枡野俊明のレビュー一覧
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禅はなんとなく中国古典に通じるものがある気がする。なんとなく禅のほうが日本人には馴染みやすいのかな。
今年の自分のテーマは利他、知足だけどなかなかうまくできていないこともあり読んでみた。
印象に残った言葉。
・即今、当処、自己
今その瞬間に、その場所で、自分がなすべきことをやっていく。
・而今
↑に似てるけど、未来や過去に囚われず、今を大切にする。(日本酒の而今美味しいんだよなー)
・放てば手に満てり
手放したことでほんとうに大事なものが手に入る。
・喫茶喫飯
お茶を飲む時は飲むことに、食事をとるときはそのことのみに集中する。
日常に少しずつ禅を取り入れられたら心豊かになる -
Posted by ブクログ
私たちの中には、過去や未来という時間と自分が執着している他人が宿っている。本著では、時間のしがらみや執着している他人に気付き、手放すことで心に余裕を持たせよ、と説く良書である。
禅の教えには「放下着(ほうげじゃく)」という、一切の執着を手放す考え方もあり、これが「放っておく力」と通じている。すなわち、無理に何かを変えようとせず、執着を捨てることで、より豊かで楽な生き方ができるということを説く。
私たちは過度な質の悪い情報にまみれ、多くの他人を自分の心に宿し、取り返しようもない過去に囚われ、確定してもいない未来に怯えながら日々を過ごしている。コントロールできないことは放っておいて、今に集中し、善 -
Posted by ブクログ
禅宗の言葉で「脚下照顧」という言葉があるらしい。脚下とは自分の足元のこと。照顧とは顧みよということ。
「人は先のことばかり考えがちで、そうなると
履物をそろえるという、目の前の所作を見失ってしまうほどの心のゆとりがなくなる。
自分自身の行いが見えなくなり、履物を揃えられないぐらいなら、他の何が乱れていても不思議ではない、足元をおろそかにするな」
三光国師という高僧が、そうならないようにと、
説かれた言葉だそうだ。「未来に気を取られて肝心の今がおろそかになってはいけない」
なるほど、履物を揃えて心を整えるということは、すぐにも実践できそうだ。丹田呼吸法もいいな(習得したい)
当たり前のことだけれ -
Posted by ブクログ
本書は、現役の住職が、日々の生活を通して禅の心を養う方法を優しく教えてくれる一冊です。禅の根本にある考え方は、「形を整えることで、心もまた自然と整っていく」というもの。だからこそ、日々の姿勢、呼吸、食事、そして掃除といった何気ない行為が、禅の世界では大切にされているのです。
読み進めるうちに、部屋を丁寧に掃除し、背筋を伸ばしてゆっくりと呼吸をすること、物を大切に扱うことなどが、心の穏やかさへと繋がることを実感できるでしょう。
特に、日々の食事が単なる栄養補給ではなく、心を静かに見つめ直す機会となる禅の食事作法は、目から鱗が落ちる発見がありました。お皿は手に持っていただく、一口ごとに箸を置く