野村美月のレビュー一覧

  • 晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子
    野村美月作品好きだな〜としみじみする優しいお話でした。
    有海さんは魔法で犬になった人間、と言う方向にずんずん進んで最後の最後にやっぱり犬は犬でした、という展開を希望します。
    続き、出ないのかな。
  • 晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と
    ──どんな姿をしていても、有海さんが、わたしの旦那さまです。


    人生このかた20年人妻ばかりを好きになってきた青年春近が冬の日の深夜、公園で出会ったのはもふもふの白い毛並みのサモエド犬、有海さんを連れた、ひまりさんだった。
    有海さんは彼女の夫なのだという。
    晴追町でささやかな謎と優しい人々に触れ合...続きを読む
  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話
    スイーツ店が舞台の1話完結のストーリー。(全7話)
    1話目は、誰が主人公なのかどういう話なのか見えてこなかったが、2話目でそういう話か…と納得。
    いろいろなスイーツが登場し、つい食べたくなるような表現でした。
    全体的には、ほのぼのとした印象の本でした。
  • 記憶書店うたかた堂の淡々
    1話目が重すぎで辛すぎたので、あけるの初恋で何かズルくない?って思ってしまう

    その他の話は、ほのぼのしてて面白い
  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話
    腕の良いシェフが作る極上のスイーツと、その魅力をロマンティックに語ってくれるストーリーテラー。素敵ですね・・・(うっとり)。
    人の心に寄り添ってくれる洋菓子店、「月と私」。実在したら行きたい、というか通いたいと思いました。

    語部さんとシェフ(糖花さん)はいい雰囲気なのにくっつかないのかな?と疑問に...続きを読む
  • むすぶと本。 『外科室』の一途
    文学少女を初めて読んだ時の懐かしさがあった。
    今度は本と会話できる人。その人それぞれの思い出の一冊があるのはやはり素敵だなぁと思った。
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー
    「小説の神様」シリーズの作品は1作品のみで、他の7作品はシリーズをネタにした(?)アンソロジー。どの作品も元のシリーズ同様にネガティブベースの話が多く、好きじゃない。と云いながら読み終えたわ。シリーズの続編としては帆舞こま誕生秘話(?)が明かされて、それは良かった
  • むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者

    出来る事なら

    最後の二人のなりそめは、もう少し事の詳細を書いて欲しかったかな。
    再び出会うまでの流れが解らないと、作品自体の面白さも欠けると思うんだが。
    あやふやにし過ぎてしまうと、今の二人の関係をもあやふやにしてしまう。
    他の章の作品は解り易かったのに、肝心な章がこれではねぇ〜
  • 記憶書店うたかた堂の淡々
    人の記憶を買い取り他人に移植することを生業とする記憶書店うたかた堂。その美貌の主人、現野一夜に持ち込まれた依頼を巡る6篇のお話。
    1話目が切ないテイストのストーリーで、一夜も超常的な能力と共に謎めく冷徹な人物として描かれていたので全編そういう感じかと思っていたら2話は結構軽くて、一夜もお茶目な部分も...続きを読む
  • 下読み男子と投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。
    下読みという仕事を丁寧に書かれているラノベ
    色々な情報が入っていて、斬新

    昔にこれ読んでたら、投稿してみたい欲から、書いて投稿してみる、まで実行してたかも
    本当にこんな下読みしてもらえるなら

    話の中身は、ボーイミーツガール
    あらすじ通りで、特に斬新な展開はなし
    良い意味で児童文学に近い感じの、普...続きを読む
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー
    小説や映画は他の人の感想がどうあれ、自分が面白かったらそれで良い。面白く思えない本があるのは当たり前。と、読み手は気楽に言えますが…。
  • 記憶書店うたかた堂の淡々
    あらすじを見る限り、長編なのかなと思っていましたが、全6話の連作短編集でした。
    人の記憶の売買を行う記憶書店「うたかた堂」。そのオーナーは、少年っぽい細身の青年。
    各話ごとに依頼者が代わり、記憶の書換によって忘れたい人、他の人の記憶を買いたい人など様々な人が登場します。
    記憶が書き換えられた先には、...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、卒業。
    見習い③でラスト。

