野村美月のレビュー一覧
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とにかく聖羅の気持ちが切なくて哀しくて苦しくて愛おしい回。もう泣いちゃうよお。
最終巻のひとつ前、シリーズ的には伏線の回収回でもある。
とは言え、前半のタイムトラベル歴史修整エピソードはけっこう唐突で、前巻読んでから時間が経っていたこともあって、うまく物語に入ることが難しかった。
ドレスな僕的にもここら辺ちょっと異質だよなあ。
まあ、そのおかげで王妃様の社長さんの件も含め(笑)いろんな伏線を一気に回収できたわけだけど。
もっとも、さらにもう一つ重要な伏線を落としていったけどね。
タイムトラベルから戻ってきてからは、いつものドレ僕。
ただ、小っちゃな聖羅の心情がこれでもかと胸に迫ってきて、こっちも涙ぐんできた。
でも、明るい未来が待ていると思えば、それもまた楽しいよね。
きっと彼女は今よりももっとステキな女の子になるのだ。
その時を待っている。
きっと次巻ではそんな場面が見られるはず。
それまでの別れだ。
ちょっと気になるのはグリンダの方。
シャールと一緒にいるために世界まで変えようとした彼女の気持ちはあれで納得できたんだろうか?
たとえ一緒にいなくてもシャールとの絆はいつも繋がっていることを信じられたのならいいのだけど。
ラスト一巻。
ステキな結末にたどり着けますように。 -
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ネタバレ事件の黒幕が真性のロリコンとか衝撃的な事件だった
あの心優しく既に想い人のいるルドヴィークにどうやってハーレムを形成させていくのかと思ったら、どうやら「家族」ってのがキーワードになってくるのか。だからこそ1番目から6番目は手に入るけど、7番目は手に入らないということに繋がってくるのかな?
ミーネは結局ルドヴィークの寵姫になることを受け入れたものの、あの初夜は酷い(笑)。歴史上では正室より先に側室が身籠ってしまうなんてよくある話のような気がするけど、弱小国の場合はそれが許されないのか。今後はヤキモキする展開が増えそうだなぁ(笑)
エヴァーリンの結婚騒動はどうなっていくんだろう?彼女はテレーゼと同じくストーリーにはあまり関わらないコメディ担当かと思っていたんだけど……。今回の話で公爵系の令嬢と幼馴染みであるという情報が出たけど、実は結構いいトコの出だったりするんだろうか?それをルドヴィークとフロリンが阻止して寵姫に加えるという流れかな?
テンプレ通りルドヴィークへの思いをつのらせていくカテリナは今後どうなっていくのか、楽しみ。 -
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主人公のルドヴィークがメンタルイケメンだったおかげで苦もなくするすると読めた
何でタイトルに「0番目」と付いているのか謎だったんだけど、これからルドヴィークとカテリナが始めようとしていることのプロローグとなる巻だったからか。普通の作品であれば第1~2章くらいでやってしまいそうなことを1巻掛けて描いたということですね
内容としては互いの恋を応援しようぜ!とか言っていたらいつの間にか互いを意識するようになっていたって言うパターンの作品かな?ただ他作品に比べて斬新だったのは二人の関係が友人などではなく夫婦になったばかりの間柄だということか
本当に内容はプロローグらしくそれ程大きな展開はないのだけれど、次巻以降はそれなりの展開が有るのだろうか?作者後書きによると「みんなが幸せになるハーレム」を目指すということだから最終的にルドヴィークとカテリナの関係性、これから登場するヒロインたちがどうなるのか楽しみ。 -
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やっぱりこうなると思ってたんだよ。
窓子先輩との恋人関係はまあ最初から終わりが見えていた。
それでも楽しいひと時を過ごせたのなら先輩にとっても良かったのかもしれない。
