野村美月のレビュー一覧

  • ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話

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    腕の良いシェフが作る極上のスイーツと、その魅力をロマンティックに語ってくれるストーリーテラー。素敵ですね・・・(うっとり)。
    人の心に寄り添ってくれる洋菓子店、「月と私」。実在したら行きたい、というか通いたいと思いました。

    語部さんとシェフ(糖花さん)はいい雰囲気なのにくっつかないのかな?と疑問に思っていたら・・・語部さん、ひねくれてる~。
    まぁ、今は仕事のパートナーでも、いずれは・・・ね。その時は、スイーツよりも甘く愛を語ればいいよ(笑)。

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    2021年03月25日
  • むすぶと本。 『外科室』の一途

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    文学少女を初めて読んだ時の懐かしさがあった。
    今度は本と会話できる人。その人それぞれの思い出の一冊があるのはやはり素敵だなぁと思った。

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    2021年02月03日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    「小説の神様」シリーズの作品は1作品のみで、他の7作品はシリーズをネタにした(?)アンソロジー。どの作品も元のシリーズ同様にネガティブベースの話が多く、好きじゃない。と云いながら読み終えたわ。シリーズの続編としては帆舞こま誕生秘話(?)が明かされて、それは良かった

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    2021年01月16日
  • むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者

    購入済み

    出来る事なら

    最後の二人のなりそめは、もう少し事の詳細を書いて欲しかったかな。
    再び出会うまでの流れが解らないと、作品自体の面白さも欠けると思うんだが。
    あやふやにし過ぎてしまうと、今の二人の関係をもあやふやにしてしまう。
    他の章の作品は解り易かったのに、肝心な章がこれではねぇ〜

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    2020年12月09日
  • 下読み男子と投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。

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    下読みという仕事を丁寧に書かれているラノベ
    色々な情報が入っていて、斬新

    昔にこれ読んでたら、投稿してみたい欲から、書いて投稿してみる、まで実行してたかも
    本当にこんな下読みしてもらえるなら

    話の中身は、ボーイミーツガール
    あらすじ通りで、特に斬新な展開はなし
    良い意味で児童文学に近い感じの、普通に良いお話


    残念なのは、やたら地の文が、ですます、でした、が多くテンポ悪いこと

    展開的にも、キャラ的にも、記憶に残るほどの何かがなかったこと

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    2020年09月20日
  • 記憶書店うたかた堂の淡々

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    ネタバレ

    人の記憶を買い取り他人に移植することを生業とする記憶書店うたかた堂。その美貌の主人、現野一夜に持ち込まれた依頼を巡る6篇のお話。
    1話目が切ないテイストのストーリーで、一夜も超常的な能力と共に謎めく冷徹な人物として描かれていたので全編そういう感じかと思っていたら2話は結構軽くて、一夜もお茶目な部分もあるキャラになっており(休日の過ごし方、婚活ですか?!)、1話からの2話の雰囲気の変化にちょっと違和感があった。

    全ての記憶を他人に移植してしまうと命の危険も伴うって、脳科学観点から見るとちょっと説明がつかなくない?と突っ込みたくなるところも。(せいぜい記憶喪失的廃人になるくらいじゃないの?しかも

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    2020年09月20日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    小説や映画は他の人の感想がどうあれ、自分が面白かったらそれで良い。面白く思えない本があるのは当たり前。と、読み手は気楽に言えますが…。

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    2020年08月25日
  • 記憶書店うたかた堂の淡々

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    あらすじを見る限り、長編なのかなと思っていましたが、全6話の連作短編集でした。
    人の記憶の売買を行う記憶書店「うたかた堂」。そのオーナーは、少年っぽい細身の青年。
    各話ごとに依頼者が代わり、記憶の書換によって忘れたい人、他の人の記憶を買いたい人など様々な人が登場します。
    記憶が書き換えられた先には、感動や希望がまっています。

    野村さんの作品は初めてなのですが、文章がきれいで、丁寧に言葉を扱っている印象がありました。

    記憶によっては、消したい記憶や上書きしたい記憶など色々あるかと思います。操作することで都合の良い人生を送ることは良いかもしれませんが、それに影響される周りの人達のことを考えると

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    2020年07月31日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    ネタバレ

