野村美月のレビュー一覧

  • むすぶと本。 『外科室』の一途

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     本屋で偶然見つけた本。”文学少女”シリーズが好きだったが、著者の小説がだんだんと自分に合わないと感じており最近はあまり読まなくなっていたが、「外科室」というタイトルを見て、泉鏡花『外科室』を題材にした小説なのかと一気に興味が湧き、衝動買いした。

    第一話
     登場人物「早苗」で、”文学少女”にいたサブヒロイン「琴吹ななせ」を思い出した。私が今まで読んだ小説に出てくる負けヒロインの中でも、屈指の不憫さ。最終巻が出て、彼女のファンはどんなに胸を引き裂かれる思いだったろう。
     軽く調べると、「早苗」は次巻以降も登場するようだ。生まれ変わった(?)この世界で、今度こそ幸せになってほしい。

    第二話
     この物語で挿絵が男というのはどういうことだろう。

    第三話
     元ネタのなった小説、読んだことがあるにも関わらず種明かしまで分からず悔しい思い。主人公が話す小説の解釈のしかたが面白くて、元の小説を読み返してみたくなった。自分も、あの小説を読んだ時は色々悩んでいた頃であり、結構ダークサイドな物語だと思っていたけれど、こういう読み方もあるんだなと。

    第四話
     『十五少年漂流記』はまだ読んだことがなかった。この話自体が短めの掌編なので読んでみたいとまではいかなかったが、読めばこの短篇もより楽しめるかと思うので、近いうちに読んでみる。

    第五話
     表題作。一番良かった。
     泉鏡花『外科室』、私も非常に心を動かされた短篇。この『外科室』がネタ本としてつかわれているこの短篇は、見方によっては不道徳な色も帯びており、それは『外科室』が作中で朗読されるところで、登場人物にも指摘される。
     私自身、『外科室』を読んだ際はその善悪を越えた芸術というか究極の恋愛というか、そういったある種何かを超越した物語として受け止めていた。しかしながら、『外科室』も『『外科室』の一途』も、そして過去の”文学少女”シリーズも、今になって思えば切り口によっては不道徳な物語だっただろう。第一話の感想にも書いたとおり、サブヒロインの不憫さはまさにそれで、最終巻の「ななせをバカにするな」という台詞は今でも印象に残っている。万感の思いで物語を終えようとしているのだろうが、お前が幸せに感じている物語が正解だと思うな、お前に幸せになる権利があると思うな、という呪いのようにも感じられた。
     小説が善や悪で語れない混沌とした感情を描くのに適したツールであることをまざまざと感じさせてくれる短篇だったと思う。
     
     全体を通じて”文学少女”よりもずっとライトな印象だけど、いかにも文学臭いどす黒い成分を掬い取る余地も残された小説だなと感じた。終わり方もなかなかに不穏。そこにゾクッときてしまった私は、結局ストレートな感情をぶつけ合い人が傷付き合う壮絶な物語を求めているのかもしれない。

     ヒロイン夜長姫は何の本なのか、とかも気になるところ。痛みを纏うヒロインというと『舞姫』『不如帰』あたりが浮かんでくるのだけど、近世以前ならもう自分には分からないし……

    いずれにせよ、次を読むのが楽しみだ。

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    2021年10月02日
  • “文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】

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    再読。物語を食べちゃうくらい(文字通りほんとに食べる)遠子先輩と平穏と平凡を愛する心葉くんの2人しかいない文芸部に持ち込まれた依頼。いないはずの先輩へのラブレターー、そこから見えてくる事件、そして心葉くんが抱えているもの。

    本シリーズはストーリーにいろいろな文学作品が絡んできて本好きには色んな意味で面白い。ストーリーが進むに連れて心葉くんの過去や遠子先輩の秘密なども見えてくる。シリーズ1作目は太宰治の「人間失格」から、事件の真相に迫っていきます。

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    2021年09月21日
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊【ゴースト】

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    再読。エミリー・ブロンテの「嵐が丘」がストーリーの鍵。結末はとても悲しいものだったけど、遠子先輩の推理というか想像で真実が明らかになるのだけど・・・それぞれの勘違いで歯車が狂い、取り返しのつかないことになるっていうのは本当にあるのかもしれませんね。

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    2021年09月21日
  • 下読み男子と投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。

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    男子が女子に教えるという構図が効いている。
    全てを肯定的に受け取れるのに、自分には自信を持てない男子。自己評価が低く自分を出せない女子。そんなふたりの想いのやり取りが素敵。
    ラノベを書くためのポイントは、そのままラノベの魅力にも繋がるだろう。

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    2021年07月12日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

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    今作は泉鏡花の『夜叉ヶ池』より
    シリーズ番外編

