長野まゆみのレビュー一覧

  • ことばのブリキ罐

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    私は著者と同年代の者だろうと思える。懐かしい思い出の缶をそっと開けるような感じがする。

    宮沢賢治のようなコスモス。ことばから広がる世界の夢のような空間にあそぶことができる。

    著者の絵もいい。

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    2010年01月28日
  • 天体議会 プラネット・ブルー

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    長野さんを読むようになったきっかけ。自動人形や鉱石にラジオ……懐古雰囲気を漂わせるそんな一冊です^^

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    2010年01月24日
  • お菓子手帖

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    時代背景を追いながら、当時のお菓子について語られている。

    現在の甘党と昔の人の(麦茶に砂糖を入れるような)甘党では、甘さの量もかなり違うのね。

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    2010年04月20日
  • 碧空(凜一シリーズ)

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    これと、若葉の頃は何度読ンでも厭きないの。
    何でかッていうと、有沢さんが出てるから。
    ……魅力的だよね。

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    2009年12月29日
  • 千年王子

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    とても不思議な本でした。
    何度か読んでも、難しい。
    自分の頭の中で物語を解釈しなければならないところが、私には面白いと思った。

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    2009年12月07日
  • 夜間飛行

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    わたしは、この方の書かれる冬の世界がとても大好きだと思っていたのですが、この1冊に関しては全く違い、
    夜に浮かぶ檸檬色の淡くてきらびやかな世界がとてもとてもお気に入りです。ポーリィの歌の軽快なリズムを挟みつつくるくると変わる場面展開も、好き。

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    2009年12月07日
  • 賢治先生

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    この本は新書で読んだのだけれど、ラストの1ページが好きすぎて強く印象に残っています。
    長野まゆみ作品の中でも特に好きな一冊。

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    2009年12月06日
  • 夏至南風

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    汚いものが美しく、美しいものも汚く。長野まゆみの文体でなければ、ひたすら悪臭に満ちた世界となっていたでしょう。

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    2009年10月21日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    凛一と氷川の繋がりそうで繋がらない恋。

    ボーイズラブだが、綺麗な表現である為とても読みやすかった。
    私的には正午と凛一の関係が好きだったり。

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    2009年10月07日
  • 新装版 夜啼く鳥は夢を見た

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    夜啼く鳥は夢を見た
    夏のひるまの 仄白い沼
    御影の花さく 水の面で
    寂しい鳥は 少年に逢う
    静かに光る 沼の淵
    月、煌々と 降りそゝぐ
    夜啼く鳥は 瑠璃のいろ
    いつかの夜にふと消えた


    復刻版。投票した甲斐があった…。実は数年前に古本の個人取り引きで手に入れてたけれど。

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    2012年05月13日
  • 天球儀文庫

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    ケンタウリ・プロキシマ。
    “星の名前”を教えてくれた宵里という名の少年は、
    いつもアビを魅了してやまない。
    ソォダ水のはじける音、天使の枕、流星群の観測…
    秋の新学期から、翌年の夏期休暇まで、
    二人が過ごした一年足らずの日々を描く。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    月の輪船、夜のプロキオン、銀星ロケット、ドロップ水塔の4作を収録。

    どこか外国を思わせる建築物や行事。
    不思議な出来事と、当たり前の日常と
    小さなエピソードの連続だけど全ては貴重なこと。
    季節の表現や小物遣いや言葉の選び方が絶妙。

    言わなくていいこと。今言わなければいけないこと。
    思わず口にしてしまったこと。
    言いたく

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    2009年10月07日
  • あめふらし

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    梨木香歩が好きな人にはいいかも!千野帽子の解説もいい。奇妙で冷たくて湿っている。わけのわからなさとホラーとエロが同居。ストーリーよりも世界を感じたい。

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    2018年10月20日
  • 宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ

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    ふたごのロビンとミケシュが体験するたくさんのおはなし

    流れ星やにぎやかなお祭り、ひかる宝石がはいったソォダ水、

    ホットチョコレートや不思議なボタン屋さん、人魚のおとこのこなど

    わくわくきらきらしたものがいっぱいです

    一話完結なのもよみやすいです〜

    すごくかわいい一冊!

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    2009年10月04日
  • 賢治先生

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    ジョヴァンニは賢治先生のように、カムパネルラを探していくのだろうか。とし子を探しに行った賢治先生のように、見つからないと、分かっていても。

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    2009年11月19日
  • 天球儀文庫

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    個人的に好きな感情であふれていたと思う。焦燥感と好感がいりまじって
    不安が生じるような。あと、嫉妬とかね。あの独特の「におい」もほのかにただよってるような
    気もしたけど、私は別段意識せずに読めた。

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    2009年10月04日
  • 天然理科少年

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    美しい言葉、美しいカラー写真。
    紙質も普通の文庫と違い、眼と感触、いろいろ楽しめる本。

    個々の短編と思いきや、ひとつのストーリー。
    ラスト、梓の真相は今思えば不思議だが全く気づかず。
    だからこそ、とても胸にじんわり迫る。
    飄々とした大人の父が、少年時代は少し不器用で完璧では無い面がとても愛おしくなる。

    まゆみ氏の少年はとても血気盛んな少年と、幽霊みたいな少年に分かれていて、
    幽霊みたいな少年が本当に幽霊だったという、こんなしっくり納得できる話もない(笑)

    上海少年で読んだ秀逸な短編を、丹精にもういちど見せられたような、贅沢な気分になれた。

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    2009年10月04日
  • 三日月少年漂流記

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    初めて読んだ長野さんの本です。母親が所持(!)していて、面白そうだな〜と思ってタイトルに惹かれて読みました。第一印象は本当にビックリの一言というか。世界観がまず私がとても好きなものだったのでそこに引き込まれたというのと、やはり言葉のひとつひとつにすごく感銘を受けたというか。他の本や作家さんの言葉や文章が雑というわけではないですが、これほど丁寧というか日本語とか漢字に対して愛情を感じる作家さんはいないのでは?というぐらい文字ひとつひとつが頭に染み入るかんじ・・かな。この本を読んですぐにファンになっていろいろと読んでいますが、やはりこの辺りの作品は今でも大好きです。ちなみにレンズ豆のスープ、この間

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    2011年09月23日
  • 夏期休暇

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    岬に建つ家。千波矢は幼いころをそこで過ごし、今は亡き兄とそこで出会う。その思い出の家に越してきた葵。千波矢は家を奪った葵を嫌うが、お互いの交流は始まっていく。ある日葵は千波矢の兄と出会い、帽子を受け取る。葵は千波矢にそれを返そうとするが…。
    千波矢は二人も殺してしまったのですね。

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    2009年10月04日
  • 天球儀文庫

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    四季を巡る二人の少年の瞳に映るもの。
    揺れる心と確固たる絆。

    四冊のハードカバーを纏めたものがこの文庫。
    ハードカバーの装丁はとても綺麗。

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    2009年10月04日
  • 碧空(凜一シリーズ)

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    強い瞳をした病気の少年と、華道家元の少年。
    カメラを介して写し撮る世界の表層と、写らない心。
    空に伸び上がるグラジオラス。

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    2009年10月04日