あらすじ
いちいち気にしない。反応しない。関わらない――放っておく力で、仕事も人間関係もうまくいく。◎「しかたのないこと」に心を注がない◎そっとしておく、という人間関係のコツ◎「いい人」の仮面を外しましょう◎お世話や親切は“しっぱなし”でいい◎後悔は、すべて“妄想”です◎情報の“暴飲暴食”をやめる◎「平均」を調べるべからず◎極力、楽観的に考えるヒント◎ちょっとした失敗なんて“かすり傷”◎「得意なこと」だけ頑張ればいい禅が教えてくれる、人生を“快適化”するヒント
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Posted by ブクログ
一章一章が短く、とても読みやすい本だった。
仕事や人間関係で悩んでいる自分の心を、ふっと軽くしてくれる言葉にたくさん出会えた。
これまで私は、くよくよと悩んだり、まだ起きてもいない不幸な未来を想像したりすることが多かった。しかし本書を読み、先のことを必要以上に心配するより、「今できることに集中すればいい」と前向きに考えられるようになった。
悩んだときに何度でも読み返したい、心の支えになる一冊だと思う。
Posted by ブクログ
この本を読んで日日是好日(にちにちこれこうにち)を座右の銘にしようと思った。
人生で悩むことも増えたが、それらに対して放っておく力が重要であることを理解できた。名著だと思う。
印象的な部分3つ
人との違いは優劣ではなく個性と考える。そうすれば卑屈にも傲慢にもならない。
一人一人違う価値観があることを前提に自分と別の価値観を持つ人と話す時は自分の価値観を疑う、思い込みを捨てる。
悪いことがあったとしても、今この時にしかできない経験をしている。その経験自体は良いも悪いもなく今後の行動や努力次第でなんでもプラスになる。今日の一日は二度と来ないかけがえのない一時であり、全身全霊をこめて生きることが好日を見出すことに繋がる。
Posted by ブクログ
【読んだきっかけ】
新聞で新社会人向けの本として紹介されており関心を持ったため
【概要】
住職である著者が、仕事や人間関係、日々の生活において心をすり減らさず楽に生きるコツを一文一答形式で書いたもの。
【印象に残った言葉】
ご縁に従う:志望校や希望していた企業に行けなくてもご縁がなかっただけ。今の縁に従う。
分からないならもう考えない:イタズラに心配しない、目の前のことに集中する
もっと楽に構える:期待されても距離を取る。期待するのは上司の勝手。
平均を調べない:正確に測れる物差しなどない。絶好調のときの自分と比べる。
世間を気にしたら負け:統計データに騙されない。自分の価値観に血従う。
人との違いを面白がる:優劣ではなく違い。個性があるからこそそれを生かそうとする。
まあそんなこともあるさ:予期せぬことが起きたらこう呟く。
比べるなら昨日の自分:自己評価の基準を他人から自分に変える。
ちょっとの差なんて気にしない:所詮どんぐりの背比べ。大きな差を努力目標にする。
笑い話化の達人になる:ポイントは熟成させること。とことん味わって笑い話にする。
後悔をやめて検証する:結果だけではなくプロセスに目を向ける。
簡単にブレない:人の意見を聞くときは、自分の価値観をあらかじめ明確にしておく
焦るな焦るな焦るな:心を沈めるには3回唱える。
悲しみを引き摺らない:一昧(いちまい)になって感情と一つになる。そこから新しい日々を生きる。
なあ自分。器が小さいね:いいものはいいと素直に認める。
主体的絶対的に生きる:実態のない皆は視野の外に追いやる。
別の見方をしてみる:自分の考えは正しいと言い切れるか検証する
馬鹿の一つ覚えを改める:失敗より工夫のなさを恐れる
極力楽観的に捉える:終わらない今日はない。やまない雨はない。どんな嫌なこともいつかは終わる。
堂々巡りから脱出する:いまできること、やるべきことを行動する。
自分の流儀を崩さない:人の意見を聞いてもブレない、迷わない。聞きすぎない。
自分の役目をひたすら果たす:仕事と名のつくものは全て社会貢献。
即今、当所、自己:いま、ここ、自分をしっかり生きる
仕事もまた無常:だから、臨機応変に対応する
得意なことを磨き上げる:苦手なことは得意な人任せにする
夜の決断は放棄する:朝こそ判断の旬
自分を見限らず、買い被らず:私はこういう人間だと決めつけない
段取り力を高める:時間や分量を絶対曖昧にしない
人生には幸も不幸もない:すべてをあるがままに受け入れる。諸行無常、世の中は常に変化し、何事もやがて終わる
物事には善も悪もない:全ては考え方次第。日々是好日。
自分の選択は全て正しい:あとはそこで花を咲かせるのみ。何を選ぶかより、選んだことをどうやるか。
後悔、将来の不安はただの妄想:目の前のやるべきことに集中する。とにかく行動する。
失敗なんてかすり傷:さあ、挽回!と立ち上がる。
地道にコツコツやる:功を焦るとゴールが遠のく。
夢は持つのではなく掲げる:大事なのは足元をしっかり見ること。夢や目標はたまに目をやる。