    [寂寞]
    題作は漱石のこころ。
    前巻ラストで菜乃の親友の瞳ちゃんがコノハとキスしてる(ような)場面から。
    ショックを受けて、即座にコミカルにツッコミを入れるのはさすがです。

    別れは寂しいけれど、瞳ちゃんがこの決断をしたのは、好きな人に邪険にされても想い続けてそばに居た親友を見...続きを読む
  • “文学少女”と恋する挿話集3
    挿話集③。
    本編のその後が多いもの。

    [炎を上げる牛魔王]
    遠子先輩に嫌われても想いを忘れられなかった牛園先輩が前に進むための話。
    相変わらずな先輩だけどほろ苦い青春という感じ。

    [おやつ『好色五人女』]
    口では言えない思いを文に載せて。
    英語の宿題を翻訳したノートをつまみ食いしてしまったて、ど...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、傷心。
    見習い②。
    短編と長編の2本立て。

    [傷心]
    前回ラストの「君が嫌いだ」発言から、貼り付けた笑顔しか見せなくなったコノハについて麻貴先輩と共謀して合宿をする話。
    かつて遠子先輩と被る部分も多く懐かしく感じられた。
    コノハにデレて、怯える魚谷さんが可愛かった。

    [怪物]
    最作はフランケンシュタイン...続きを読む
  • “文学少女”と恋する挿話集1
    短編集①
    全体的に短めのものが多いのだけど「ああ、あの時の話か」というのがわかるものが多くて楽しかった。
    本編が暗いものが多いから、こういった明るく軽く読める話もいいね!

    [恋する牛魔王]
    遠子先輩に恋をした柔道部主将の話。
    またコノハが巻き込まれる話。

    [おやつ『更級日記』]
    文学部のポスト設...続きを読む
  • “文学少女”と恋する挿話集2
    挿話集②。
    ななせの友人の森ちゃんの恋愛と、ななせとコノハの恋愛。

    [森ちゃんのつぶやき]
    ななせと森ちゃんの出会い。

    [愛を叫ぶ詩人]
    森ちゃんに想いを寄せる若人と、それのアドバイスのために遠子先輩が渡したハイネの詩集。
    詩は良う分からんのだ。。。
    それにしても森ちゃんの名前は確かに恥ずかしい...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、初戀。
    見習い①。
    コノハに一目惚れした1年生の菜乃が文芸部に入って猛烈アタックをしつつ、
    菜乃がお題の曽根崎心中を調べてる中で知り合った中で知り合った人の事件に巻き込まれる話。

    菜乃の友達の瞳ちゃんの
    「やめなよ、他に好きな人がいる男なんて」
    「平気なの?そんなに冷たくされて、全然見込みがないのに側にい...続きを読む
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】
    麻貴先輩に遠子先輩に呼ばれて姫倉の別荘に行き、そこで姫倉の過去の因縁に巻き込まれる話。
    モチーフは夜叉ヶ池という作品。
    確かに遠子先輩には人にバレてはいけない食事の問題が切実にあるんでしたね。

    時期的には全然解消されていないであろうコノハのトラウマが全然話題に上らなかったけど、読む順番を間違えたか...続きを読む
  • アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉
    上巻と同じく、菓子職人を軸にして進む短編。

    菓子職人の過去が少し分かってみたり。
    しかし外用だけを見たら、劇作家の言っている事は
    頷けるものがあります。
    まさかの関係、まさかの…ですが、良くある事?

    元上官はともかくとして、劇作家の頑張りが…。
    一方通行ではない、ような感じではありますが
    その辺...続きを読む