    見習い③でラスト。

    [寂寞]
    題作は漱石のこころ。
    前巻ラストで菜乃の親友の瞳ちゃんがコノハとキスしてる(ような)場面から。
    ショックを受けて、即座にコミカルにツッコミを入れるのはさすがです。

    別れは寂しいけれど、瞳ちゃんがこの決断をしたのは、好きな人に邪険にされても想い続けてそばに居た親友を見続けてきたからだと思う。
    まあ現実問題として、即決即断としても翌日に犬を連れて海外に行くなんて出来るのかね。

    [ある日のななせ]
    琴吹さんが自分の気持ちにケリを付けつつ、オカ(夕歌)とやり取りする話。

    [卒業。]
    題作はチェーホフの桜の園。
    恋の結末は予想通りではあったけども、スッキリと失恋がで

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    2019年11月19日
  • “文学少女”と恋する挿話集3

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    ネタバレ

    挿話集③。
    本編のその後が多いもの。

    [炎を上げる牛魔王]
    遠子先輩に嫌われても想いを忘れられなかった牛園先輩が前に進むための話。
    相変わらずな先輩だけどほろ苦い青春という感じ。

    [おやつ『好色五人女』]
    口では言えない思いを文に載せて。
    英語の宿題を翻訳したノートをつまみ食いしてしまったて、どっかに出てきてたね。

    [恋しはじめの女給]
    遠子先輩が麻紀先輩にさらわれた夏休みの紗代ちゃん視点。
    珍しく遠子先輩の気持ちが語られる話でもありました。

    [おやつ『谷間』]
    哀愁を漂わせる遠子先輩に甘い話を書いてあげたら原因に驚いた話。
    それでよく国立に・・・

    [傷ついた紳士と汚れなき歌姫]

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    2019年11月09日
  • “文学少女”見習いの、傷心。

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    ネタバレ

    見習い②。
    短編と長編の2本立て。

    [傷心]
    前回ラストの「君が嫌いだ」発言から、貼り付けた笑顔しか見せなくなったコノハについて麻貴先輩と共謀して合宿をする話。
    かつて遠子先輩と被る部分も多く懐かしく感じられた。
    コノハにデレて、怯える魚谷さんが可愛かった。

    [怪物]
    最作はフランケンシュタイン。
    この作品は人が悪魔や怪物に成り果てるものが多い。
    本作はまだ救いがあった方ではないかな?

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    2019年11月07日
  • “文学少女”と恋する挿話集2

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    ネタバレ

    挿話集②。
    ななせの友人の森ちゃんの恋愛と、ななせとコノハの恋愛。

    [森ちゃんのつぶやき]
    ななせと森ちゃんの出会い。

    [愛を叫ぶ詩人]
    森ちゃんに想いを寄せる若人と、それのアドバイスのために遠子先輩が渡したハイネの詩集。
    詩は良う分からんのだ。。。
    それにしても森ちゃんの名前は確かに恥ずかしい。

    [おやつ『ロリータ』]
    コノハくんのロリコン疑惑。

    [キスを待てない詩人]
    森ちゃんと恋人関係になったのでキスをしたいと葛藤する彼氏。
    青春という感じがするけども親に見られるのは色々ときつい。

    [おやつ『飛ぶ教室』]
    コノハと芥川のホモ疑惑。

    [ななせの恋日記]
    本文もさることながら「N

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    2019年10月27日
  • “文学少女”見習いの、初戀。

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    ネタバレ

    見習い①。
    コノハに一目惚れした1年生の菜乃が文芸部に入って猛烈アタックをしつつ、
    菜乃がお題の曽根崎心中を調べてる中で知り合った中で知り合った人の事件に巻き込まれる話。

    菜乃の友達の瞳ちゃんの
    「やめなよ、他に好きな人がいる男なんて」
    「平気なの?そんなに冷たくされて、全然見込みがないのに側にいて、辛くないの?」
    というセリフは、この先の展開を知ってると友達を心配する言葉以外に受け取れる。

    トラウマを克服し、先輩が卒業して後輩が入ったことでコノハくんが成長したようで。
    全然似てないのに遠子先輩を思わせる行動を微妙にする菜乃とコノハがどう成長していくのか楽しみです。

    あと、ラストでコノハ

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    2019年10月27日
  • “文学少女”と恋する挿話集1

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    ネタバレ

    短編集①
    全体的に短めのものが多いのだけど「ああ、あの時の話か」というのがわかるものが多くて楽しかった。
    本編が暗いものが多いから、こういった明るく軽く読める話もいいね!