でも、やっぱり不安になったり、本心を隠したりしないといけない恋愛は続かないよね。
そういう意味で、大輝とルチアの関係はあまりにもしっくりする。
これでカップルになれないとしたら誰がなれるんだろう。
たとえ2人が互いの妄想では萌えないとしても。
結局、2人は不埒な妄想以外のところで互いにドキドキすることが出来たことで恋人になれたのだろう。
いや全くめんどくさいヤツらだなあ(笑)
そんでもって将来のふたりの恋愛を想像するともうえらい事になりそうだ(爆)
それにしてもふたりの不埒な妄想がなんとも鬼畜でエロくて唆るよなあ。
いや、実際にあったらドン引きだけど。
2人には取り敢えずお幸せにというしかないな。
あと窓子先輩は暮林先生とうまくいって良かった。
千冬ちゃんと雛崎さんもちゃんとけじめをつけれて、それはそれでステキな失恋だと思う。
振られたふたりにも次の素敵な恋が訪れますように。
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ネタバレ評価:☆4.5
アニスの盗難事件騒動、グリンダの星祭り、大人になりたい聖羅、他にも短編をいくつか織り交ぜつつといった感じ。
今回はすべての元凶とも言えるグリンダが遂にシャールの前に姿を現すも真意は見えず。
シャールからするとグリンダはシャールのことを歯牙にもかけてないように思っているようだけど、この巻を読んでると結構気にかけてるっていうか普通に好きなのでは?w
「……わたしは、星のクッキーは、好きじゃなかったわ」
なら本当に好きだったのは・・・シャールですねわかりますw放っておけない弟的な感じだろうか。
しかし何と言ってもこの巻は(この巻もw)聖羅のいじらしさがもうたまらんですな!
少しでもシャールの気を引こうと背伸びして頑張ったり、アニスに焼きもち焼いてる聖羅が可愛すぎて・・・ロリコンではないですが愛でたくなるwこれが父性というものか・・・(違)
「や、やや、やっぱりよいです……っ」
可愛すぎぃ!
"わたし、早く、大人になりたいです……"
大人になりたいというきっかけもただ近付きたいというだけでなく、シャールの支えになりたいという気持ちから。
そんな健気さに感動した。マジ良い子過ぎる・・・
楽しいドタバタ騒ぎに可愛いニヤニヤ、そして温かさ。
シリーズとして安定してきたと思います。 -
Posted by ブクログ
上巻のレビューとこちらのレビューでトータル。
ちょっと二冊にまたがる書き方をしてしまいました。
文学少女の時もそうでしたが、好きなもの
美しい物への賛美の表現が野村さんは本当に
お上手です。
今回それはお菓子の描写で遺憾なく発揮されてて
私達をうっとりさせてくれます。
無駄なものの中に、素晴らしい物がいっぱいある
というロクサーヌの主張は、ほんとに我が意を得たり
でしたし、チカラで敵を屈服させるのではない戦いも
かえって熾烈な緊張感があって私は好きです。
ファミ通文庫の主な読者さんは男性でしょうから
迫力に欠けるという声があるのだと思いますが
これ、女の子が読むと最高にツボるお話なのです。
寡黙で一途で秀麗な戦いでは頼りになる主人公が
夢の様なお菓子を通して、恋い慕う若き女王の
知略を支える。
不自由な身体を物ともせず、美貌と心優しさと
賢さで大国と渡り合うヒロインとの
結ばれぬかに見えて終生不滅の愛。
最高に楽しかったです。
はっきりと上手く行った!ってお話だけを望まずに
ちょっとそういう目線で読んでみてください。
最高ですから。
宝塚で上演してくれないかしら…。 -
Posted by ブクログ
わーわーと騒がしいお話を盛り上がると解釈したらつまらないかもしれませんが、これは架空の歴史ファンタジーなので端正な筆致が似合います。
フランス革命から第二帝政までのフランスをモデルに描かれてると思うのですが、ヒロインの女王と無口なパティシエの主人公の青年、実はどちらも情熱家で、深い愛を胸に抱いて、信念を持ってると思います。
