小尾芙佐のレビュー一覧

  • 高慢と偏見(下)

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    オースティンの面白さを、正確に表そうとすると、なんだかう〜んと唸ってしまう。面白さ、と言っていいのかどうかもアヤしい気がする。
    しかし惹かれる、読みたいと思うのは何故だろう。

    激しさや、これと言って大きなアップダウンがあるわけではないんだよね。静かで、牧歌的とも言えるかもしれない。
    恋愛沙汰にしても、キッタハッタや転落があるわけではない。

    そもそも生活に困らないお金持ちの人たちの話なので、気持ちが切羽詰まったりしないんである。
    邸があって庭園があって馬車やパーティがあって。部類で言えば、コージーな。

    TVの昔の”トレンディドラマ”の時も、「あんたたち、少しはマジメに仕事しなさいよ!!」と

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    2011年12月05日
  • 第三の女

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    エンタメ性において日々洗練されている現代ミステリに読みなれているせいか、途中の展開が起伏に乏しいように思えたが、謎解きに入ってからは十分楽しめた。探偵役が本当に社会的地位が高い(秘書とか執事がいる)っていうのも、古い作品なのに逆に新鮮に感じた。

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    2011年08月23日
  • 心の鏡

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    短編集。「アルジャーノンに花束を」の短編もあったけど、長編より短編のほうが個人的には好きだと思った。「心の鏡」は心理学を読んでいるような感じだった。

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    2011年05月11日
  • 第三の女

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    ネタバレ

    死体がない殺人という紹介に惹かれて買った。
    犯人のまさかの正体にびっくりだった。
    オリヴァ夫人がけがをしたと聞いた時のポアロの悪態が頭に残ってます。

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    2011年05月02日
  • 五番目のサリー 上

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    ネタバレ

    下巻は一気に読んでしまいました。
    最初は主人公、サリーの困惑が伝わってきて
    こっちまで気がおかしくなりそうでした(・ε・;)
    内容を一言で言うと、知らないうちに4つの人格を作り出していた
    サリーが、医師の助けを借り他の人格と自分の過去を受け入れ
    融合していく姿が描かれている。

    5番目のサリーという題名にも納得。

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    2011年03月06日
  • ロカノンの世界

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     はるかな未来の宇宙、フォーマルハウト第二惑星。高度な知能を有する生命体が、複数の種族存在する星。
     その惑星に、全世界連盟から派遣された調査隊。通常の手段では、連盟の人々に通信が届くまでに八年もかかるような辺境の星で、平和的な調査のためにやってきたはずの彼らは、突然の攻撃にあい、隊長のロカノンを残して全滅してしまった。
     連盟に仇なす勢力が、この未開の地の一種族を利用して隠れ蓑にし、兵力を固めようとしている。そのことを知ったロカノンは、通信手段を求めて、いまだ知られざる辺境の地を、命を賭して旅をする……。

     これまで読んできた同じ方のほかの本に比べたら、最初が少しとっつきにくい感じはあった

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    2011年03月02日
  • 言の葉の樹

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    ル・グィンの小説は、その試みが興味深いがあまりにも真面目過ぎてまるで社会学の教科書を読んでいるようだ。
    本書で書かれている社会は、まるで、文化大革命の時の中国と鎖国時代の日本を足したようだ。

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    2021年02月20日
  • 五番目のサリー 下

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    各人格が全部融合できてよかった。

    ところで、精神分裂病の人は、基本的に幼少期に性的虐待を受けている人が多いのだろうか?病気発症の理由って、ヒトそれぞれだと思うけど、きっかけってどういう理由が多いのだろう?

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    2010年10月15日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    自閉症の治療が可能になった近未来。幼児期に行えば完全に、青年期であれば軽度(アスペルガーに近い)に抑えられる。

    主人公ルゥは軽度の自閉症ながら、その特徴である高度なパターン認識能力を活かした適職に就いている。そこへ、青年でも自閉症を完全治療できる新たな治療法のニュースが入り、勤める会社から被験者になるよう命じられる。

    ルゥは葛藤する。「健常者」になりたい。しかし、そうすればアイデンティティを失ってしまうのでは……。自閉症者でも、好きな仕事、趣味、異性と充実した日々を送ることはできる。「健常者」になるのは、それほど望ましいことなのか……。治療をめぐる、周囲との交流や衝突を経て、ルゥの下した決

