あらすじ
仕事も恋愛もぱっとしない岡野七子がたどり着いた、住宅街の洋菓子店「月と私」。そこには、お菓子にまつわる魅力的なエッセンスを引き出して、物語としてお客に届ける「ストーリーテラー」がいた――。さまざまな悩みを抱えてお店を訪れた人たちは、ストーリーテラーの語る物語と、内気だけれど腕利きのシェフが作る極上のお菓子に心解きほぐされていく。心を甘くやさしくときめきで包み込んでくれる、おいしい連作短編集。
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Posted by ブクログ
人生で誰しもが直面しそうな悩みを抱えた人たちが、「月と私」という洋菓子店に訪れ、スイーツとそれが持つストーリーに元気づけられる物語。
登場するスイーツがとにかく美味しそうで、おしゃれなスイーツの名前もたくさん知れた。上品なカップとソーサーと、ケーキのお皿を用意して丁寧に時間を過ごしたくなった。
文章はとても読みやすく、すらすらと一気に読み終えることができた。同シリーズで何冊か出ているようなのでそちらも読んでみたい。
Posted by ブクログ
書店で表紙の美味しそうな絵に惹かれて購入。物語に引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。自分に自信のない地味だけど素敵なスイーツをつくるシェフ糖花さん。をまるで執事のように見守り魅力に気づかせ変身させたストーリーテラーのイケメン語部さん。そんな2人もさることながら、美味しそうなスイーツ描写と個性ある登場人物。面白くないわけがない。読み終わり名残惜しいと思ったら続きも出てるらしい。それもパート4まで!!絶対読みたい。面白かった!!
Posted by ブクログ
住宅地に凛と佇むその洋菓子店には、ストーリーテラーと美しいシェフがいる。
以前は地味なシェフが一人、地味な日持ちのしそうな茶色い焼き菓子しか売っていなかった、今にも潰れそうなそのケーキ屋。でも味は良かったのでもう一度訪れたところ、そのお店はガラリと様子を変えていた。
インスタ映えする看板に驚き、何より、ストーリーテラーと称する美形の執事のような人がいるお店へと様変わりしていた。
ケーキが食べたくなる、するすると読めてほんのり温かい気持ちになれるお話でした。何より、ケーキが食べたくなる、それに尽きます。
オムニバス形式で主人公が代わり、その都度その人に合ったケーキが提供されます。ケーキ屋さんもそこを訪れる人もどの人もほっこり温かい人たちばかりですが、一人だけ、令二くんだけ浮いているように感じ苦手です。
Posted by ブクログ
今年一、
どストライクな作品に出会ってしまった…
『ものがたり洋菓子 月と私』を看板に掲げる
洋菓子店のお話。
作中にはウィークエンドやレイヤーケーキ、
クイニーアマン、ミゼラブルなどなど
様々な洋菓子が登場する本書。
そして描写が何より美味しそうで…。
満月のウイークエンドとキャラメリゼが
食べたくなったあああ
読みながら
『こんな洋菓子店が近くにあれば…』と
思ってしまうほど素敵なお店。
また描写もとても素敵だが、
登場人物たちもまた素敵で可愛くほのぼのする。
早くシリーズを追いかけて
月と私 洋菓子店のや登場人物たちの
恋の行方がとても気になります!!
Posted by ブクログ
年末にふらっと立ち寄った本屋さんで、平積みしてあってなんとなーく購入。
仕事でボーナスの次の日に若いスタッフが2人も急に退職してしまい、とばっちりを受け、仕事だらけの年末年始となった。
もっぱら、現実逃避は読書。
そんな時に、癒されました。
優しい恋愛話、美味しいだろうスイーツのお話。
一気読みしました。
次のふたさじ目に直ぐに突入。
とにかく面白かったです。
Posted by ブクログ
とっても軽やかにとても美味しそうな洋菓子とストーリーを織り込んだ本。
子どもでも楽しめる軽やかさかな?
ただただ、こんな洋菓子店があったらよいなと思う限りです…!
