枡野俊明のレビュー一覧
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ネタバレ
冒頭、心を「強く」するのではなく、心を「柔軟に」しておくことが肝要という一節が心に響いた。
確かに、心を強くしておくことはストレス社会を生きる上で大切かもしれない。
しかし、悲しい時や苦しい時に「強くあらねば」と素直に感情を出せず、そのまま引きずるくらいなら、
一度心を柔軟にして、そのときの感情に浸り切る(その後はできるだけ早く立ち直る)のが、
精神衛生上大切なのかもしれないと、感じた。
この本全編を通じて、
ありのままの今の自分で、
他者の視線を気にすることなく、
自分の人生を生きなさいという著者からのメッセージを受け取った。
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朝の過ごし方によって、その日の充実感が決まるといった点に共感できた。
朝は季節を感じやすく自然と一体となるという禅的考えを取り入れることで、気持ちの良い朝を感じることが期待できる。
また、朝は時間が限られているため時間を使い切るという考えにいたり、使い切った後に訪れる達成感や満足感から自信を生むことができ余裕を生むことができる。
朝の過ごし方として、玄関の掃除やアラームを止める際に一声発するなどあったが、その中でも太陽を浴びて深呼吸をするというのが1番気持ち良さそうだったため、日々の生活に取り入れたいと思う。
また、朝の過ごし方としてタスクを溜めないことがストレスの軽減にも繋がり、仕事 -
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心が参ってしまいそうなときに手に取ることで、自分が何をすれば良いのかが分かるような1冊。
禅の考えとはどういうものか、その考えに従うとすれば何をどうすれば良いのかを教えてくれる。
「目の前にあることをコツコツと丁寧に行うことで、自分も自然と整っていく」というのはおそらく禅の基本姿勢であり、かつ、慌ただしい日々の中での指標のようなものになるのだ、と知った。
内容だけをみると、主婦という立場である以上少し憂鬱な気分にもなるが、優しい語り口で綴られているためであろう。
「まあ、できることから少しずつ始めてみようか」と、重い腰がすっと軽くなる。
修行僧はそれはもう厳しくするのだろうが、ちゃんと一 -
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著者の枡野俊明さんは曹洞宗の住職で、毎朝4時半に起きるという習慣を修行時代から続けているのだそう。タイトルにもあるように本書はビジネスパーソンを対象としていて、提案されている習慣を行うことで、「仕事を捗らせる」という点を重要視しています。「禅」と聞くとなんだか堅苦しいような印象を受けるが、本書で紹介されている習慣は「30分早く起きる」など誰にでもすぐに実践できるような簡単なものばかりです。まずは笑顔で挨拶する(一挨一拶)、家に帰ったらスマホを手放す(面授)、他人の期待に応えない(主人公)など、習慣化することで生まれる効果を禅の言葉を用いて紹介しています。本書で紹介されている習慣を一つでも実践し
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さまざまな雑菌に触れながら、
子どもたちは心の免疫力を
高めていく。
その姿をじっと見守ってあげる
だけでいいのです。
(桝野俊明/住職・庭園デザイナー
『悪縁バッサリ!いい縁をつかむ極意』より)
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発達障がいをもつ我が子のため、
通級や療育の先生、
放課後デイサービスの支援員の方々と
面談・相談をしていく中で、
本人が困らないように、
お友達とうまくいくように、
「手厚く支援してほしい」
と考えてしまうけれど……。
彼にとって、
うれしい経験も苦い経験も
成長の過程で必要なこと。
親としてできることは、
シンプルに子どもの日常
(食事や生活リズム)を整えること。