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    2010年05月04日
  • 五番目のサリー 上

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    多重人格、五人の人格を持つサリー・ポータの話。
    過去に起こった心の傷、憎悪、怒り、悲しみ、喜怒哀楽を受け入れる事が出来ず分裂したのか。
    一人一人の人格は様々で治療を続けていく内に他の人格と融合していく。
    融合して完全な人間、五番目のサリーになるまでの苦悩、切なさが面白い。

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    2009年10月07日
  • ジェイン・エア(下)

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    2009.03
    表現が詩的。登場人物の台詞がきらきらしていて長いので、ちょっとあきるかも(同じ長いのでも、赤毛のアンは全然気にならないというかむしろ好きだけど)
    「嵐が丘」に方がぐいぐい読めるけど、こちらの方が後味が良くてほっとする。若干、都合よすぎ?な点もあるけど。

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    2009年10月07日
  • ジェイン・エア(上)

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    2009.03
    最初の方のシーンは「秘密の花園」を思い出させた。寄宿学校(っつーか、孤児院?)でのシーンがもっとあったらよかったのに(それだと違う趣旨の話になっちゃうか)

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    2009年10月07日
  • くらやみの速さはどれくらい

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    自分が思う自分、他人が形作る自分、望む自分の姿
    過去に残してきたもの、暗闇の先に夢見るもの
    守るか、進むか。
    言われる程、アルジャーノンとは思わない。
    あっちは変化してから、こちらは今ある姿で

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    2014年10月05日
  • 秋の星々の都

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    けっこう分厚い1冊です。
    「永遠の戦士 フォン・ベック」シリーズの2冊目。とかいっても、主人公は、1巻目のフォン・ベックではなくて、マンフレッド・フォン・ベックという、1巻目の主人公の子孫です。

    で、主人公も違うのですが、物語の質も、なんか1巻目と全然違う感じなんですが……。

    1巻目は、いきなりルシフェルが出てきて、かなりストレートなお話でした。でも、この2巻目は、かなりまどろっこしいです。
    偽史をずっとかいているのですが、このあたりは、わたしは知識がないので読み取りきれいないと思います。だから、もしかすると、知識がある人は、ここにファンタジーを感じるのかもしれませんが……わたしにとっては

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    2012年02月15日
  • ジェイン・エア(下)

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    うーん。。。
    なんか納得いかないっす。
    あまりにもご都合主義的に読めてしまう。

    現実ならまだしも、小説でこういう偶然が起きてしまうとかなりひきますよ。

    放浪した末に助けてくれた人が親戚だったって?
    狂人の妻が放火した挙句、身を投げて死んでしまったって?奥さん死んだらいいんだ。放火したの本当に奥さんなのかいな。セント=ジョンはどうすんのよ。

    どうせならインド行けよジェイン!
    行って殉職する瞬間にロチェスターに会うとかのほうが面白いよ。

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    2009年10月04日
  • クローディアの告白 上

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    クローディアってあの人に似てるよね。美人で魅力的でちょっとおかしくて。もっと純粋な性格ならあの人もこうなれたかな。2007/8/2

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    2012年07月31日
  • 第三の女

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    自分が犯したらしい殺人についてご相談したい。そう言ってポアロを訪ねてきた若い娘は、結局何も告げないまま立ち去ってしまった。その午後、事情通のオリヴァ夫人から事情を聞いたポアロは、俄然興味を示し、夫人とともに調査を始める。だが娘の周囲に殺人の匂いはなかった…死体なき殺人の謎をポアロが追う。

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    2009年10月07日
  • 五番目のサリー 上

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    物語としては面白いけど、情報としては嘘っぱちですよ、お気をつけ!多分彼の作品の中で一番有名なのはアルジャーノンだと思うんですが、泉はコレしか読んでない。内容は…そうだな、一部エロいです(!)

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    2009年10月04日
  • IT(2)

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    ピエロが怖い。とにかく怖い。出だしの下水シーンでもうかなり怖い。映画(ドラマ?)版は微妙。とにかく微妙。

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    2009年10月04日
  • 世界の合言葉は森

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    未読未購入に付き内容についてはパス。と言うか買い逃してそれっきりになっていた所でSaGa Frontier2をやって、出て来た植物系モンスターの技名がコレだったんで思わず吹いた。

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    2009年10月04日