野村美月のレビュー一覧
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短編集最終巻となった今巻では、時系列をバラケさせていろいろなキャラクターのエピソードが語られている。
物語の裏を知るために必要というよりは、キャラクターごとに存在する設定などを深めてひとつのエピソードにしている感じで、蛇足である印象もあるが、それ以上にキャラクターをより知れるという楽しみ方が出来る...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでいて自分がいつでも死ねるとおもえばいくらぶんか楽なんだろうなっていう言葉が浮かびました。次回作も高坂先生作画みたいなので楽しみです。Posted by ブクログ
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ウェブ公開の短編が中心。画集のアニメイト特典なども収録。
書き下ろしの四篇は美羽、ななせ、遠子、意外な女の子の“その後”を描いたもので内容的に充実していると思います。
美羽と芥川くんのカップル(?)が読んでて面白かったです。
彼女たちを見ていると“文学少女”の男性陣がいかに恋人としてダメであるかが...続きを読むPosted by ブクログ -
ドロドロしたところやミステリーがなく、単にラブコメな短編集。
だが、文学少女シリーズを楽しんできた皆なら120%楽しめる、問題ない。
本編の裏話的なものも多く、キャラ一人ひとりが好きになるような甘い話がいっぱいである。Posted by ブクログ -
2010.10
番外編ということで少し時系列が戻ります。
今回のネタ本は泉鏡花『夜叉ヶ池』です。
夏休み・・・「悪い人に攫われました。助けに来て下さい。」と遠子先輩から手紙が届き、姫倉先輩の別荘へと招かれる心葉。
呪いの屋敷と地元で噂される別荘で80年前の事件を思い起こさせる出来事が次々と発生する...続きを読むPosted by ブクログ -
菜乃の視点からみた心葉の成長の話として捉えました。
遠子と離れて、一人で成長していくことを誓った心葉が、少しずつだけれど、自分の過去を客観的に見ることができ、それを他人にも話せるようにまでなったこと、後輩である菜乃のために、ななせにも手伝ってもらいながら遠子先輩のように「事件」に取り組めたことが書か...続きを読むPosted by ブクログ -
実は「文学少女シリーズ」で初めに読んだのがこの1冊で、最後の「スノーグース」で、すっかりこのシリーズにはまってしまい、改めて1巻(?)から読み直しました。主人公の心の動きが非常に綺麗な表現で書かれていて、実は結構重いストーリーがいつのまにか心に沁みてくる本編に対して、この短編集は軽い気持ちで、ずんず...続きを読むPosted by ブクログ
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短編集として、本編中での琴吹視点の話がいくつかと、琴吹の友人の森たちの話。
本編で語られる事がなかった琴吹の想いではあるが、それはとてもとても強かったのは多くを語らずとも分かるのだが、改めて描かれると重いな;;
その重さをうまく帳消しにするのが森&反町のバカップルな話で、森の名前があんなになってる...続きを読むPosted by ブクログ -
話は遠子が学校を去った直後からの話。
遠子と心葉の別れのシーンを見てしまった新入生の菜乃。心葉にひかれるも、当の心葉は文学少女たる遠子の背中しか見ていない。それゆえ文学少女になろうとする菜乃の物語。
印象的なのはこの少女がタフなことタフなこと。
若さゆえのフレッシュさもあるが、何度も何度も心葉に突...続きを読むPosted by ブクログ -
天野遠子の存在がこれだけ大きいと、他のヒロインで「外伝」とは、ファンは少し心配になるが、読み終えるとそんな不安は全くなくなり、「この続きどーなるの!?」としか考えられなくなる。
心葉の実にたのもしく、立派になったこと!(これでも)
心葉と遠子はもちろん未来で必ず再会しますし、二人を応援しているし...続きを読むPosted by ブクログ -
おー、この人のお話かぁ、とか、あー、あの人はそんな感じになっていたのか、とか、痒いところに手が届くような(?)短編集第3弾。
どのお話もいい感じでした・・・が、琴吹さん分が足りないので星ひとつ減点(笑)。Posted by ブクログ -
『彼女はまやかしなんだよ』
(トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』)
<人間失格>竹田千愛を中心とした3篇が良い。
「らしくない」を「らしくする」のは大変。しかして、
「ウソでも、本気でホントウの振りをしていたら、いつかはホンモノに
なるかもしれないよ」
と言える辺り、大人としての矜...続きを読むPosted by ブクログ -
「文学少女」短編集の第3弾。今回は、各巻の主要登場人物をメインとした挿話が中心となっております。
内容についてはあまり言及できないものの「~道化」、「~天使」、「~水妖」の3作品を読んだ方であれば楽しめるでしょう。特に「~天使」に登場したキャラのエピソードは切なくも甘いエピソードに仕上がっていると...続きを読むPosted by ブクログ -
位置づけとしては外伝となる本作。新キャラ”日坂菜乃”が主人公となり、心理描写も本編の心葉から菜乃に移る。
心葉と美羽が菜乃を遠子先輩に重ねて見てしまう描写が何回かあるが、本編のラストでは心葉の元に遠子が戻ってきていたので、心葉が菜乃を恋愛対象として見ることはないとは思うが、これからどうゆう関係にな...続きを読むPosted by ブクログ -
読む前は遠子先輩のいない”文学少女”なんて想像できませんでしたが、読み終わると間違いなく、これは“文学少女”シリーズです。「~道化」と重なるシーンの中で、姫がアトリエで「今度はおたくが、その子の手を引いてゆくのね」と言う場面が気に入ってます。菜乃ちゃんのキャラにも好感が持てました。Posted by ブクログ
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原作のライトノベルを読み易くマンガ化した作品。
ただ題材として挙げられているものが、太宰治の「人間失格」なので、読むのには相変わらず気合いが必要。
コミック化したことにより読み進め易くなっているので、ライトノベルに手を出そうか迷っている人にお勧め。Posted by ブクログ