野村美月のレビュー一覧
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番外編とは聞いていたもののクリスマスプレゼントは、珠玉の短編集の詰め合わせではなく、サスペンスフルな長編だった(時系列的には2巻と3巻の間で、夏休みのお話)。 存在価値をさほど感じていなかった麻貴がメインで、彼女自身にまつわる物語。ある幻想作家の作品が物語にこの上なく有効に使われていて、、、。でもそれよりも何よりも、普段なかなか見ることができない遠子先輩の、あーんな表情やこーんな仕草がふんだんに盛り込まれていて、遠子先輩ファンにはたまらないお話でした(笑)。遠子先輩って、やっぱいいわあ。「“文学少女”のこのわたしが…」って啖呵切る姿に、惚れ惚れしちゃう(はあと)。 しっかし、この番外編だとば
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Posted by ブクログ
シリーズ二作目。相変わらずおいしそうな
お菓子と紅茶が素敵でそのうち紅茶に
マドレーヌを浸して食べねばと作中に出てくる
たびに思いました。小公女と宝塚の世界観を
感じる作品で主役のダイヤモンドプリンセスの
姫乃がだんだん無双感が出すぎて小説なのに
どこかぶっ飛んだ漫画のようで面白かった。
多分話のテンポとかがいいんだろうな。
そして姫乃の人間性も出来すぎだろうって
くらい出来すぎた人間性で不倫して逃げた
元夫に感謝できるなんて・・・
まぁそんな姫乃だからこそ今残っている
周りの人たちや出会った人たちはいい人
ばかりなんだろうな。なんだかんだと
サクサク読めて楽しめる作品でした。 -
Posted by ブクログ
■勝手に予告編
バーカウンターの隅に座る、瞳の色が左右異なり、目鼻立ちがハッキリとした美青年は、ヒトの『記憶』を売買する『うたかた堂』の店主 現野一夜(うつつの いちや)。
誰かの記憶と入れ替えたい。自分の記憶を上書きしたいと、依頼人の希望に合わせて、彼は本を広げて呪文を唱える。
そんな仕事を生業とする彼は、多くの依頼人の記憶に触れていくうちに、彼自身の『記憶』が彼を変え始めていく。
「おまえ自身の喜びや誇りになるような仕事を、重ねていけ」(p314)
■読後の感想
辻村深月さん著『ツナグ』と雰囲気は似ているなと感じました。
うたかた堂の店主 現野一夜(うつつの いちや)は、美青年だ -
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美味しそうなケーキが描かれた、綺麗な表紙に惹かれて手に取った本書。
“ストーリーテラー”のいる洋菓子店〈月と私〉を舞台にした、連作七話(&ティーブレイク&エピローグ&おまけ)が収録されております。
まず、裏表紙の内容紹介の一部を引用すると・・
“――・・さまざまな悩みを抱えてお店を訪れた人たちは、ストーリーテラーの語る物語と、内気だけれど腕利きのシェフが作る極上のお菓子に心解きほぐされていく。
心を甘くやさしくときめきで包み込んでくれる、おいしい連作短編集・・ ――”
・・とのことで、早い話、このキラキラした装丁のような、甘く優しい内容なんだなということが期待できますよね。
実際出てくるお -
Posted by ブクログ
ネタバレ料理やデザートの美味しそうな描写もさることながら、今回はその料理が盛られていた食器の描写も印象的だった。
推し活が日々の生活の糧になることも、依存しすぎると推しが卒業した時の喪失感が半端ないことになることも、読んでいてしみじみと実感できた。
一方で、主人公のしずさんのキャラ設定が盛りすぎていて、感情移入が個人的にはし辛いキャラだった。
元引きこもりながら、両親有名人、何だったら自分も有名人、ドラマの主役をやってます……いやもうお腹いっぱいいっぱい。
五月くんとのことは応援したいが、作中で推しと結ばれた先は別れることが示唆されているから余計に応援しにくい。
彼とは例外になるのかもしれないが、何