野村美月のレビュー一覧

  • “文学少女”と繋がれた愚者【フール】
    武者小路実篤の『友情』をモチーフとした作品。
    今まで読んだ三作品の中では一番のお気に入り。

    心葉のクラスメイトの芥川一詩くんと、その彼女だという更科さんの恋物語。

    いつもは冷静で大人な芥川くんの不安定な危うさ。
    ツンデレのデレが少ない琴吹さんの可愛さ。
    千愛ちゃんの冷淡さ。

    が、際立つお話でし...続きを読む
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)
    全10巻完結。
    女の子苦手男子が、モテまくる話。しーこ可愛い。

    源氏物語を知るともっと楽しめる。

    強い言葉、強い思いも、ともすれば人の足かせにもなってしまう。本当の対等に付き合うのは、守るだけではなく守られること、そんな事を"六条"を読んで感じました。
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)
    『文学少女』は面白がりどころがよくわからなく
    同じレーベル先達文学賞受賞者作品と同じくへんにミステリなのがなんであったが
    こういう作品だとなるほどわかりやすい
    伝統正当のらいとのべらないず(=登場人物の個性付けが極端な「キャラクタ小説」化)された少女小説
    現代現在を舞台にほどよく浮かせてこういう話を...続きを読む
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件
    語源からの意味あいでなく
    そう呼ばれる作品がよくもつ雰囲気としての
    メルヘンな感じの少女小説
    というか少女向け小説すなわち少女向けライトノベル
    が少女向けライトノベルでは「姫もの」としてしか通用しないので
    (少年向けはバトルがないと通用しないのと同じだが)
    色の気の味付けまわりの変奏がなかなか大変で...続きを読む
  • 楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち
    今まで出ていた楽園シリーズの中で一番ファンタジーらしかった一冊だと思う。カテリナ王妃が7番目じゃなかったことが意外。面白かった。
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女
    1巻読み切り。
    純愛ライトノベルの名品。
    二人の世界がとても辛くて、でも、互いに相手の幸せを祈っている描写が好きです。お薦めライトノベル。
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊【ゴースト】
    【あらすじ】
    文芸部部長・天野遠子。物語を食べちゃうくらい愛しているこの自称“文学少女”に、後輩の井上心葉は振り回されっぱなしの毎日を送っている。そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」という文字や、謎の数字を書き連ねた紙片が投げ込まれる。文芸部への挑戦だわ!と、心葉を巻き込み調...続きを読む
  • “文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】
    【あらすじ】
    天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなあ...続きを読む
  • 楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち
    カテリナのヒロイン力が発揮されていてとても良かった。

    7番目を手に入れられないとはこういうことか。

    結末は違ってもハッピーエンドなら問題ない。

    話がきれいにまとまっていて楽しめた。

    4番目、5番目は1巻分使って書いて欲しかったなと。
  • 楽園への清く正しき道程 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド
    ミーネがとてもかわいく書かれていてとても良かった。

    1番目が手に入ったという表現があったので、7番目が手に入らないというのは7人目が手に入らないということなのだろうか。

    それとも別の何かを指すのだろうか。
  • “文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】
    久しぶりに再読したのですが、まさかの一度目を登録していませんでした。びっくり。何となく文学少女シリーズの表紙を眺めていたら、好きな作品なのに内容が思い出せず手に取りました。話中、様々な作家さんや作品の名前が出てきてわくわくします。遠子先輩の個性的な性格にくすりとくる場面が多いですが、今作は太宰の人間...続きを読む
  • “文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】 下
    最終巻か、と寂しくなりながら読み始めました。しかし、読み終えるとすごくスッキリした気分。最後まで期待を裏切りませんでした。流人君は神に臨む作家上でかなり性格が黒く描かれていたけれど、心はもろくて不安定だった。それはともかく、ハッピーエンドで終わって良かったです。
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる ~Long Long Engage
    ファミ通の方では残念ながら打ち切りになった物語の後日談……というか描かれるはずだったエピソードを詩也の娘ミナ目線で綴ったシリーズ最終巻。
    うん、読んでよかった。
    すっきりした。

    野村さんらしく、実に切なく苦しく、それでいて愛おしい物語だよなあ。
    詩也に永遠に生きることの目的を教えてくれたアリスちゃ...続きを読む
  • “文学少女”と繋がれた愚者【フール】
    文学少女シリーズ3冊目。シリーズの中で一番好きなこの作品。武者小路実篤の「友情」が主軸となり物語は進んでいく。
    今回のメインは芥川くん。今まであまりスポットの当たらなかった彼が、今後のストーリーで重要になるのだろうと思わされる話だった。
    とりあえず琴吹さんがどんどんどんどん可愛く思えてくる……
  • 晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子
    前回から引き続き読んでいます。
    有海さんの正体もそうなのですが、晴追町のこともだんだん明らかになってくる、そんな物語だと思いました。表紙も相変わらず素晴らしいです。
  • 晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子
    全巻からの登場キャラクターをふまえつつ、
    4つのストーリーがオムニバス形式で
    進んでいく話だった。
    それぞれの話はミステリー風でもあり、落ちがわかると
    全体が違った雰囲気で読める、っていうのが
    面白いと思う。
    あと、有海さんがどうなったか、というのは
    このシリーズ全体を通しての最大のミステリーに
    ...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、卒業。
    文学少女見習い。最終巻。報われないことが決まっている恋について、どう決着をつけるのか。そして前巻の「傷心」のラストは?と、面白くないわけがない内容で、その期待どおり、すっごく面白い話だった。「文学少女」で太宰治から始まり、「見習い」で夏目漱石で締めくくられる流れも素敵。読んで良かった。
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)
    シリーズ4巻目はある意味一つのハイライト回。

    前巻では結局自分の気持ちしか考えられず、そうじゃないだろうと突っ込むしかなかった詩也。
    今巻では綾音の気持ちもちゃんと考えることが出来るように成長したのが嬉しいかぎり。

    今回も演じる劇の展開と二人の関係が実によく重なって、さすが作者と感心した。
    暗闇...続きを読む
  • 下読み男子と投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。
    文章を書くってことを通じて、いろんなことが広がっていく
    ところが面白かった。
    この小説は、2重構造になっていて、その両方が
    うまく絡んでいって、最後に結びつくのがいいんだろうなぁ、
    と思ったりする。
    こういうのを読んでいると、小説を書く人っていいなぁ、
    と思ったりしてしまう。
    あと、登場人物、青いな...続きを読む
  • SとSの不埒な同盟
    ふとした事がきっかけで陸上部を退部し、美術部【鑑賞部】に所属する事になった主人公と、ふとした事がきっかけで鑑賞部に入部する事になったヒロイン。
    最初は鑑賞を楽しんでいたが失恋などをきっかけに鑑賞だけでなく、策を弄じて鑑賞対象を落としにかかるようになる。
    というのが、今作のあらすじだが主人公とメイ...続きを読む