あらすじ
禅の世界においては、「過去」も「未来」も存在しません。あるのは「今」という一瞬だけです。過ぎ去った過去に心をあそばせることなく、未だ来てもいない未来に心を奪われることなく、ただ「今」という一瞬を丁寧に生きる、それが「命を大事にする」ということです。心がざわざわして落ち着かない。そう感じて過ごしているなら、生活の中に、禅の考え方を取り入れてみてください。「日日是好日」「一期一会」……本書で紹介する考え方や暮らし方、振る舞い方といった毎日の習慣を実践することで、心が静まってくるのを感じられるはずです。『幸せは、なるものではなく、感じるもの』を改題。
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Posted by ブクログ
禅の教えを分かりやすく乗せてくれている。
自分が嫌になったときに何度も読み返して
自分が嫌いにならないようにしたい。
この本の内容を覚えて実戦まではいかずとも、思い出すことができれば、肩の力を抜いて日々を過ごせるような気がしました
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仕事が向いてない、辞めたいと思っている今の自分にピッタリの本。一度立ち止まって時間の流れに身を任せてみようと思えた一冊。またしばらくしたら読みたいと思えた。
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枡野俊明住職のおはなしは、こころの自然治癒力を高めてくれているように思います。
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好きで、何冊か読ませていただいてますし、お客様にもお送りさせていただいてますが、今回は、角畠がコーディネートに用いているのを目撃して、読みました。
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必要な方に、真理的なことばたちが沁み入りますように。
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○見栄という荷物を積みすぎると、やがて心の船は沈んでしまいます。
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○絶対に手放してはならないものとは何か。
それが見えてきたとき、人生は豊かなものとなっていくのです。
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幸せは求めるものではなく、感じるもの。当たり前の毎日の日常に幸せは在り、転がっていて。だけどほとんどの人がそれを見逃し聞き逃し感じ逃してる。朝日が部屋の中を照らし影を作る美しさ、風に吹かれる気持ち良さ、家族との何気ない会話、ちょっと上手くできたご飯。パリッと乾いた洗濯物。湯気つきの美味しいコーヒー。逃さないようにしなくちゃ。幸せを逃さないで!そこにあるよ!って伝えても行きたいな。
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人間関係など 気持ちが少しモヤっとしている時に読むと こうやって考えたらいいんだというのがわかって気持ちが楽になり 改めようという気持ちになる。
本が付箋だらけになりました。
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毎日1話読んでいる。
和顔愛語 和らぎの笑顔といたわりの言葉をいつも心に
両忘 曖昧さの中に安寧は宿る
無功徳 求めない
喜捨 執着心を漂う雲のように受け流す
日日是好日 不安や悩みは一生続かない
共生 あなたとともに生きている
こんな言葉と生きていく。
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悩んだ時、不安に駆られた時に読み返したくなるような一冊でした。様々な意見はあると思いますが、自分にとってこの本が心の支えになるなら、それでいいと思います。
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生と死の捉え方や本当に大切なものだけを持つ幸せについて、禅の教えから学ぶことができる。
特に夫婦関係についての話は、よくあるアドバイスと全く逆の考え方で面白かった。感謝や愛をあえて言葉で伝える必要はなく、そばに居て笑い合うことが重要とのこと。相手を空気のように感じる関係も良いのかもしれないと思った。
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美しく丁寧な言葉でやり取りする事、「愛語」
愛情のある言葉づかいをすることで、ひととの関係は暖かくなり、棘のある言葉のやり取りは互いの心を閉ざしてしまう。
ひとは、いつも誰かとともに生きている、心はいつも誰かと繋がっている事、「共生」
お互いの存在がそれぞれの支えになっているということ。
ふたつ、良い言葉に出会えた。
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転職活動中に読んだ一冊。自分を大事にしようと思えました。最近は自分が何者なんだろうかと思い悩んだり、自分の性格で悩むことが多い毎日でした。気持ちや価値観、性格を無理して変える必要はなく、自分の気持ちに正直に生きていこうと思いました。
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HSP(Highly Sensitive Person)というのは正式な医学用語ではないが、わかりみが深いというか、まさに自分のことだという気がする。そんな私にカウンセラーの先生がすすめてくれたのが、この枡野俊明さんだった。
本書は生きづらいと感じている現代人に、禅語を使ってヒントを与えてくれる本である。といっても、決して難しいものではなく、むしろわかりやすく噛み砕いて教えてくれている。
たとえば、最初に紹介されるのは「一切唯心造」という言葉である。すべては私たちの心が作り出しているもの、という意味である。われわれは何となく、心配や不安というのは外からやってくるものと思いがちだが、じつは自分が作り出している。そして、心配や不安のほとんどが、現実にはまだ起きていない。本当に心配なら、それが起こらないようにできるだけ努力する。それでもダメなら仕方がない。いちばんよくないのは、心配ばかりして何もしないこと。
禅語は意外に身近な言葉である。「一期一会」や「日日是好日」が有名だが、なかには知らずに日常で使っている言葉もある。「主人公」や「挨拶」がそうである。生きるヒントは案外すぐそばにある。ときどきこの本を開いて眺めてみたいと思う。