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「早く、早く」、「負けるな、負けるな」──時間に追われ、人に急かされて、いつも頑張ってしまっている自分。しんどいのに、人を蹴落としてでも「私が、私が」と前に出ていかなければ、まわりから取り残されそうでこわい。ぎすぎすした世の中に、生きづらさを感じている人が増えています。「もっと寛容になりましょう」。2024年、『不適切にもほどがある!』という宮藤官九郎さん脚本のテレビドラマが話題になりました。阿部サダヲさん演じる“昭和のおじさん”が令和の時代にタイムスリップして、昭和の時代にはまかり通っていた不適切発言で令和の人たちをかき回すヒューマンコメディです。その最終話で、宮藤さんが主人公に言わせたメッセージです。いま求められているのは、まさに「寛容さ」だと思います。寛容とは、お互いのよいところを認め、ゆずり合いの心を大切にすることです。本書は、「ゆずる」がテーマです。「迷ったら、ゆずってみるとうまくいくものですよ」。こう、皆さんにお話しすると、こんな問いが返ってきます。「でも、ゆずるって、我慢しろということですよね」。「ゆずる」のは我慢を強いられ、自分が損をすることだとネガティブにとらえているようですが、それは違います。ゆずることは、前向きな超ポジティブな行動です。ゆずることは手放すことです。手放すと、その空いたスペースに「いいもの」が入ってくるのです。電車で席をゆずったら、笑顔が返ってきた。同僚に面白そうな仕事をゆずったら、自分が苦労しているときに手を貸してもらえた──。もちろん、何でもかんでもゆずりましょうと言っているのではありません。ゆずるべきもの、ゆずるべきでないものの見極め方は本書で紹介します。寛容になれる人、それはゆずれる人であり、人生がよい方向に流れていく人だと、私は思います。
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Posted by ブクログ
住職の方が書かれている本。
禅語の意味を伝えながら、
普段の生活にどう活かすかが書かれている。
綺麗事かな、と思ってしまう部分もあるが、
読み終わると、清々しい気分になれ、心が軽くなるような気がした。
「しなやか」に生きたいと思った。
読み始めは気付かなかったが、
本のページの中心が水色にプリントされており、
こういった技法により、この本の清々しさがより高まっているのではと思った。
(私は初めて見ましたが、最近流行りの技法なんでしょうか?)
5〜6月の新緑の頃、自然豊かな公園で読んだら気持ち良いだろうなと妄想した。
宗教に今まで興味が無かったが、普段自分の考えていたことは仏教の考えに近いものが多いことが分かり、
仏教についての本も読みたくなった。
メモ
・スティーブ・ジョブズは禅に傾倒していた
・腹式呼吸でリラックス&免疫向上
・禅語「而今(にこん)」・・・大切なのは「今」という瞬間。やれるべきことをやれるのは「今」しかない。
Posted by ブクログ
仏教の精神に基づき、自我や執着を減らして器を大きくするための意義や功徳を説く本。心がモヤモヤ、ザワザワして落ち着かない時に読みたい。
副題の「手放せる人がすべてを手に入れる」は一見すると逆説的だ。私はこれを、「目先の我欲や得に執着せず手放せるようになれば、長期的に心の広さや相手からの恩義などの徳が積まれ、精神的に充足した人間に近づける」と読み替えている。ただし、徳行そのものが打算的な目的にならないように気を付けたい。
ビジネスにおいては、本書はアグレッシブさに欠けるかも知れない。ただ、長期的な目線を持てる人は重宝されるし、管理職以上になると個人能力よりも組織貢献力が評価されるようになる。本書は出世を目指す人にも当てはまりそうだ。
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