長野まゆみのレビュー一覧

  • となりの姉妹

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    近所の小母さんが遺した謎めいた符号、隣家の姉妹の元に現れる間借り人、ふらふらとしていて達観しているような兄。とうとうと流れる水のような文章に揺られて、どこでもない場所へと連れて行かれます。
    流れに揺られるのがなんとも心地いいんです。ちょっと懐かしいような、それでいて丁寧な生活の描写が心地よさを増してくれます。
    謎に明確な答えは与えられず、結局どういうことだったの? という幕切れとなりますが、それすらもまた心地いいんですな。

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    2015年03月17日
  • 鳩の栖

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    カフェで読みながら途中ため息をついてしまう それくらい静謐で繊細で、たいせつに読みたい作品集だった 中学生の男の子っていいなあ・・ 「栗樹-カスタネア」が特によかった 筆者自筆の挿絵もすてき

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    2015年01月06日
  • ぼくはこうして大人になる

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    長野さん独特の儚さに少年らしい生意気さや純粋さが際立っていてすごく好み。結びが過ぎ去るように終わってしまったので、白昼堂々シリーズのように続編希望。

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    2014年10月26日
  • 賢治先生

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    再………読。詩がたっぷり混じって、やっぱりステキで切ない一冊です。
    この頃のこういう作品が、また読みたいです。無理だと分かっていても、つい。

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    2014年10月11日
  • カンパネルラ

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    ネタバレ

    再………読。この時期にぴったりの一冊です。しかし久し振りに読んでみて【カンパネルラ】は仲間を探して死に引き摺り込む、幽霊としか見られなくなっていました。がっくり。これを読むと、銀木犀も読みたくなるね!

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    2014年10月11日
  • 鉱石倶楽部

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    ネタバレ

    長野さんの「今」の小説も好きだけど、私が初めて触れて好きになったこの時代の小説にもすごく惹かれます。

    鉱石に長野さん独自の名前がつけてあり、それについての散文詩のような文章(見開きに収まるボリューム)、想像上の鉱石の説明のところが気に入りました。

    むかし、長野さんの小説を初めて読んで「ほわ~」となったときの気持ちを思い出しました。
    特に散文詩のような文章がすごく気に入りました。

    想像上の鉱石の説明では、鉱石を「食べる」種族が解説を書いているので、何オンスの水分を含む(ジュースにするらしい)とか、砂糖漬けにすると保存がきく、とか書かれています。
    …猫かな?

    以前は興味がなくて手にとらなか

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    2016年08月16日
  • 天然理科少年

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    表紙の少年の人形に惹かれてジャケ買い。
    放浪癖のある父のせいで引っ越しと転校を繰り返す主人公の少年「岬」。引っ越し先で出逢った「賢彦」という不思議な少年との3日間の物語。
    長野まゆみ作品は、宮沢賢治の世界観を彷彿とさせる。檸檬水、鬼胡桃の印鑑、ガラスの笛。
    物語の中にさりげなく登場する綺麗な物に心癒される。

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    2014年08月09日
  • 超少年

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    長野まゆみ先生の作品には読み始めるといつもその発想に驚かされて感動して、読み終わった後にはその全てに納得させられることが多いです。題名通りの「超少年」。長野先生ならではの少年たちが織り成す物語はその特殊性も相まって言葉にしがたい感覚があります。いってしまえばこのお話は覗き穴からそっと覗いているような、そんな感覚でした。植物の仕組みを少年に組み込み少年は植物のような瑞々しさを持ちふわっとその花の香りが香ってくるような、そんな感覚を味わえる1冊です。

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    2014年07月30日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    凛一、氷川くんシリーズ最終巻。秘密の恋ってどれも切ないです。いろんな人の気持ちが、痛いです。でも、最後は少し救われました。いつまでも、この、本のなかにいたくて、全巻2度読みしてしまいました。