忙しい時こそ一息入れる:ただ、ぼーっとするだけで良い。
自分の使命を自分に問う:そして、懸命に生きる。問いかける中で自分の折々の役割を意識する。
自由自在に生きる:柔軟に、謙虚に。こうあるべき、や、不得手なことを無理にしない。できることをやる。
人事を尽くす:そして天命を待つ。
【感想】
仕事や家庭におきて、毎日のように落ち込んだり不安を感じたりすることがあるが、この本に書いてあるように、今できることを一生懸命取り組む、失敗はかすり傷、他人と比べるのではなく自分と比べることを改めて意識しようと思えた。本書に書いてあることを心の中で反芻しながら日々前向きに生きていきたい。
Posted by ブクログ
人として生きている限り思うようにいかないのが常だし、自分をコントロールしようとしても上手く出来ず悩んだり考えたりしてしまう
それに対して、このような考え方をしたら
生きやすいよ!と示唆してくれる内容でした。
Posted by ブクログ
なんとかしないといけないとかこのままじゃいけないなどいろいろと考えてしまうことは多いが、意外となんとかなるし流れに身を任せることも大切だと感じた。
Posted by ブクログ
とても読みやすいです。
見開き2ページで、ひとつのメッセージ。
「 “笑い話化”の達人になる
ポイントは「熟成」させること」
これが、普段心掛けていることと一致したので嬉しくなった!
Posted by ブクログ
自分に必要だと思う本は、すでに出会っているのかな?と思った昨日の夜。
人間関係に悩んでいるところ、この本では、気にしすぎない、放っておくことも大事な能力の一つ、とさとしてくれている。
一章が短くてすごい読みやすい。一気読みせずとも、コツコツ気になるところを読んで、バイブルにしていきたい
周りを気にしてしまう自分にぴったりな本でした。放っておくってことういう意味なんだなって気づかされました。今まで無理していた部分が、ほぐれた気がします。また読み返して頭に記憶したい本です。
Posted by ブクログ
周りを気にしてしまう自分は、相手の顔色を伺いながら生活する日々。
そんな私に、ふと気持ちが軽くなるようなヒントを与えてくれる本。
1ページごとに1つのヒントが書かれてあり、とてもすらすら読める。
気持ちが少し軽くなった気がした。
ちなみに、もっと楽に構える、が一番刺さった。
Posted by ブクログ
枡野さんの本ってスッとまとめられている本が多い気がする。
テーマ、言葉に沿って内容の肉付けを半ページでする。するする読めてしまうのが逆に嫌な気もする。
本当は一つ一つ味わいつつ読み進めていきたいが文章が、上手で頭の中にスルスルって簡潔に入ってくるため中々噛み締める時間がないのがキズ。
何回でも読み返したい。
Posted by ブクログ
曹洞宗の枡野俊明さんの書下ろし。
枡野さんの本はいくつか拝読したが、どれも特に宗教観を面には出していないので読みやすい。
宗教と言うのは、本来は人の生き方、すなわち哲学に違いと思っているので、そういうスタンスで見た時、特に仏教は学ぶことが多い。
宗教と言う視点ではなく、生き方と言う視点で、色々な知恵が100個書かれ、簡単に紹介されているので手軽に読める。
興味がわかないところは、今の自分にはまだ関係の無い事と思い読み飛ばし、心に引っかかったりざわついたところを考えて我が身を振り返ってみれば、色々と参考になる。
Posted by ブクログ
むやみに「関わらない」
→むしろ人と関わって生きていくのが楽しい人生になると思ってたー。
「孤立しない。でも群れない」「ご縁に従う」
「ほとんどの人は敵でも味方でもない」
いちいち「気にしない」
→でも気になる(笑)。聞こえないふり、気付かないふり、これが大人かー。
「忘れ上手になる」「人との違いを面白がる」「笑い話化の達人になる」
やたらに「反応しない」
→少し大袈裟に対応した方が、相手が喜んでくれるかなと思って。(←自分の人生を生きてない証拠だー。)
「いちいち真に受けない」「簡単にぶれない」「くれぐれも慎重に発言する」
無駄に「疲れない」
→心配性は妄想家。ありもしない事をどんどん想像する、心配する、不安になるー。無駄な時間(笑)。
「自分にも人にも無理をさせない」「自分を見限らず、買いかぶらず」
無理に「白黒つけない」
→ハッキリしないと分からないしー(笑)。グレーでもいいらしい。
「失敗なんてかすり傷」「正論で人は動かせない」「上手に一歩引く」
Posted by ブクログ
「無理に白黒つける必要はない。善も悪もないと心得る。他人を変えるのは至難の業。そっとしておく。無闇に関わらず。去る物は追わず。過去の栄光に縛られず。一人の時間を豊かに過ごし、孤立しないが、群れもせず。情報の暴飲暴食はやめる。無駄に疲れず。」…悔やむから改める。心配するから失敗を回避できる。あれこれ考えるのは生存本能。悩むことは進化の過程で身についたもの。でも、たいていのことは何とかなっている。もっと楽に生きられる。ドライでいこう。本当に必要なことだけに集中できるようになろう。”放っておく力”を働かせて。
