長野まゆみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
鮮やかな文章とファンタジーな物語に心が煌めく。
独特な言葉の使い方と価値観を文章で描く物語に憔悴する。
この物語は星と鉱石、友情や家族などを描いているが背景にある近未来的な暖かい街並みや建物を文章内で感じられる。
女の子が大好きな心がときめく夢物語の世界観。
かと言って読んでいて子供向け限定の本とは言い難い。
子供から大人まで様々な視点でこの物語を楽しむことが出来る。
冒頭で述べたように星と鉱石をその物語に住む人達は憧れと宝物のような眼差しで大切にしている。
この鉱石たちの名前がまた可愛らしい。
そして現代のように収集するのがゲームソフトとかの俗世的なものではないことがまた良い。
珍しい鉱 -
Posted by ブクログ
高等学校の読書感想文課題図書と背表紙に貼ってあるのを見て読み出す。野川は東京に住む我々には身近な河川。出てくる地名、関東平野のでき方などに引き込まれて読み出す。
主人公の中学生が両親の離婚で転校した中学で出会う教師、部活動の仲間、鳩(?)が皆、いい感じ。
心の中の世界と実際の世界、上手く折り合いをつけて理解したり受け入れたりして生きていくんだね。ふたつの世界の調和するところが優しくて味のあるポイントなんだね。
主人公と一緒に涙したくなった。
普段は、すっ飛ばして読みそうな自然描写自体が大切な要素の物語。
くどくならない程度に自然が語られている。
人間関係がサラっとしているようで熱い!
久 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2011.2.26.
読み終わって、まず思ったのが、シュイとイオは死んだの?死んでないの?ということだった。しかし、しばらく考えて、これは記憶の物語なのだと思い直した。ラシートの女が受け継ぐ、記憶。何世代にもわたって、個体が何度代替わりしても受け継ぎ続けている種族の記憶だ。ソレンセンからイオへ、そして多分イオの子供へと、それは受け継がれたのだ。ゼルと、ゼルから発するパルス、そしてHALASSの男とのアンフュージョンを鍵として。
この物語の中で、個人としての記憶は何度も失われる。しかし種族の記憶は失われない。そして維持していくべきなのは、種族の記憶のほうなのだ。1stを読んだ時に、ここにはイオし