長野まゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ臨時の理科教師をしている紺野先生の赴任先でのエピソードが書かれています。
それぞれのお話にはナンバーがふられており、18のお話がおさめられています。
長野さんのお話って海か山のどちらかを舞台にした話が多いイメージなのですが、このお話は海に近い学校にも山の中にある学校にも紺野先生が赴任します。
鳥や植物などは実在のものも出てきますが、狐火虫とか氷河星とか不思議なものも出てきて、あまり詳しくない私なんかはつい信じ込んでしまいそうです。
5番目のお話に出てくる揚げ菓子は風船のようにふくらんだ、という表現がカフェ・ドゥ・モンドで食べられるベニエを想像させます。こちらは揚げたあとに砂糖やシナモンをか -
Posted by ブクログ
ネタバレ始まりは奇妙な男から始まる。登場人物は、橘河、仲村、さゆり、橘河の嫁や鳩彦。主人公は市村だった。文春文庫とあって文章は読みやすいうえに文学的で、機械的な描写だけではなくイロを持たせるのがとても素敵だった。同性愛表現もあることで有名な長野まゆみさんだが、『あめふらし』は隠語や遠まわしな表現、それから直接的ではない言い回しをしているから、村上春樹の「ノルウェイの森」のような衝撃はなかったものの、まるで浮世絵や花魁の華やかな世界のようにあでやかだった。幻想的で妖怪をベースにしていることからエンターテインメントとして十分と私としては楽しめたし、何よりわかりやすい文章と穏やかな語り口でとても穏やかに読む