野村美月のレビュー一覧

  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2)
    2巻の演目は『マイ•フェア•レディ』。
    名作文学などをストーリーに絡ませながらキャラの心情にリンクさせる手法はもはやお家芸ですよね。
    今回も綾音とのコンビ解消の危機がありながら、しっかりいちゃラブしていてラブコメとしての完成度もなかなか。
    詩也の「オレ、吸血鬼だから」はけだし名言かと。
  • “藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10)
    ようやく終わったー!!っていうのが、一番の感想。

    時代を超えて愛される源氏物語、わたしは読んだことがありません。そういう意味で、この作品世界に生きている人とは同じ価値観なのか?
    にしたって、生理的にヒカルの恋愛はやっぱり無理だなぁ、と。

    是光と夏帆がようやくくっついて、そこだけは良かった。
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)
    どうなることかと思ったけど、やっぱりふたりはいっしょの方がいい!舞台でも舞台の外でもいちゃいちゃの方がいい!カレナ様、残念様だけどGJ!いろんな意味でみんなのカレナ様だよ。役とそれぞれの想いのシンクロっぷりもすごかった。次はもっといちゃいちゃでお願いします(無理をなさらない程度に)
  • “六条” ヒカルが地球にいたころ……(9)
    ふたを開けてみれば、
    一朱もかわいそうな子だったんだね、っていう。
    是光のヒーローっぷりもさらに磨きがかかって、「えぇい、ままよ!」(笑)

    そして、事件の真相へと近づくように次巻へ話が流れていく。

    しかし愛人とか愛人とか愛人とか
    ラノベにしてはドロドロしてませんかね?
    ここまで読んでいて今更なん...続きを読む
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件7
    本物のグリンダ登場で秘密を詳らかにしたシャールはグリンダの思惑に巻き込まれて過去の世界へ。時空を越えた兄妹(姉弟)喧嘩はまるまる一冊使えそうな感じだったけどさっくり事が終わり現世へ帰還。そして始まる牢屋生活…の割に恵まれた生活だったようで(笑)そのあたりはこの物語らしいかなと。グリンダが行動に移った...続きを読む
  • “末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5)
    是光のハーレム化が着々と進む。
    無自覚って怖い。

    今まで出てきた女の子の書き分けはすごいなぁと思う。

    朝衣が葵を守る本当の意味を知りたい。
    月夜子が言ったように思っているわけでもなく、きっともっと根深い思惑と理由があるのだと思う。


    今までのヒロインでは帆夏が一番好きだ。(巻ごとでの主役を張っ...続きを読む
  • “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)
    うわぁ(辟易)
    一朱、気持ち悪いな。
    フェロモン振りまいている月夜子が今回のヒロインなせいもあり、なんだかドロドロしてきた。

    ヒカルの死の真相は、もしかしたら。
    という推理をしてみるけれど、まぁわたしの推理力ではタカがしれてる。
    おとなしく最終巻まで読むとします。
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2)
    本当にこの子は油断しまくり。大切な物を守ろうとしてついた嘘が大きくなってしまって大変なことに。自分を出せずにいたのは、なぎのんだけじゃなく、綾音もだったわけか。ドーナレオン大量生産に至ってたところからなんとなくわかってたけど。綾音とのデートとか、何このバカップル。理歌も自分の気持ちに揺れていたり。も...続きを読む
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3)
    今回は各チームのトップによる、とりかえばや。「とりかえばや」という気持ちが色々なひとの想いと重なって…見事だった。詩也よ、どうしてそんな答えを出してしまったのか… すれ違いは悲しいのに。もっといちゃいちゃを見せてよ。理歌のホワイトタイガーの挿絵がないとは何事か。
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)
    バスケ馬鹿がいきなり吸血鬼になって苦悩したり、演劇部にスカウトされて女の子たちとキスしたりする話。バスケと演劇をそうやって繋げてくるかー。台詞のやりとりはパスと似てるって確かにね。舞台上で詩也はいろんな意味で救われたわけね。魔性の聖女と謎の転校生の主役コンビはこれからも続いていくのに、ほっとした。
  • “若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)
    あんまり魅力を感じない展開。
    2巻「夕顔」と続けて読んだけれど、いずれも無理がある展開。
    是光のヒーローっぷりに、早くもマンネリを感じてしまう。
    奇跡は一度しか起こらないから奇跡なのだ。

    より上回るものを。
    ずっと面白くしなくては。
    そんな感じで、徐々に無理が生じていくんだろうな。
    (ドラゴン○ー...続きを読む
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件7
    次が最終巻。この巻でシャールのエーレンでの物語はおしまい。最初から考えるとえらくスケールの大きな話になったもんだなと。まさかの異世界ものでしたよ。グリンダもシャールのこと大好き過ぎでしょ。シャールは立派な「先生」だったな。未来で、また会えるよね。
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件6
    外遊先で、探し続けていたグリンダが目の前に。今回の「お迎え」は波乱の予感。扉を行き来できるひとたちは特別なんだよね?社長さん、何者… シャールがまさかここまでやる子とは思わなかった。しかし、いろいろお話ししてしまって大丈夫なのかな…
  • アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉
    女王様の策はアルジャンの菓子。女王と国家の危機をなんとかしてしまったアルジャンすごいわ。しかも、自分の夢も叶えつつ。オーギュスト、ナイスアシスト。ナスタシアのミハイル皇子に持ってかれた感あるけど。想像にお任せエンドはちょっとなぁ…
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女
    別荘のお嬢様と新聞配達の少年のひと夏の淡い恋。お互いに想いあっているのにね…もどかしい。確かに少女漫画っぽい感じ。「一番素敵なメモリー」で、作品のタイトル…区切りをつけてしまってるのかな。
  • ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件
    エンタメとしてなかなかなレベルで楽しめた。天才の双子の姉グリンダが失踪したため、身代わりとして異国に家庭教師として女装して行くことになった男の子が主人公。王様ファミリーはかっこよかったり可愛らしかったり色とりどり。ハプニングは多々起きるもラッキーで正体がばれることなく過ごせてしまう。第一王女聖羅との...続きを読む
  • アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈上〉
    無愛想な菓子屋店主は女王の菓子職人で、動乱の英雄だった。お菓子はしあわせな無駄。皆が贅沢を楽しめるようにするため、孤児となった少女は立ち上がった。幼妻め。焼菓子が食べたくなるラノベ。カレール、実はいいやつ。
  • 親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。
    初読み作家さん。以前親友を含めた三角関係で皆を苦しめた(らしい)のに、またタイトル通りの状態になってしまった主人公が、恋と友情の間で葛藤するストーリー。煽り役の先輩の存在が謎だし、終盤の展開や親友のキャラ設定には少々無理があるように感じてしまったけれど、主人公たちの、気になる=好きなのかわからない状...続きを読む
  • 親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。
    久しぶりに「青春」「恋愛」といった内容の本を読んだ。
    主人公やその友達の設定や雰囲気が取っ付きやすかった。野村さんの文学少女の1、2巻を読ませていだきましたが、あっさりして読みやすい文章でそういった好き嫌いはそこまで出ないと思った。

    恋愛、といっても寂しさというか透き通った感じできれいだなぁと思い...続きを読む
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3)
    野村美月さんのファミ通文庫作品は「文学少女」→「ヒカル」→「吸血鬼」とだんだん独特なヒリヒリした感じが薄れて,少女マンガ的になってきているように感じる.好みからは離れてきていて,このシリーズを追いかけるかどうかは判断どころでちょっと微妙.