今回もよかったなと思います^^

    牛園先輩は今回も熱い物語になるのかなぁって思っていたのですが、
    意外と爽やか、といいますか、夜風が心地よい空気でした。

    次に遠子先輩と紗代ちゃんの話。
    93~95ページが大好きで大好きで、もう何度も読み返しました!
    でも同時に胸が苦しくなりました。
    遠子せんぱい・...続きを読む
  • “文学少女”と恋する挿話集4
    ひとつめの話で、菜乃の印象がすごく変わりました。
    言葉で表現しにくいのですが、なんだか菜乃が『大きな』人に思えました。
    菜乃いいですね!
    菜乃の“想像”でいろいろ納得させられると同時に、つらく悲しかったです。
    この話を読んだ後は、ページをめくることができませんでした。

    そして心葉の妹ちゃんのお話。...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、卒業。
    この本を読む前、前の刊の終わりから一体どう物語を繋げてくるのか予想できなかったです。
    だからなのか、読み終えたときは、とっても清々しい気持ちになりました。

    それから、瞳ちゃんと心葉を邪魔するななせと菜乃がとてもかわいかったです^^
    思わずくすりと笑ってしまいました。
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者
    快斗の突っ走る姿がおもしろかったです^^
    私にとってはスルメな本でした。

    遠子と出会って変わっていく登場人物たちの姿がすごく好きです。
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者
    イラッとするところもあったけど全体的に明るくて、編集者な遠子先輩もいい。まさかの司書さんも嬉しかった。
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者
    ほんとに野村さんの文章はテンポがいいというかノリがいいというか、こう、ああ楽しんで書いてるんだなって感じられる文章ですごく好きです。
    なんか読んでてとても楽しくなるんですよね、なんでかな(笑)
    卒業後の透子先輩と心葉の様子をもっと知りたいと思っていたけれど、こういうのもいいなって思えました。
    いい感...続きを読む
  • “文学少女”と恋する挿話集1
    昔、私は鳥だった。物語を食べちゃうくらい深く愛する文学少女、天野遠子と彼女を取り巻く人々の恋する挿話集第一弾!
     
    神に臨む作家の最後で作者の野村美月さんが言っていた「登場人物の中で一番病んでいるのは流人くんな気がします」って書いてましたが、それがわかるような話でした。流人くん見た目かっこいいからす...続きを読む