Posted by ブクログ
見開き1ページで格言とその解釈が書かれています。サクサク読めます。
内容は広く浅いものの、私にとってはグサグサと刺さる様な言葉尻で書かれていて、人生のバイブルになりそうな1冊でした。
例えば:
『人に不愉快な思いをさせるのは、誰だって嫌です。だから常に相手の立場に立って考え、行動することは大切です。ただそれが相手を思ってのことではなく、自分のマイナス評価になることを恐れてのことなら、やめたほうがいいでしょう。』
私は人の顔色や感情を察しがちだが、それは自分の評価を気にしてのことだと気がつき、相手のためだけに顔色を伺おうと思った。
Posted by ブクログ
今の私に必要な心に留めておきたい教えがたっぷり詰まってた
目の前のことに集中して、過去も未来も悔やんだり悩むことなく、軽やかに生きていきたい
偏っていたかもと気付かされたから、これからの日々の中で忘れずに過ごしていきたい
学びが沢山!!!
◼︎自分の思い通りにいくのは自分だけ
◼︎コントロール不可能な他人のことは放っておく
◼︎忘れることは自分の身を守る為のもの
◼︎何かと比較するのであれば、他人でも平均値でもなく、絶好調の時の自分
◼︎鷹揚な人であること(小さなことにこだわらずゆったりとしている、おっとりとして上品なさま)
◼︎受けた恩は石に刻み、与えた情は水に流せ
◼︎後悔を検証にシフトさせて未来に同じ失敗をしないようにする
◼︎言葉は非常に重いもの、慎重に
◼︎器の大きさは人間的な魅力に繋がる
◼︎些細なことでも昨日とは違う何かをすることを心掛ける
◼︎夜に大きな決断しない、よく眠る
◼︎自分を見る目は曇ってしまうものだから、私はこういう人間だと決めつけない
◼︎ 何事もこうあるべきと思わず、相手や状況に応じて自由自在に変えられる雲のような柔軟心を持つ
◼︎上手に放っておく力を蓄える
Posted by ブクログ
気になってアレコレ弄りまわしたり、先読みして行動したり、お節介を焼いたりと放っておく力と真逆なことをやっているなぁと本書を読みながら思った。
年齢を重ねてきて以前よりも同じやり方ではトラブルに直面することも増えてきて精神的にもしんどく感じてきている。
本書を繰り返し読み、実践していきたい
Posted by ブクログ
思考を行動に移す よく心がモヤモヤする時は書き出すといいと言いますが、この本を読んでいる時に、どうして書き出すことが良いのか分かりました。思考を行動に移すことで、思考を一旦停止させていることが重要なんだと。やっと気づいた感はありますが、この本を読んでいる時に気づきました。
因みにこの本は心の本として一番好きな本です。読む本が無くなったら読み返しています。
自分の思い通りになるのは自分だけ、コントロール不能な他人のことは放っておく。放っておけるように今に集中する。
人の顔色を伺うと10人いたら10人に顔色を合わせなくてはいけない、そんなに変幻自在に自分は変えられない。相手によって変わらない自分の顔こそが信頼関係を築ける鍵。
嫌いな人とは私情を挟まず、感情を入れず接する。仕事を上手く進めることに力を注ぐ。
私はこういう生き方をしています。それが平均値かどうかは知りません。平均的に生きたいわけではないので。自分の価値観に従ったほうが、自由で楽しい人生を生きていけます。自分の人生ですからね。人の人生を生きているわけではないので。
人との違いを面白がる。
夢は持つのではなく掲げる。大きな夢を持っていると夢に押し潰されてしまうときもあるので、目標は持って夢は掲げるといった感じですね。
Posted by ブクログ
見開き2ページに1つのテーマが書かれているので読みやすく、空き時間にさくさく読み進められました。
これまで人の意見を聞きすぎて疲れてしまう、しまいには自分の意見が分からなくなって判断に悩んでしまうことが度々ありました。他者の意見を聞いても、最終的には自分の軸で判断する、迷いそうなら始めから聞かないというのもありなのだと思いました。
また「いちいち顔色をうかがわない」というフレーズも印象に残りました。
読み返すたびに心に残るフレーズはかわってくると思うので時々読み返したい一冊です。
2025.10.3 再読
印象に残ったのは「今に集中する」「過ぎたこと、先のことを心配して悩まない」のフレーズ。分かっていることなのに日々悩んでしまう。頭からなくそうとしても心配事が持ち上がってくる。それでも本を読んで再度頭にいれると少し気が紛れる。
読み返す度に、そのときの状況によって響いてくる言葉が変わってきます。
Posted by ブクログ
○本のタイトル『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力: もっと「ドライ」でいい、99の理由』
○著者 枡野俊明(ますのしゅんめい)
○どんな本?
