野村美月のレビュー一覧
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最初は短編集なのかと思って読んでました。が、どんどん繋がっていって結びついていくような1つの物語で
とても読みやすくて心が温まるお話でした。
出てくるスイーツが見た目、色、食感、味など全部が細かく書かれていて、例えの表現もすごく綺麗で
そんな可愛いくて美味しいもの食べたくなりました。
甘いくて...続きを読むPosted by ブクログ -
ほっこりして、読むとスイーツが食べたくなる一冊でした。
そして、ストーリーテラーという人をはじめて知りました。物語に登場するお店に行ってみたいなぁ〜と思いながら読みました。Posted by ブクログ -
こんな素敵なケーキ屋さんが近所にあったら体型維持が大変ですね。ケーキ屋姉妹とストーリーテラーは親御さんを失っていて、周りの人達の幸せな家庭との日常感の違いが面白かった。Posted by ブクログ
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死者があの世に向かう三途の川沿いにある本屋の物語。
ここでは人生最後の1冊を店主が選んでくれる。
派手な着物を着崩してやる気が無く、バイトにはダメ人間扱いの店主が、それぞれに事情を抱えた死者達にどのような本を選ぶのかが面白い。
(本じゃないのもあったけど)Posted by ブクログ -
今回はキツネの男の子が世々にプロポーズして海くんがやきもち焼いたり、海くんのお母さんに世々の正体がバレる騒動があったり、海くんがカレンダーに付けた花丸マークの理由に世々が頭をひねったりする話の三本。
相変わらず可愛くて甘い!甘すぎるうう^^
読んでて胸が蕩けそうだよ。
いや好きだけど。
でも内容的...続きを読むPosted by ブクログ -
これはなんとも、ラノベ的には問題作と言っていいんだろうなあ。
タイトル通り、幼なじみの好きになった女の子が実は妹だったというお話で、読んでる間ずっと、これはどう言う結末になるのだろうかと気になっていたのだけど、そうか、そういう選択になったのか。
でも、そうだよなあ、これしかないよなあとも思う。
社会...続きを読むPosted by ブクログ -
文学少女シリーズ番外編。夏休み中のお話で、舞台は姫倉の別荘。いつも以上に切なく、そして最終章へと感じさせるラストで良い読後感でした。今回は泉鏡花の小説が主題。読んだことない本を読んでみたい気にさせるのは、このシリーズの魅力であり、すごいなぁって感じてしまう。読書感想文にはぜひ文学少女をおすすめしたい...続きを読むPosted by ブクログ
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ネットでしか繋がれない女の子に、やきもきしながらも一生懸命メールをする是光は微笑ましかったです。
ユニークで個性的な顔のサフルールにヒカルが心から可愛いよと伝えるところも、気持ちが伝わったあとのサフルールの反応もとっても素敵なシーンです。Posted by ブクログ -
初めて読んだ作家さんでしたが、面白かったです!
本の声が聞こえる青年と本屋の店主の謎の関係、水海さんの思いなど、結構ぐっとくる場面が多い物語です。
作者さんが福島出身と書かれていたので、手にとってしまいました。Posted by ブクログ -
"文学少女"シリーズの短編集第3弾ですが、その面白さは本編のそれと変わらずです。そう、本当に変わらないです……。時折のぞく人の持つ「暗さ」も「容赦のなさ」も、「逃げようもない現実」も。それでも希望の仄見える展開も少し、本当に少し見えたりして、この読後のほろ苦さ加減こそが正に"文学少女"シリーズだなあ...続きを読む
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なんだか本編で残されていたパズルのピースが1つずつ埋まっていくような印象を受ける。各話の面白さとともに“文学少女”の世界全体のさらなる拡がりを予感させる粋な一冊と言えよう。
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心葉、遠子先輩が物語を紡いでいた裏で、その周りの者達も「自分の物語の主人公」をもちろん演じていた訳で、今巻ではその辺がメインとして描かれています。
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今作は、新たな登場人物である“半熟作家”と、編集者となった遠子の物語です。 位置づけとしては番外編で、構成は非常にコミカルになっております。
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今回のメインは姫。彼女の別荘で過去に起きた惨劇にまつわる話と泉鏡花の「夜叉ヶ池」がテーマです.館もののミステリ仕立てで楽しめました
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『狭き門』を活かしつつ、登場人物たちに結末を上手く与えたと思います。 見所は、遠子先輩ではなく心葉による謎解きです。
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これまで謎だった遠子先輩と流人の家庭(生活)と、2人の両親の関係が「 狭き門 」になぞらえて語られていきます。
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今回は武者小路実篤の「友情」がお題です。自分の好きな相手が自分の親友ことをすきになる、そして友情に悩むというベタなないようなのですが、そこは「文学少女」すんなりいかずドロドロの愛憎劇。
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いよいよ心葉と美羽が再会。そして、過去の出来事が明かされるという、この作品のキモと言える巻。今回は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が引用されてる。