野村美月のレビュー一覧
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――またおいで。それで、本の話をしよう。
編集者になった遠子先輩が、売れっ子高校生ライトノベル作家の担当として活躍(?)する、という、どう考えても蛇足なシリーズ最終巻。主人公は作家の少年です。
モチーフは伊勢物語・風と共に去りぬ・ハムレット・伊豆の踊り子。
たとえ蛇足でも、また読めたことに感謝したい1冊。
それに最後に出てきたあの人の分だけで、十分に満足させていただきました。
油断しているところにここでそう来るのか!と言うのがずどん、と一発入って、小説を読む楽しさってこういうとこにありますね。
良く考えながら読んでいれば分かっていたようなことだけど、素直に読んで衝撃を受けるほうがお -
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ネタバレ街の一角に新しくできたお菓子屋さん。
そこの店主は非常に無愛想だが、反比例して
ものすごく美味しいお菓子を作る。
今だったり、過去だったりと、時間軸がバラバラの短篇。
一体あの戦いで何があったのか、その後どうなったのか。
軸になるのは菓子職人ですが、語りは戯曲作家。
場所が場所ですし、とにかくお菓子が出てくる出てくる。
おやつ時でも、空腹時でも、大丈夫な時でも
ものすごく危険な一冊です。
菓子屋との出会い、看板娘との出会い
シスターとの出会い、そして女王との出会い。
どれをとっても、菓子屋が語り手だとまったくもって
話が進まなさそうな性格です。
と、作者もあとがきで前世(?)を語ってました -
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ネタバレラノベの下読みをする男子高生「青」と、周囲に内緒でラノベを書いている女子高生「氷雪」の2人が主人公。ひょんなことから氷雪のラノベ執筆を手伝うことになった青は、色々あって感情を表に出せない氷雪と関わってゆくなかで、彼女の心を溶かしてゆく。そんな中で困難が立ちはだかって・・・という、登場人物が少なく、かつ非常に素直な青春恋愛小説。
今作が抱える問題は家庭の不和によるものであり、コミュニケーション不足による考えの行き違いがネックとなっている。以下、大幅に脱線する。
なんというか、家の外を巻き込めば前進する可能性のある問題を、当事者で解決なんてできもしないのに家の外に持ち出そうとせず自力で解 -
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ネタバレ作者が前巻の後書きで述べていたように最終巻の内容はシャールと聖羅の恋物語がメインになっている
竜樹やギルマーについては一応補完されたけど、レドと桜の物語は消化不良のまま。まあ、あの二人の話を始めると完全に別物語になってしまうから仕方ないか
ミリーとハールーンが再登場したのは嬉しいな。これによってシャールはアニスだけでなくこちらの二人対しても誠実な対応で付き合うことが出来ないと伝えることが出来たのだから良い展開だった。更にシャール達の逢瀬を見た聖羅が嫉妬した辺りで思わずニヤニヤしてしまったよ
話が進むごとに聖羅が成長し段々と子供ではなくなっていくのに頑なにそれを認められずに大事な生徒として扱 -
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ネタバレグリンダが失踪した理由ってエーレンの件とかほぼ無関係でシャールがフロリーに振られていたことが切っ掛けだったのか。これは見事に騙されたな。
またグリンダが異世界に行きたがっていた理由も知らない世界に行きたかった理由よりも、シャールと再び一つになることが最大の目的になっていたりと、ここに来てグリンダがかなりブラコンをこじらせていたことが発覚。はじまりの森での発言なんてヤンデレのテンプレ的なものになっているしなぁ
突如2000年前の世界に行く展開には度肝を抜かれたが、更に第一巻から何度も話しに出ていたオルフェートについて謎解きがなされたのも驚きだった。この作品ってタイトルや当初の展開からは想像でき -
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ネタバレここに来て怒涛の展開に開いた口が塞がらなかった。グリンダが関わってくるのだから、「扉」関連の話によってこれまでと毛色の異なる話が展開されるだろうと予測はしていたけど、まさかアレほどまでとは予想していなかった
竜の復活とか何かのたとえだろうと思っていたら本当に竜が復活してしまうし、ギルマーが勇者なんて何かの間違いだろうと思っていたら本当に竜を倒してしまうし、これまで謎キャラとされていた社長さんが本当に謎キャラだったし最早何が何やら……
それにしてもこのシリーズを読み始める前は主人公だけが女装している作品程度に捉えていたけど、ここに来て異性に変装したキャラクターがかなり増えてるなぁ
又、ちょく -
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行動の組み合わせが固定されつつ有った王子たちの組み合わせをシャッフルさせた話は、意外な内容ばかりだったかも
更紗と織絵の双子がそれぞれ以外に心開くようになるとは思わなかったし、このまま影が薄いまま終わりそうだった真が思い遣りの姿勢を見せたのは確かな成長を感じさせた
何よりも水と油の関係性だった竜樹とギルマーに信頼関係が生まれるとは思わなかったよ
今回の話で築かれた関係性は今後の話を更に面白くさせていくように思える
シャールが遂に星羅に対して独占欲を見せ始めたけど、これが恋愛感情に昇華することはあるんだろうか?健気な聖羅の姿勢を見るとその想いが成就して欲しいようにも思うけれど、流石に17歳が9 -
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ミンティア姫のインパクトは凄かったなぁ。そんなミンティア姫に対して全くタイプでもないし結婚するなんて御免被るはずの竜樹王子が誠実に対応する姿は素晴らしいな
結局同い年のポーラローズとフラグが立ったように思えるけれど、どうなるのかな?