Posted by ブクログ
お菓子を作るのは私も大好きです。残念ながら乳製品アレルギーがあるので語部さんが来る前の月とわたしのお菓子のラインナップのような焼き菓子を作って食べることがほとんどです。ご飯の代わりにはならないけどスイーツには力が有るなと食べる度に思います。お菓子に込められたエピソードと作った人のお菓子に込めた思いを知ると更に元気をもらえます。
シェフとストーリーテーラーの今後も気になるところです。さあ、続編読みます。
Posted by ブクログ
角砂糖を紅茶に何個も溶かしたような甘々な作品。
非常にサクッと読める作品でした。
登場するお菓子は魅力的に感じましたが、挿絵があればなお良かった。
なんとなく伝わるが、正直なところカタカナ語(製法名)が多すぎて置いてかれがち。
そしておそらく人によっては不快感を示す人物が出てくるだろうが
甘すぎる物語のペッパーとして投入したのかなと思う次第。
Posted by ブクログ
まず表紙が好き☆彡
中はあたたかく柔らかい物語です(*^^*)
作者の方のお名前が美月さんで、
月のおかしが出てきます。
まぁれいじくんは将来的に失恋すると思うけど、やっぱりかたりべさんとお姉ちゃんがつっついたらいいな、と思う私であります。
とはいえ、麦ちゃんの言うとおり、甘々な2人の醸し出す雰囲気はお互いを思いやるカップルそのものやーん(*˘︶˘*).。.:*♡
てかかたりべさんが皆の物語をつむいじゃえるのは
ファンタジーってことで、目をつむっています笑
Posted by ブクログ
ストーリーテラーの話が聞けてさらに美味しく感じるケーキや焼き菓子。こんな洋菓子店が近くにあったらいいなぁ。糖花と令二、語部さんの関係が今後どうなっていくのか楽しみ。
Posted by ブクログ
文学少女以来、野村美月さんの作品を読みました。
遠子先輩を思い出すような、食べ物の語りが美味しそうで。凄く洋菓子が食べたくなりました!
こんなお店が近所にあったら、めっちゃ通うのに〜!
エピローグのおかげで、ますます恋模様を追う楽しみが増えました!
Posted by ブクログ
スイーツが本当に本当に美味しそうで…スイーツ大好きな私にとって最高の小説です。登場人物たちが抱える悩みは共感できるものが多く、読み進めながら私も一緒に癒され背中を押されました。
Posted by ブクログ
洋菓子店「月と私」には、美人なパテシェと執事のようなイケメンストーリーテラーがいる。
美味しそうな洋菓子についてイケメンストーリーテラーが話してくれる。
マンガ的ストーリーで、幸せな気持ちになれます。
Posted by ブクログ
ケーキ屋さんを舞台に優しい短編集。
ケーキの描写を読んでる途中から、無性にケーキが食べたくなり、買い物ついでにケーキ屋さんに入ってしまった。
高校生たちのキャラもいい味が出てる。
Posted by ブクログ
就職氷河期、生活に疲れた主婦モラハラ男、外見を気にして洋菓子店に入れない男、性同一性に苦しむ女性、そういった人々の辛い思いを癒す洋菓子店。おいしそうな洋菓子と、その洋菓子にまつわる物語を語る語り部。ケーキが食べたくなる楽しい小説。
Posted by ブクログ
ストーリーテラーのいる洋菓子店「月と私」
店で売っているスイーツを買った客が幸せになる話で導入して、店で働く人の話になっていく。
甘くキラキラした印象の作品。
Posted by ブクログ
洋菓子店のケーキなどにまつわるストーリーなどをストーリーテラーが教えてくれることで話が進むという感じで、日常ミステリーに近いものがあるのかな、と思う。
それぞれのケーキがどういうものなのか写真があるとよりリアルに思うけど、ストーリーテラーのストーリーもそれぞれのケーキに即していて面白いと思う。
あと、登場キャラクター自体はシンプルなので、突拍子もないような事態は起きずに安心して読めると思う。
Posted by ブクログ
美味しいケーキで元気になる系の話と思いきや、令ニがあまりにこじらせたキャラで引いた。ストーリーテラーも違ったこじらせ方で、今後の展開が読めない。フィナンシェ食べたい!
Posted by ブクログ
面白かったが、連作短編集のため、もう少し1エピソードが濃くてもいいかな?と思う。キャラクターや設定が魅力的なので、よけいそう思うのかもしれない。
Posted by ブクログ
そのお菓子にはストーリーがある。
洋菓子店「月と私」にはストーリーテラーがいて、お菓子のストーリーを語ってくれる。心に重荷を抱えた人はお菓子とストーリーに癒される。
令二が悪い。それはさておき、カタリベさんはちょっとおかしな人である。姉妹が騙されていると疑っても仕方ない。大事件は起きず、人の優しさにあふれた物語。まるで洋菓子のように。
Posted by ブクログ
読みやすいし可愛い!