    [恋する牛魔王]
    遠子先輩に恋をした柔道部主将の話。
    またコノハが巻き込まれる話。

    [おやつ『更級日記』]
    文学部のポスト設置。
    日常的な感じ。

    [革命する労働者]
    遠子先輩のおやつ係をやめるために新入部員を探してたらボート部の問題に巻き込まれる話。
    この学校はもみ消される問題が多すぎません?

    [おやつ『万葉集』]
    バレンタインの話。
    「だって義理だもーん」と晴れ晴れと笑う遠子先輩が可愛らしい。

    [病がちな乙女]

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    2019年10月27日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

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    ネタバレ

    麻貴先輩に遠子先輩に呼ばれて姫倉の別荘に行き、そこで姫倉の過去の因縁に巻き込まれる話。
    モチーフは夜叉ヶ池という作品。
    確かに遠子先輩には人にバレてはいけない食事の問題が切実にあるんでしたね。

    時期的には全然解消されていないであろうコノハのトラウマが全然話題に上らなかったけど、読む順番を間違えたかな?

    おや、犬猿の仲のように見えた麻貴先輩と流人くんの関係が?
    未来の話については少し衝撃でした。

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    2019年10月20日
  • アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉

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    上巻と同じく、菓子職人を軸にして進む短編。

    菓子職人の過去が少し分かってみたり。
    しかし外用だけを見たら、劇作家の言っている事は
    頷けるものがあります。
    まさかの関係、まさかの…ですが、良くある事?

    元上官はともかくとして、劇作家の頑張りが…。
    一方通行ではない、ような感じではありますが
    その辺りはどうでしょう?w
    さらに最後には、国として大変な状況の話、など。

    すべてにおいて、上巻では語りになっていた劇作家は
    自分の話(?)以外では、あまり出演せず。
    なので若干シリアス、やも知れません。
    そしてやはりお菓子が美味しそう!
    最後の会議の時は、目の前で仕上げてくれたわけで
    ものすごく詳細に

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    2019年05月10日
  • 晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と

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    第二希望の大学に通うため、月途中で引越しした主人公。
    寝つけず散歩に出れば、真夜中にもかかわらず
    犬を散歩している女性と遭遇した。

    連続短編…でいいのでしょうか?
    主人公は人妻ばかりを好きになる人物で
    今回好きになった人妻の夫は白い犬と同じ名前。
    知り合った大学生(女子)は、かなりの年上好き。

    なかなかに、皆様かみ合わない方向を向いてます。
    が、それゆえに、被らないという素晴らしさ?w
    途中で出てくる園長先生は、だからこそ、なのか
    愛情方向に突起するものがないな、と。

    小さく悩んでいる事でも、相手にとっては大事な事。
    もしかしたら、侮辱しているかも知れないという事を
    ちゃんと考えないとい

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    2019年04月01日
  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】

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    ネタバレ

    起こったことだけが、本当のことじゃない。

    麻貴のたくらみに載せられて姫倉の別荘に呼び寄せられた遠子先輩と心葉。その館で起こった惨劇の真相は。

    番外編であり、時系列は2巻の後とのことだが、話としては発行された順に読むべき。傍若無人な姫倉麻貴が、何に縛られていて、そしてどうやってその呪縛を解くか。なかなか衝撃的な人間関係も明かされる。ラブコメディというには血が多く、悲恋というには透き通っている。

    ラスト、心葉くんの語りが未来のもので、それはちょっと意外な将来を暗示している。残り2巻でその謎が明かされるのか。とはいえ、15cmの短編集で実際どうなったかは知っているのだけれど。

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    2018年12月31日
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件2

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    1巻のかまえに対して2巻のつくりは納得いかない
    グリンダをシャールしかみれないからと便利に使いすぎ
    受け付けがたい主人公だ

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    2018年12月08日
  • アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉

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    ひっそりと存在したもうすぐ外国に嫁ぐ伯爵令嬢である妹の話からはじまる、可愛いお菓子か小さな玩具みたいにちまちまと広がる作中世界の様子がすき。アルジャンとロクサーヌの身分違いででも信頼で結ばれた儚いような関係も良かった。開戦となるか否かの国際会議で次々と振る舞われるお菓子たちに勢いがあって圧倒された。

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    2018年10月09日