狙っているわけでもないのに女性や男性を次々と虜にしていくシャール。今回もうっかりとフラグ成立。ああまで相談に乗り続けて更には彼女のために仮装パーティーを開いたとあっては惚れないほうが無理というもの
本人はアニスの方に心が傾いているようだけど、果たしてその恋心が成就することはあるのかな?今回、告白が引き伸ばされた事で悪い影響を及ぼさなければよいのだけど
そして、シ -
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いや、もちろんめぞん一刻を思い出しましたよ(笑)
けど、あちらの総一郎さんは本物のワンちゃんだったけど、こっちは?だからなあ〜。
正直、春近くんに目があるとは思えない。
これはやっぱりかなわない恋物語なのだろうか?
でも、野村さんの物語で主人公がそれってあまりないからなあ、
どうなんだろうね?
それにしても有海さんが犬になった(?)経緯が気になる。
やっぱり民俗学の研究で古代の遺跡やら探検してそういう呪いにあったんだろうか?
入ったら変身する温泉とか(笑)
それとも晴追町の守り神のワンちゃんの乗移り?
でもなぜ、七夕?
この謎、次巻で解けるのかなあ。
内容的にはいつも通り、いくつもの切ない -
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シリーズ最終巻。
城から姿を消し実家(実国)に帰った王妃を追ったルディが妖精の森に迷い込む展開。
シリーズ初めから匂わされてきた7番目がようやく明らかになる。
前巻の読後では6番目がフロリンで7番目が王妃というトンデモ展開を予想してたんだけど違った。
7番目はちょっと意外な人物だった。
いやでもそれって決して手に入らないというより、もともとルディの相手ではないよなあ。
なので、話を引っ張った割にはちょっと肩透かしを食らった気分。
全部と一人の二者択一は、もともと成立しないような気がするなあ。
さて、もちろんルディと王妃がうまくいくだろうことは予想がついた。
まあお約束だし。
吹雪の避難小 -
Posted by ブクログ
今巻はてっきりエヴァリーンの回だと思っていたら、むしろテレーズの方にフォーカスが合っていた気がする。
いや勿論エヴァリーンの回でもあるんだけど。
いやしかし、どんな女の子でも可愛く描けるな、野村さん!
高慢ちきなテレーズがどんどん可愛く見えてくるところは素直にすごいと思ってしまった。
実際にこんな女の子を相手にしたら、ちょっと面倒くさそうだけど(爆)
エヴァリーンの可愛さは前からわかってたけど。
やっぱりあれだな、あのテンパり方が可愛いね。
それにしても一気に2人愛妾が増えたと思ったら、4人かよ!
さすがに侍従長アーデルハイドは予想外だった。
彼女がデレて可愛くなる姿は想像つかない(笑)
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Posted by ブクログ
ネタバレサブタイトルから番号が消えたのは一度に二人も寵姫にしたからか。そして次回も二人迎えるようで。ヒロインが七番目まで居ることが明言されていたから7巻くらいまで続くかと思っていたけど、実際はもう少し早く終わるのかな?
ルディがエヴァーリンを好きになる動機が少し弱かったような気もする。その反面テレーゼが段々とルディに魅了されていく描写はかなり良かった。出番は少ないけどミーネの純情さも堪らない。それだけに有能なお茶くみによるストップはじれったいな(笑)
一方のカテリナは行動は裏目に出てしまうし、今回のルディの行動に関わることも出来ないしで散々だな。もうどうしようもないと思っていたら家出してしまうとは…