列強に挑む若き病弱の女王と退役軍人の怜悧な若者。どんなに想い合っても結ばれることはありません。しかしわかりやすいハッピーエンドだけが幸福の形ではないので、これはこれで良いのかと。(ネタばらしになっちゃうので細かくは書きません。ちなみに下巻も読み終わりました。)
狂言回しである劇作家オーギュストは、いつもの野村作品の雰囲気から、シリアスでロマンティックな今作の橋渡しをし、アルジャンが本当は優しい青年だと読者にわからせるのがお仕事なので、彼を主人公だと思って読み進めるとアテが外れます。
このお話が面白くなかった方は、世界史のフランス革命から第二帝政までとウィーン会議をおさらいなさってから、ロクサーヌやアルジャンが本当にいて、智謀で敗戦を乗り切ったとご想像あれ。
ぐっと面白くなりますよ。 -
Posted by ブクログ
実に野村さんらしい安定感のある作品。
なんだか自分もライトノベルの書き方をレクチャーされた気分になった。
みんなの知らないその子の秘密を知ることから始まる物語は割とメジャーだと思う。
そう言う意味で、その後の展開も含めて、非常に王道なボーイミーツガール物語。
作中の物語と実際の展開が重なるのは作者お得意の構成だ。
主人公が自分のことだけ疎いのはお約束なのだけど、それってやっぱりおじさんが言うように主人公気質だったんだ?(笑)
でも、もうちょっと積極的な主人公も見てみたいなあ。
ラストの下読み評価シートが実に効果的。
こんなこと書かれたら、もう惚れるしかないよなあ。
ハイライトはもちろん、氷雪がその評価シートを読んで涙を流す場面。
嬉し涙っていいもんだなあ。
自分もこんな評価シートが欲しい(爆)
ちなみにヒロインの書いた最初の小説の1ページ見開文で吹いた(笑)
これが二人で創った投稿作ではどうなったのか、ぜひ作者にはその投稿作を描いて読ませて欲しいところだ。 -
Posted by ブクログ
いやほんと、いろいろ描けるな野村さん(笑)
今度はSな彼女と彼氏のいわば恋愛同盟物語。
二人のSな妄想の数々がなんとも鬼畜でいじめっ子で、でも、萌えポイントが明確で、ちょっと分かる気になってしまうところがすごい(爆)
でもまあ現実であったらヒクよね?
そんな二人が互いの恋の進展のための手伝いをするわけだけど、なんだかんだで相手のことが気になっていくという王道展開。
でも、と言うことは、”萌え”は”好き”ではないと言うことなんだろうか?
じゃあ、好きはなにで決まるのか?
二人の間にある感情は果たしてなんなのか?
そんなことを考えていたら、ちょっと真田君、その選択は大丈夫?
自暴自棄になってない?
なんだか、先輩の一途さが不憫だ。
いや、一番不憫なのは、もちろん千冬ちゃんなんだけどね(笑)
次巻、どんな決着が待っているのかな? -
ネタバレ 購入済み
とっても面白かった!
最初は最近よくある仕事の裏側!的な話かと思ったのですが、読んでいくにつれて氷雪の可愛さに惚れ込み、おばあさんとの和解のシーンではとても心が和みました。こういう親視点のツンデレ大好きです。(`・ω・´)キリッ
もう少し氷雪のデレの機微が行動などで見れたらもっと氷雪が好きになっちゃうかもです!
ではでは、この続きがあったらなんて願望を垂れ流しながら次巻を待ってます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ野村美月の新刊が評判良いと聞いたので。
ラノベ作家ラノベは最近多いなあ・・・と思ったけど、この本はそれに「下読み」の立場を入れてきて、その視点から内容への助言をしていく構造。
文学少女の二人と似ているようで実は違う・・・ってのはあとがきにあるのでさておき、この下読み経験が著者本人のものだってのは知らなかった。
そんなに下読み好きな現役作家さんがいたとは。
主人公の、なんでも面白い、って態度に対しておじさんが見せてた切なげな様子の描写が、ミスリーディングになってたのが好き。
そりゃ、創作者としてなんだって好き=特別じゃない、みたいな意味にとって切なそうにしてると思うじゃないか・・・まさか自分が失ってしまったなんでも面白がれることへの羨みだっっとは・・・