洋菓子食べたくなっちゃうなぁ。
一つ一つのお話も素敵。女の子の夢が詰まってるっていう感じかな?
執事とお姫様の恋愛はとても見てみたいけれど、両片思いの素敵さもわかるから、ぬあああって読みながら悶えてしまった。。。
明日香さんにお勧めしたいな
Posted by ブクログ
洋菓子店「月と私」には、お菓子のいわれや魅力を物語のように説明してくれるイケメン「ストーリーテラー」がいる。内気なパテシエが作り出す素敵なお菓子が紡ぎ出す、甘くておいしい連作短編。
Posted by ブクログ
とびきり美味しいお菓子とそれにまつわるストーリーでお菓子を引き立てるストーリーテラーがいる洋菓子店の連作短編集。
シェフの糖花とストーリーテラー語部にはまだまだ続く話がありそう。次作も楽しみ。
Posted by ブクログ
お菓子はとても美味しそう。
ただキャラクターが…
令二のヤンデレS属性も引くが、それを分かっていながら容認している麦も大概だ。
本当に溌剌、サバサバしているなら虐めをするような相手を見逃さないだろう。
語部もやり方は違うが令二と似たようなものなので、どちらも気持ち悪い。
ふみよさんの話も、トースターでパンも焼けないように子供を育てている母というのも正直気持ち悪い。ダメ人間製造機だろ。家事を教えていないのに覚えなさいはないわ。お茶の淹れ方も教えろよ。
唯一頑張れ!と思えたのが凌吾くんとヨシヒサくんの話。
続きの話が出ているようで、お菓子は気になるのだがこの気持ち悪いキャラ達がまた出てくるのかと思うと読むのを躊躇う。
Posted by ブクログ
住宅街の洋菓子店「月と私」には、お菓子の物語を届けるストーリーテラーと、美人のパティシエ。
そこに訪れる人は魅了され、語られる話に勇気や希望をもらっていく連作短編。
元々パティシエは地味で目立たない女性なのだが、ストーリーテラーと出会って変貌。
と色々あるのだけど、そのストーリーよりも、全てパティシエの妹の幼馴染である令二が、全ての記憶を掻っ攫っていった。
令二、怖いよ、怖すぎる。小さな頃からそのサディスティックな捻くれすぎた恋心。引いた。とっても引いた。
Posted by ブクログ
ストーリーテラーがいる洋菓子店ってどういうことかよく分かってなかったけど、読んでみて納得。
見目麗しい美声の人物に「美味しいですよ」的ストーリーを色々聞かされればそりゃほいほい食べたくなっちゃうよね。
話のうまさはビジネスに重要と知っていても実際そういう職業があるとは思ってなかったからちょっとびっくりした。日本ではあまりいなさそう。
いるけど職種やポジションとしては確立してないだろうな。
ストーリーテラーが語るお菓子の数々がどれも美味しそうで良かったけど、キャラクターたちは正直それほど刺さらなかったんだよなぁ。
ちょっと残念。
いかんせん名前が……。性格も……。
麦と爽馬の存在だけが清涼剤だった。
横道逸れるけど、今回はウィークエンドシトロンがオルタネートを思い出させた!
Posted by ブクログ
日々の生活に疲れた人々がカフェの美味しいメニューと店主との交流を経てちょっぴり元気になるっていう最近よくあるほっこりカフェ系のお話だろうなぁと思いつつも表紙のイラストが可愛くてつい惹かれてしまい購入。
1、2話はまぁ普通で上記の通りの感じだったんだけど、3話目で急に胸糞悪いな…⁉︎
令二心底気持ち悪すぎる…DV気質のヤンデレストーカー束縛モラハラ野郎じゃん…しかも幼稚園の頃からとか終わってんな…
ケーキ食べて改心してめでたしみたいに持ってってるけど、これからは優しくする以前に今までのことをしっかりきっちり謝罪しろ。許さんけどな。
もう二度と出てこないで欲しいけど位置的に多分出るんだろうな…(ー ー;)チッ
令二の気持ち悪さが強烈過ぎてその後の恥ずかしくてケーキ屋さん入れない凌吾がえらい可愛く感じる笑
語部さんも語部さんで思い込み強めだし令二とは違う意味で拗らせてんなぁ…^^;
こんな可愛い表紙でこんなにクセ強登場人物達がいたのは予想外だったけど、ケーキの描写は流石上手い!
読んでると洋菓子店に走りたくなる✨