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禅の世界においては、「過去」も「未来」も存在しません。あるのは「今」という一瞬だけです。過ぎ去った過去に心をあそばせることなく、未だ来てもいない未来に心を奪われることなく、ただ「今」という一瞬を丁寧に生きる、それが「命を大事にする」ということです。心がざわざわして落ち着かない。そう感じて過ごしているなら、生活の中に、禅の考え方を取り入れてみてください。「日日是好日」「一期一会」……本書で紹介する考え方や暮らし方、振る舞い方といった毎日の習慣を実践することで、心が静まってくるのを感じられるはずです。『幸せは、なるものではなく、感じるもの』を改題。
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Posted by ブクログ
目次を見ただけでも、書いてあることはなんとなく想像できる気がしたが、なぜか気になって手に取った一冊だった。
その中でも「和らぎの笑顔といたわりの言葉をいつも心に」という章に出てくる「和顔愛語(わげんあいご)」という禅語が特に心に残った。
意味は、いつも柔らかな笑顔を絶やさず、相手に対して思いやりの言葉をかけること。
笑顔というのは、人間だけに与えられた、幸せを生み出すための最高の贈り物だという。
そして、笑顔と暖かな言葉は相手に届き、やがて自分にも返ってくると書かれていた。
この言葉を読んで、本当にそうだなと思った。
私もつい、自分の気分や忙しさにとらわれてしまい、余裕がない時には言葉が少しきつくなってしまうこともある。けれど、そんな時こそ、笑顔や思いやりのある言葉が大切なのだと改めて気づかされた。
相手に向けた優しい表情や言葉は、相手の気持ちを和らげるだけでなく、巡り巡って自分自身の心も穏やかにしてくれるのだと思う。
だからまずは、朝起きて「おはよう」と挨拶する時に、柔らかな笑顔で一日を始めることから意識してみる。そうすることで、関わる人も、自分自身も、幸せな気持ちで一日をスタートできるはず。
この本を通して、特別なことをするのではなく、日常の中の小さな行いこそが、人との関係や自分の心を少しずつ良い方向へ変えていくのだと感じた
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