あらすじ
仕事も恋愛もぱっとしない岡野七子がたどり着いた、住宅街の洋菓子店「月と私」。そこには、お菓子にまつわる魅力的なエッセンスを引き出して、物語としてお客に届ける「ストーリーテラー」がいた――。さまざまな悩みを抱えてお店を訪れた人たちは、ストーリーテラーの語る物語と、内気だけれど腕利きのシェフが作る極上のお菓子に心解きほぐされていく。心を甘くやさしくときめきで包み込んでくれる、おいしい連作短編集。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
洋菓子店のケーキなどにまつわるストーリーなどをストーリーテラーが教えてくれることで話が進むという感じで、日常ミステリーに近いものがあるのかな、と思う。
それぞれのケーキがどういうものなのか写真があるとよりリアルに思うけど、ストーリーテラーのストーリーもそれぞれのケーキに即していて面白いと思う。
あと、登場キャラクター自体はシンプルなので、突拍子もないような事態は起きずに安心して読めると思う。
Posted by ブクログ
そのお菓子にはストーリーがある。
洋菓子店「月と私」にはストーリーテラーがいて、お菓子のストーリーを語ってくれる。心に重荷を抱えた人はお菓子とストーリーに癒される。
令二が悪い。それはさておき、カタリベさんはちょっとおかしな人である。姉妹が騙されていると疑っても仕方ない。大事件は起きず、人の優しさにあふれた物語。まるで洋菓子のように。
Posted by ブクログ
お菓子はとても美味しそう。
ただキャラクターが…
令二のヤンデレS属性も引くが、それを分かっていながら容認している麦も大概だ。
本当に溌剌、サバサバしているなら虐めをするような相手を見逃さないだろう。
語部もやり方は違うが令二と似たようなものなので、どちらも気持ち悪い。
ふみよさんの話も、トースターでパンも焼けないように子供を育てている母というのも正直気持ち悪い。ダメ人間製造機だろ。家事を教えていないのに覚えなさいはないわ。お茶の淹れ方も教えろよ。
唯一頑張れ!と思えたのが凌吾くんとヨシヒサくんの話。
続きの話が出ているようで、お菓子は気になるのだがこの気持ち悪いキャラ達がまた出てくるのかと思うと読むのを躊躇う。
Posted by ブクログ
日々の生活に疲れた人々がカフェの美味しいメニューと店主との交流を経てちょっぴり元気になるっていう最近よくあるほっこりカフェ系のお話だろうなぁと思いつつも表紙のイラストが可愛くてつい惹かれてしまい購入。
1、2話はまぁ普通で上記の通りの感じだったんだけど、3話目で急に胸糞悪いな…⁉︎
令二心底気持ち悪すぎる…DV気質のヤンデレストーカー束縛モラハラ野郎じゃん…しかも幼稚園の頃からとか終わってんな…
ケーキ食べて改心してめでたしみたいに持ってってるけど、これからは優しくする以前に今までのことをしっかりきっちり謝罪しろ。許さんけどな。
もう二度と出てこないで欲しいけど位置的に多分出るんだろうな…(ー ー;)チッ
令二の気持ち悪さが強烈過ぎてその後の恥ずかしくてケーキ屋さん入れない凌吾がえらい可愛く感じる笑
語部さんも語部さんで思い込み強めだし令二とは違う意味で拗らせてんなぁ…^^;
こんな可愛い表紙でこんなにクセ強登場人物達がいたのは予想外だったけど、ケーキの描写は流石上手い!
読んでると洋菓子店に走りたくなる✨