禅の教えを基にして、より良い人間関係やストレスのない生活を実現するための具体的な方法を提案している一冊。
ストレスが多い現代社会で、もっと自由で快適な毎日を送りたいと思っている方に、特におすすめ!
Posted by ブクログ
禅から学ぶ事が沢山あるな〜。わかっているけど、改めてそうだよな〜と。多分その時々で刺さる言葉は違う何度でも気軽に読み返したい一冊。今回は自由自在に生きる!が刺さったかな。なんでかな。
Posted by ブクログ
私たちの中には、過去や未来という時間と自分が執着している他人が宿っている。本著では、時間のしがらみや執着している他人に気付き、手放すことで心に余裕を持たせよ、と説く良書である。
禅の教えには「放下着(ほうげじゃく)」という、一切の執着を手放す考え方もあり、これが「放っておく力」と通じている。すなわち、無理に何かを変えようとせず、執着を捨てることで、より豊かで楽な生き方ができるということを説く。
私たちは過度な質の悪い情報にまみれ、多くの他人を自分の心に宿し、取り返しようもない過去に囚われ、確定してもいない未来に怯えながら日々を過ごしている。コントロールできないことは放っておいて、今に集中し、善く生きることが大切であり、重要である。失敗に関しても、その時の自分の全ての知識と判断に従って行動した結果のベストが失敗ということに繋がったのであって、反省して謝罪をして次に同じ失敗をしないように前に進めばいいのだ。失敗をしない人間などこの世には存在しない。失敗があるから臨機応変に対応が出来、結果、成功ができるのだ。人間関係もそうだ、家族であろうが親であろうが友人であろうが親しき仲にも礼儀ありという言葉ある通り、適切な距離で関わること考えることが大切である。
本著は禅という教えを通して、わかりやすく自分の中に棲まう過去や未来、他者という執着から抜け出すため、手放すための技術と視点と思考が提案されている。このような内容の本は、これからも読まれ、また未来で似たような本が生まれ、その時を生きる人々にも刺さる内容といえよう。
Posted by ブクログ
3分の2は分かっていることだった。24歳の終盤あたりからこの力がついて生きやすくなった自覚もある。書かれていることが最もではあるんだけどなんか浅い。
Posted by ブクログ
シンプルで読みやすかった。
これができれば、心健やかに生きていけるだろうなと感じた。
この先心がいっぱいいっぱいになってしまった時などに、また改めて読むといいかなと思った本だった。
Posted by ブクログ
さらっと読みやすかったです。
「放っておく」と聞いて、無視や無関心を連想してしまっていましたが、そうではなく、妄想しすぎないとか、やるだけやったらあとは気にしないとか、そいういうものでした。
個人的に、心配性で考えすぎてしまうところがあるので、この本はわかりやすく勉強になりました。
Posted by ブクログ
とてもいいことが書いてあるのだけれど、まったく頭に入ってこない、そんな本でした。
なんだろう、サラッと言葉が通り抜けていった。
軽めの話で、それはそうだよねとしか感想がない。
Posted by ブクログ
自分らしく生きることは大切である。し自分らしさに重きをおきすぎて「こうであらねばならぬ」という考えにとらわれることは、本当の自由なのか。そんなことを投げかけている著者です。
生きていくための心構えを99の項目に分けて分かりやすい言葉でシンプルに説明しています。
全てを実行するのは難しいかもしれませんが、人生の教科書として心に刻みたい一冊です。
Posted by ブクログ
周りの評価を気にせず、自分の価値観に従って自由で楽しく生きていくヒントが詰まった一冊。
自分の力ではコントロールできない過去のこと、未来のこと、他人のことを放っておき、今を全力で生きるべきと、常に心に留めておきたい。
Posted by ブクログ
ごもっとも!
変に気を使い過ぎはよくない
できないものはできないという
私ができなかったらどうなるんだろうって考えない→どうにかなるから、どうにかなるように動けばいいし、心配しても無駄
ことが起こってから全力で対応すればいい