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    2014年07月26日
  • 聖月夜

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    荒んだ心に染み渡る、可愛くて暖かいお話ばかりだった。一文字一文字が綺麗な石みたいに思えるくらいに、丁寧に書かれた文章だと思った。
    2014/6/26

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    2014年06月26日
  • 白昼堂々(凜一シリーズ)

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    ネタバレ

    正午くんとのやりとりで、彼が緊張しているのがわかって、いじわるで長引かせる凛一くん好きです。
    氷川くん、省子さんに千尋さん第一印象苦手な人だったけど、みんな好きになってしまった不思議。

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    2014年06月19日
  • 鉱石倶楽部

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    石好きならばと勧められた本で、写真も美しいしそれに付随する文章もさらに綺麗なもの。ファンタジーであり、また常々美味しそうにも見える石は私だけでも無いのだと実感。石好きの友人にも勧めたい。

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    2014年06月03日
  • 鉱石倶楽部

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    長野まゆみさんのきらきらした文章を読みながら、昔から好きだった鉱石の写真を眺められるのが幸せでした。

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    2014年01月31日
  • 天球儀文庫

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    作品社出版の芸術的な『天球儀文庫』シリーズの単行本もあるのだが、文庫本の表紙絵をどうしても手にしたくなり、改めて迎えたわけである。

    ・収録作品・
    『天球儀文庫』
    「月の輪船」「夜のプロキオン」「銀星ロケット」「ドロップ水塔」

    長野まゆみ 天球儀通信/文庫版に際してのあとがき

    中村えつこ・解説 少年はなぜいつもふたりなのか

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    2014年01月31日
  • ことばのブリキ罐

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    きらきらと煌めく色とりどりの飴玉を、瓶につめました。この本を一文で表すなら、こんな感じでしょうか。
    とにかく私は、この本が大好きです。

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    2013年12月17日
  • 夏至祭

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    きっと私の青春時代すべての核だった。
    HNは銀色からとっていて、今でも使っているし好きな色は銀色。
    少年達のやり取りがやっぱり良い。

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    2013年12月09日
  • 咲くや、この花 左近の桜

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    装丁がとてもいい。
    「灰かぶり」が素敵だった、マネキンが人間になりたくて楽園に逃げるなんてロマンチックだ。
    捨てられずに済んだのかしらアダム

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    2013年10月05日
  • 学校ともだち

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    舞台は、近未来の終わりゆく世界。
    オヅ先生は、学級日誌を書くことを提案する。
    生徒であるトィ、ノッブ、チロ、ノンノン、チハヤは、交換日記みたいに日々の出来事を綴る。項目は、「きょうの出来事」「学習」「反省」「担任の欄」である。

    日誌を通して、生徒達の関係と物語の世界観を覗くことができる。
    パズルのピースを1つ1つ嵌めていくように、全容が表現されていく。
    それを紐解くのが楽しい。
    また、学級日誌形式というのも懐かしさがこみ上げる。

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    2013年08月14日
  • 千年王子

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    ネタバレ

    女が総人口の数%となった未来の話。
    古代の王子の物語が近未来的社会と交錯する。

    主人公ルカは、上位学校であるワールド・ツアー校に通う生徒である。物語は、学習プログラムに間違って選んでしまったことから始まる。教官シンヤがプログラムした「再生と救済の共和国3rd」の中で、レイジに会い、古代の王子の物語を追体験する。
    最後には、「再生と救済の共和国6th」にアップデートされ、物語は終焉を迎える。



    教官シンヤは、王子シンヤと同じ遺伝子。
    リヨンは、王子シンヤの妻エリュシオンの生まれ変わり。
    ルカは、王子シンヤの子供。
    レイジは、王子シンヤの身代わりとして死んだ奴隷?



    近未来の話が好き

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    2013年08月14日
  • 改造版 少年アリス

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    結末や細部がかなり変わっていたけど面白かった。
    何より装丁や挿絵がすごく可愛い!
    最後の少年は何も関係ないクロツグミが人にされて、アリスはただ記憶を消されただけっていう解釈でいいのかな

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    2013年08月04日