野村美月のレビュー一覧
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ネタバレ日本伝統の「ブス」の代名詞「末摘花」を野村美月はどう料理するのかと期待してましたが、なかなか登場しない。読書してた本命の娘もかわいかったし、末子もブスという表現はなかったので、これがミスリードなのは読めてましたが、新聞と書類ケースでミスリードを誘っていたのは、引っかかったというより、そんな安易な手段だっとは…。
あと、バーチャルな関係だけじゃなくて、ちゃんとブスにも公平に手を出すヒカル君であって欲しかった気もします。
ラノベの定番、プール回と、あり得ない葵のメイドコスプレ、委員長ことみちるまで是光のハーレムに参加と、外伝的な盛り上がりは楽しい巻でした。最後の式部との学校のプールのシーンはよかっ -
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今回は美しく魅惑的な先輩の物語。
わたしがヒカルの大事な花を散らさないように、見張っていてくれる?」
その言葉から発せられる意味は、
果たして嫉妬か激情か。
話はよく練られていて読みどころは多かった。
いったん願いを叶えたと思いきや
……のシンプルに終わらない展開が良かった。
自分への劣等感と従属の鎖からの解放。
文学少女の続編だと言われても違和感がない。
って、いい加減文学少女から卒業して
違う作品として評価してあげないと可哀相ですね。
いよいよ敵役のようなものも出てくる。
(これが黒幕だとは思えないが)
まだまだヒカルの死にまつわる謎は解けませんが、
いよいよ是光ハーレムも構 -
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諸事情により「若紫」よりこちらを先に読んでしまい
すみません野村先生…
そんなこんなで4巻目にあたりますが、3番目に読みました。
今回で気が付きましたが、かなり「源氏物語」に忠実。
今回のヒロイン・月夜子さんと源氏~の「朧月夜」、
1巻のヒロイン・葵ちゃんと源氏~の「葵の上」とは、
ちゃんと身の上が重なっていますね。
「朧月夜」についてはあまり知らないのですが、
ひとまず今回の月夜子さんは、表紙や口絵のイメージと
裏腹に、大胆ながらもむしろ気の弱い、可憐な女の子で
ビックリでした。
ある意味境遇は全く違いますが、対をなす葵ちゃんとも
少し似てます。
で、今回は源氏~でも重要人物にあたるキ -
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ネタバレ物語りの前半は、引きこもりの夕雨になぜヒカルが引かれて、手もださないまま通い続けていたのか、イマイチ理解できず、しかも母子家庭になったのに、子供を置いて母親が外国へ行ってしまうというシチュエーションもピンとこなくて、??だったが、途中から、野村美月らしい、どろどろとした世界が見え始めたところから物語りに引き込まれ、今回の山場である怨霊退治のシーンは感動的でした。まさかゴルフバックの中に傘が隠してあったとは!しかも是光自身の判断でそこまで暴くことを判断したとは驚きました。成長しましたね。でも是光くん、モテすぎです。帆夏に告白され、葵はもうメロメロ。もちろん夕雨も。このまま第二のヒカルになってしま
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『文学少女~』が終わってから始まったこのシリーズに、最初、なかなか手が出せませんでした。
“葵”と“ヒカル”という名前から源氏物語を元にしたものなんだろうなーと思い、興味はあったのですが、『文学少女~』が頭の中でチラチラして、どんなに変化しているのかという恐怖もあり、なかなか買うことができませんでした;
それでも読みたかったので、勇気を出して買って、怯えつつ読みました(苦笑)
私は野村さんの書く物語が大好きです。
この物語を読んで、改めて思いました。
今度は花に詳しくなれそうですね!笑
私にとってこの物語は、ひとつひとつがキラキラしている、大切な大切な宝物、というような感じです。
時間があ -
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知り合った1年生の時から、彼女が卒業した後まで。
がすっと流れる小さな物語は、あそこの事か、あれなのか、と
思い出し読みで、楽しい気分でした。
最後まで読んで、うっと来てしまいました。
人を想って泣いている姿と言うのは、どうして描写されると神聖なもののように
感じてしまうのでしょうか?
それまでの想いを見つめていた、からでしょうか?
最初の彼女の、アルバイト姿には、やるな、と。
にっこり笑って無言の圧力。
子供相手に手抜きなし、というのには拍手を送りたいですが
こういうバイトあったのですね…狭き門な気がしますが。
乗り込んできた親の言い分には納得いたしますが
恥、ではないと思います。
そう -
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ネタバレiPad miniでとりあえず、一冊読破。ブラウザをいろいろ試しながら、いまいち落ち着かず、時間がかかってしまった。結局SideBooksでしばらくいきそう。
どうも最初物語りにうまく入れなかった。たぶんモテモテで女たらしの高校生が主人公では、やはり物語りに入れない。是光が本格的に主人公になってからは段々読みやすくなってきた。葵の誕生日のシーンは、わかっていても、女の子ってあんなシチュエーションにはイチコロなんですね。
朝ちゃんはもちろん人気出ますね。私としては帆夏のキャラが萌えポイント高かったです。余韻も残ったし、次作以降にも期待したいです。 -
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先輩のおやつを作らなくていい夏休み、と思いきや
突如の呼出、突如のお迎え。
そうしてこうして、夏休み途中から、見覚えのあるメンバーと
過ごす事になってしまったという…。
あの子の名前が頻繁に出てくる、という事は
あの後なのか、と。
そういえば、次の話が寒くなってました。
色々と、微妙に引っ張っている状態。
毎度のことですが、最後まで読んで納得状態。
しかし、まさか『犯人』が…思いっきり予想外というか
それはもう疲れるだろうな、と。
お疲れさまでした、というのもありますけど
何言う教育を施してくれたのですか、と
文句の一つも言いたくなりそうです。
本人にとったら、そうでもなかもしれませんが。 -
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はじめ夕雨は自分の世界入っちゃってるか弱く儚い不思議な子って感じで守ってあげたくなるような引き込まれてしまう雰囲気の子だと感じた。だけど問題が解決してみればわりかし普通の子で、読んでいてすっきりした。問題が影響する部分が大きかったんだろうな。私の好みはミステリアスな方だけど。まぁそこはすっきり前を向けてよかったのではないだろうか。
頭条さんははじめなんだこのむかつく兄ちゃんて印象だったけど、イメージ変わった。ちょっと裏で手回しすぎな感があるけど、夕雨のこと考えてるいいやつだった。エピローグ(?)もおもしろかったし、今後もちょくちょくストーリーに絡んでほしいキャラだなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏休みも終盤突然電報が心葉宛に届く。
遠子先輩から助けて欲しいと、そして二十分後に麻貴先輩のお付き?
高見沢さんが家に押しかけてきて、心葉を麻貴先輩と遠子先輩の居る
姫倉の別荘へと連れて行かれてしまう。
余興と言って
東京から来た井上心葉と言います。聖条学園二年生です。
こちらにぼくが探しているものがあると聞いて、うかがったのですが、
ご当主はいらっしゃいますか
という事を言わされる。
今回の話は限られた閉鎖空間で起こる事件を解決、想像する話。
と言っても登場人物が少ないから本当に最初から誰が犯人かというのは
結構バレバレ。
でも事件としては80年前、50年前、そして現在へと繋がる。
文 -