あらすじ
シンプルに生きるにはどうすればいいのか。シンプルに暮らすとはどういうことなのか――。本書は、建功寺の住職兼庭園デザイナーの著者が、「余計なものをそぎ落し、無駄な物を捨て、自分自身を縛りつけている余計な欲望を排除していく」という禅の考えに則り、清々しく心豊かな生き方、暮らし方を説く。 ◎空間を埋めない ◎何もしない時間を持つ ◎無心になる ◎物事に白黒つけようとしない ◎苦手なことは人に任せる など、著者が日々の修行のなかで培ったシンプルな生活のすすめが詰まっている。不安や心配事、執着心といった「心のメタボ」をそぎ落し、人生に「たったひとつの自分自身の芯」を見つけていく私たちの旅路。その先にこそ真の豊かさと安寧があることに気づかされる。自分がいちばん大切にしなくてはならないもの、自分の人生になくてはならないもの――そのことに思いを馳せるきっかけになる一冊。
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Posted by ブクログ
読むだけで心がスッキリする、まるで読書ヨガ!(笑)
ちょうど心がザワザワしているタイミングで、「持たない」「シンプル」に惹かれ手に取りました。
人は身一つで生まれてきて、死ぬときも何も持っていけないという章にハッとした。
当たり前のようでいて、そういう視点を持っていなかったので。
この本を読むと、もっともっと物を減らしたくなります(笑)
Posted by ブクログ
本屋さんで一目ぼれした本。その日のうちに読み終わった。
ここ最近ずっと、自分の毎日が同じことの繰り返しでつまらないと思っていた。でも、この本を読んで日常にあるささやかなことが実は心を充足させるのに十分な要素を持っていることに気づかされた。この本を読んでいる間、紅茶を楽しむために紅茶を淹れて、本を楽しむために本を読んだ。一つのことをするために時間を使ったら、とても心が満たされて幸せな気持ちになった。心なしか、自分の仕草も少し丁寧になった気がする。さっきまで、同じYouTubeを見て飽き飽きしていたのに、今では明日が楽しみな気持ちで満たされている。
読めてよかった本。なんだかとても幸せな気持ちになった。
Posted by ブクログ
欲望は限りないので、執着心を捨ててシンプルに生きることは大切だと思う。物だけで満足するのではなく、心が何を求めているかを知って、心の満足を求めることが真の豊かさなのかもしれないと思った。
Posted by ブクログ
丁寧に暮らすための、ヒントがたくさんある。
言葉と態度を整える→心が整う(三業の考え方)
不用品を溜め込まない。
それは、物質的な物だけではない、
心の不用品も溜め込まない!常にすっきりとした状態を保つこと。
ただただものを減らそう!とかいうメッセージではなく、自分の心・身体・生活を整えることが重要だと再認識させられる。
Posted by ブクログ
自分の心が逡巡する時間
無理をするのではなく、何があってもできることを、自分の生活の中に一つもっておく。それはきっと小さな心の支えになっていく
「一日不作一日不食」(いちにちなさざれば、いちにちくらわず)人それぞれの役割を日々やっていく大切さ
「竹有上下節」(たけにじょうげのふしあり)
「喫茶喫飯」(きっさきっぱん)
「本来無一物」(ほんらいむいちもつ)
「冷暖自知」(れいだんじち)
「処世譲一歩為高。退歩即進歩的張本」
(世を処するに、一歩を譲るを高しとなす。歩を退くるは、即ち歩を進むるの張本なり)
「人間到処有青山」(じんかんいたるところせいざんあり)
「水急不流月」(みずきゅうにしてつきを流さず)
「春風無高下 花枝自短長」(しゅんぷうこうげなく かしおのずからたんちょう)
「心のメタボ」「執着心」
何もしない時間
何もない場所
引き算の生き方
:健康に悪い習慣をできる限り削り取っていくこと
二つのことを同時にやらない
ついやってしまうから、心掛けようっと
足るを知ること
心の満足度は自身の過程の中にこそあれ
がつがつと前に進むことばかり考えず、人よりも先んじようとばかりせずに、ただ自分の為すべきことをしっかりとやっていくこと。
損得ばかりを考えながら生きていれば、自分のほんとうの気持ちが見えにくくなってしまいます。
縁を強引に結ぼうとすることをせず、自然の流れに任せて〜自分にとって心地よい縁だけが残っていく