野村美月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
見習いシリーズでは2作目。2部構成のメインストーリーと千愛がメインの短篇が1篇。
相変わらず人間の暗い面を主軸にしたストーリーテリングは素晴らしく、目を離せない緊張感の中で飽きること無くグイグイと引き込まれるように読んでしまった。大変満足。
前作ではヒロインの菜乃は登場人物のなかでは唯一暗い面を知らない幸せなキャラクタであり、自分勝手でどうにも好きになれなかったが、今作では自分を崩すことなく立派に成長しとても魅力的なキャラクタになりました。遠子がいなくても立派に“文学少女”シリーズです。
次回作「“文学少女”見習いの、卒業。」でシリーズ完結の様ですが、菜乃や心葉のだす答えがとても楽しみ。 -
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Posted by ブクログ
通常版にて本編の感想。
コラボ表紙もいいけど、こっちのが表紙も好きかも…色合いも凄く綺麗。
うん、やっぱり、菜乃ちゃんはいい!
この子は好き嫌い分かれるでしょうね、千愛ちゃんが嫉妬したように
真っ白で綺麗。
でもそんな彼女だからこそかけられる言葉もある。
綺麗事だと鼻で笑われても、「ウザイ」と言われても、
それで諦めてしまっては開かない扉もある。
その扉を開くことを諦めない菜乃ちゃんは、真っ白だからという
だけでなく、彼女のポジティブな性格によるものだということに
彼女に触れるうち皆気が付いていくのが心地よい。
何だかんだで登場人物全員が彼女に根負けしてるのがいいです(笑)。
ただ、今回 -
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Posted by ブクログ
帰省中、面白さに一気に読破。
それより何より「恋する挿話集1」より先に読んでしまいましたが(殴)
文学少女シリーズ、新シリーズです。
外伝とも言えるのでしょうが、この作品の主役は井上心葉かもしれない、
そんな気もした新しい物語。
今回の語り手は新キャラの「日坂菜乃」ちゃん。
彼女の目を通して、「心葉先輩」になった心葉君、彼をめぐる人々、
そして今回のキーキャラクター(あえてゲストキャラとは書くまい)が
語られます。
菜乃ちゃんは本編でのななせちゃんに近い立ち位置かもしれないです。
(誰もが「遠子先輩」と重ねそうな中、異質かもしれないですが)
本編では泥にまみれたキャラクターが多かった中、
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Posted by ブクログ
面白くて元気になる小説なもので、凹んだ時や旅の友にいつもなっています
文学少女。
特に今回かなり凹んでいた時期だったので、森ちゃんの明るさ&
何気にかなりカッコイイ反町君にはスカっとしましたねー。
私はななせちゃんのツンデレを萌えるより「もったいない」と思ってしまう
人間なので、(乙女時代にトキメキがあまりなくて…)
結構反町君の視点には感情移入できました。
正直初期のななせたんは、彼女の独白部分を見ても「結構自己中かも」
とさえ感じたので、後半心葉君と距離が縮まったのは、
彼女が素直に心葉君を思いやっていたからかもしれないです。
そんなななせたんには、素直に他人を思いやれる(おせっかいともい -
Posted by ブクログ
遠子先輩は久しぶりで、実に楽しかった!
短編集は本編のビターな部分は控えめで、甘さとお笑いの詰まった1冊でした。
本編でビター要員だった流人君や美羽ちゃんまで癒し要員に。
珍しく「負け?」な麻貴先輩も見ごたえあり(大笑)。
が、短編集と言ってもこの本、本編シリーズを読んでいないと大変すぎる
ネタバレ満載、もしくは読破していないとニヤリとできない描写満載です。
特に最後の「スノーグース」は画集の短編の対ともいえるお話。
画集の短編を読んでいると倍泣けるお話でした。
が、今回足りないキャラが2人。
ななせたんと千愛ちゃん。
おそらくというかななせたんは確実に今月末に出る「挿話集2」に出る模様。 -
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Posted by ブクログ
遂に「文学少女」シリーズの外伝が発売!!
主人公の一人だった遠子先輩が卒業した後のストーリーという事で物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが心配無用!
あの心葉くんが、作中ですら「ヘタレ」と書かれているもう一人の主人公があの最終巻での別れからどう変わったかが伺えるので、前作のファンも楽しめます。また、この外伝作品から読んだ人は本編が読みたくなること間違いなしの作品です。
更に文学少女「見習い」も現れる訳ですが、今までの登場キャラクターが翳のある人物ばかりだったのとはうって変わってとても楽天的な女の子で、とても新鮮でした。
物語は今までと同じく文学作品のあらすじを散りばめたミステリー仕立 -
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