    過去の惨劇に巻き込まれる心葉君と遠子先輩
    語り継がれる物語と、過去の日記と出来事
    新たに動き出そうとする惨劇は、誰かが秘密を握ってる

    このシリーズに出てくる子達は、皆闇を抱えていて可哀想だなぁ…
    まだ皆若いのよ
    当たり前の青春を謳歌すれば良いのにと思わずにはいられない
    せっかくの夏休みの殺伐
    麻貴先輩、結構恐ろしい少女だ

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    2021年06月27日
  • 世々と海くんの図書館デート 恋するきつねは、さくらのバレエシューズをはいて、絵本をめくるのです。

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    ネタバレ

    世々(よよ、読めなかった苦笑)ちゃん、海(うみ、こちらも読めなかった)くん、ふたりともかわいいですわ…
    えほんの紹介もいい感じです…


    なので、サラッと書かれた世々ちゃんちの家族構成に本当はツッコんではいけない…
    『世々やお姉ちゃんたちのお父さんは全員違う人だけれど、人間だと聞いている。化けぎつねは雄が生まれにくく、昔話の時代から人間の男性と結ばれて子供を生んだのだと、亡くなったおばあちゃんも話していた。』
    お父さんたちはどうなってしまったのか?
    家にいる一番上の奏(かなで)お姉ちゃんはまぁ問題ないけど、海外にいるお母さん、都会でキャリアウーマンをしている二番目の水晶(みあ)お姉ちゃん、三番目大学生の紅葉(もみじ)お姉ちゃん、どう考えても妖術で人間社会に入ってる??

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    2021年06月15日
  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話

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    ほんとに甘いお話だった。ストーリーテラーってよく分からないなぁ、と思っていたけど、話を読んでいたら、特に違和感もなく読み進められた。これって、続刊が出るのかなぁ。

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    2021年06月04日
  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話

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    スイーツものとしてはもちろん、ストーリーテラーとシェフの関係がたまらない。良い意味でラストは笑えた!ここまで振りきらないと面白くない!

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    2021年05月30日
  • 元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。

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    あーこれは野村さんにはちょっと珍しいシリアスさと性的な感じのドキドキがあるお話だなあ。

    タイトルが作者の別作品と似てるなと持っていたら、物語の舞台が同じでなるほどと思った。

    いやしかし、これは気まずいしそれ以上に苦しいな。
    理知視点はもちろんなのだけど、次第に明らかになる真相に、逆に彼女の方の気持ちを考えたらもうなんかたまらなくなる。
    離れなきゃいけないのにどうしても心が動いてしまう。
    だから無理やり恋人を作って離れようとする。
    そんな気持ち辛すぎる。

    物語のラストはお約束だけど、でもよかったねと言えてほんと良かった。

    それにしても理知は真面目すぎだろう。
    据え膳食わねばなんとやらなのだけど、そこはまあ、ラノベだしね^^

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    2021年05月28日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    相沢砂呼は小説の神様の編集者河杢目線のお話を書いていて、これは小説の神様が好きな読者なら絶対面白いと思う。あとの作品は小説の神様をどっかに取り入れたお話達だった。
    これまでのアンソロジーは知ってる作家さんが多く書いてるもの読むことが多かったので、知らない人が一杯で新鮮だった。こういうので次の推し作家さんを見つけるのもアリです。実際発行数が少ない本を手に取ることは稀だと思うので。
    斜線堂有紀さんは気に入って読んでいて、この本の話も良かったです。
    後は櫻いいよさんの、本を読めなくなった書店バイトさんの話も好きでした。

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    2021年05月16日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    意識してなかった自分の小説への考え方に読んでいて気づいたり、好感が持てる文章の作家が多く作品の雰囲気がどれも良かった。

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    2021年05月13日
  • 世々と海くんの図書館デート(3) ハロウィンのきつねは、いたずらな魔王様といっしょにいたいのです。

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    いやあ、大変たいへん尊うございました。
    これは胸キュンが詰まってますね。

    世々との交際で成績を落とさないように頑張って勉強した疲れで世々の方で眠る海くんも、
    世々のお姉さんたちの前で『ずっと世々のことを好きです』と宣言する海くんも、
    魔王さまの仮装で照れまくったり優しく世々の頬のキスする海くんも、
    全てが尊すぎて、死んでしまいます^^ 

    なにはともあれ世々が幸せそうでなにより。
    次はクリスマスだね。
    待ち遠しいです。

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    2021年05月08日
  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話

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    スイーツ好きの作者の本領が余す無く発揮された逸品。
    いやあ楽しませて頂きました。

    ケーキ屋さんにストーリーテラーとは何ぞやと思ったけど、なるほどねえ。
    でも実際にそんな人がいたらちょっと引くかも^^ 
    そしてこれは飯テロいや、スイーツテロだな。
    そのケーキ食べたくなるじゃないか!

