野村美月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
屋根裏風のティールーム「エミリー」の雇われ店長来栖姫乃は、奏園女子学院の生徒たちに大人気で、彼女たちは店で出す美味しいお菓子を楽しみながら、悩み事も聞いてもらえるのです。
だけど娘の笑里は、母親を取られたみたいでちょっと不満そう…。
親子二代で奏女出身という人も多くて、憧れの先輩を崇拝するという女子校文化は今も続いているらしく、物語にはいつも賑やかな雰囲気が漂っています。
美味しそうな英国菓子が次から次へと出てきて、もう舌がとろけそう。
夫婦や親子の心を結ぶ、姫乃さんの作るお菓子は最高です。
「小公女」をモチーフにした物語は、すらすらととても楽しく読めます。
今回は巻頭にキャラクター紹介が載せられていたけれど、家族や友人など身近な人への愛情がいっぱいつまった物語はまだまだ続くのかな…。 -
Posted by ブクログ
シングルマザーの姫乃は、屋根裏ティールーム「エミリー」の雇われ店長をしている。
そんな彼女の下には、彼女と仲のいい人々や奏園女子学院の生徒やいろんな人が訪れる。姫乃はどこか浮世離れしていてのんびりふんわりしているオーラを醸し出しているが、様々な問題に対してその穏やかさが生かされ、いい方向に向かっていく。
2作目の本作も過去のことだったり、今の学院の生徒だったりいろんなひとが出てくるが、それぞれキャラがしっかりしていて、そことマッチする姫乃さんの柔らかさと紅茶や洋菓子のおいしそうな雰囲気がとてもよかった。
続編も購入してあるのでとても楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「紅茶とマドレーヌ」シリーズが面白かったので読んでみた。最初はよくある「行き詰まっていたり生きにくい人がお料理やレストランで癒される話」みたいなやつかと思ったが、さにあらず。
婚活アプリに登録した女子が、隠れ家レストランのオーナーからメッセージをもらい植物園の中のお屋敷に行ってみると、料理を振る舞ったのは「美女と野獣」の野獣。ベルは父親の様子を見に行くと言ったまま帰って来ず、何百年もひとりぼっち。野獣から王子の姿に戻るために結婚してる人を探しているという。
会社をクビになった上に10年付き合った恋人が自分の後輩と結婚することになったコマチ、美容家として成功を収めるも離婚のトラウマが癒えていない雅、ギャンブル狂いの両親から逃げて働くも、学歴もなく正社員でもない可憐ー。
なんて話を読むと、癒し系話ね?と思ってしまうが、後半は思わぬ方向へ。
ビストロでホール係を務める小学生のすずちゃんは、あることから野獣と心が行き違ってしまう。
度々ビストロを訪れるうちに意気投合したコマチ、雅、可憐の連携により、運動会の日は野獣心尽くしのお弁当を食べることができ、孤立していたクラスでも一目置かれるようになる。
しかし、ネグレクト状態のすずの母は実は王子を野獣に変えた元魔女で…?!
すずが××の××××××なら、そっち方向のエンディングかと思ったのだが。
すずの母が再び現れたり、大人になった(といっても16歳くらいだと思うけど)すずとの話がまだ続くのかな???