    いくつかの短編の中で、シャイなスイーツ好きくんがオフ会で知り合った人と意気投合する話が、自分たち本好きのオフ会を見ているようでまじ共感した。
    シェフの糖花さんとカタリベさんの出逢いのお話も好きだなあ。
    それにしてもカタリベさんは堅物なのかそれともMなのか分からんな^^
    そしてシェフの妹くんが実に良い味出している。

    糖花さんとカタリベさんの焦ったいやりとりにニヤニヤしてしまったので二人のその後をまた読んでみたい。

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    2021年04月18日
  • 元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。

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    相変わらず巧い

    野村さんの作品はジャンルに拠るけど、得意分野に入ると巧い。
    ただ、たまに表面的な知識でのみ書かれる事もあるので、作品毎で評価はバラける。
    本作は、好き嫌いが分かれ易そうな感じの作品だけど、
    個人的には、まぁまぁ読んでて面白いとは思った。
    恐らく、単巻で終わると思うけど、それが正解だと思う。

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    2021年04月04日
  • 三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚

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    ネタバレ

    私は本好きでは有るが、ビブリア系の作品に良くある、初版がどうの原稿がこうのみたいな物だと、ついてけいない

    本作はその辺が良い意味で、ゆるくて良かった

    特に1話の「人生の最後に1冊だけしか読めないなら何を読むか」は本当にはっとした
    良く有る「人生の最後に何を食べたいか」は別に熱く語れなかったので、成程自分が何を一番好きなのかが分かる設問なんだなと。

    そして、本を優先して人付き合いをしてこなかった事を後悔する展開かと思いきや、やっぱり本が好きと言う落ちに喝采

    やっぱり人は一人じゃ寂しいから、人間関係の構築、愛や友情が何より大切なの、なんて陳腐なラストにならなくて本当に良かった。

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    2021年03月30日
  • むすぶと本。 『外科室』の一途

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    作風は、すきなんだ……!だから読みたい。読む。困ったもんだ。
    外子さんは、すきかなー。あと男子はかわいい。

    ところでおまけ部分の夜長姫は顔文字の使い方がへたすぎないか。
    似たような覚えが……以前にも……ああ。
    ない方がぜったい伝わると思う、、なぜこんなことに、、

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    2021年03月04日
  • 三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚

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    三途の川の辺りで死者に人生最後にして最高の本を選んでくれるうさんくさい店主のいる本屋の話。
    野村さんらしい現実の本の知識を物語りに絡めた展開と最後にほっと心温かくなる優しいお話の短編集だ。
    6人の死者それぞれにドラマがあり、生前の想いがあり、そして最高の一冊がある。
    興味深かったのは漫画家のお話で、彼が書いた最終巻は、この世でもいつか発売されるんじゃないのと思った。
    そしてやっぱりツンな美少女がはにかむ姿はいいと最後のお話を読んで思った^^

    あと、自分だったらどんな本を最後に求めるだろうとやっぱり考えてしまった。
    多分初めての本よりも、昔読んで感動した本をもう一度読みたくなるかなあ。

    さて続編があれば、バイトのいばらくんと藍理ちゃんとの関係の進展も期待したいな。

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    2021年02月16日
  • むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者

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    本と話せるむすぶ君のシリーズ2巻目。
    今回もいろんな本が出てくるけど、これを読むと本の側の気持ちに思い至って大切に読まなきゃなあと思ってしまう。
    小僧君は『神様』に会えて良かったねと思うし、ピッピさんたちはほんとに妻科さんを大好きなんだなあと嬉しくなる。

    その妻科さんは、野村作品のいつもの好きだと言えなくて悶々としてしまう切ないヒロインかと思っていたんだけど、意外と早くにちゃんと気持ちを伝えられてよかったけれど、本がライバルはやっぱり切ないなあ。
    頑張って! 

    妻科さんに言い寄っていた先輩は最初いやなやつだと思ってたら、急に好感度爆上がりでこちらも驚いた。

    そして夜長姫との出逢いのエピソード。
    本格的な関わりはまだだけど来るべきヤバイ出来事が予想されて次巻以降が恐い。

    ファンとしてはその内ちょろっと文学少女のキャラだ出て来ないかなあと期待してしまう。ぜひ。

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    2020年12月26日
  • むすぶと本。 『外科室』の一途

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    小説だよね

    ううむ。
    難しいね。
    とりあえず、ラノベではなく文学の域になってる。
    題材が題材だけに考えさせられる内容になるのは仕方無いし、低年齢向けの作品でも無い。
    ホント、今の若い人が読まなそうな本を題材として、尚且つ奥が深い。
    軽く読むつもりで読んだら深みに嵌る。
    そう云う作品です。

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    2020年12月08日
  • “文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】

    購入済み

    オススメ作品

    有名な作品であることは知っていたけど読む機会がなく、割引きされていたので拝読しました。感想はとても面白かった。タイトルにもある「文学少女」がとにかく魅力があった。

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    2020年12月07日