あらすじ
平常心の保ち方を51の禅の言葉で学ぶ一冊。たとえば、「日々是好日」という言葉があります。良い一日とか悪い一日とか、つい判断してしまう。でもそれを決めるのは、自分の思い込みからきているのではないか。平常心をたもって、毎日がかけがえのない一日を過ごしていけたら、きっと楽に生きられるはずです。心に湧き上がってくる喜怒哀楽をどうバランスをとったらいいのか。それを素直に受け入れつつ、さっと流していくことを心がけたい。心に吹いてくるさまざまな風を、さらりとやり過ごすことを目指して、毎日を丁寧にすごしたい【本書の構成】第1章 おだやかに、シンプルに生きるための方法/第2章 人づきあいの心得/第3章 仕事との向き合い方/第4章 自分を高める智慧――月刊誌「華道」の連載に大幅に加筆修正をいたしました。
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Posted by ブクログ
枡野俊明さんの本は自分の心を見つめ直したり、整理したりする際にすごいスッと心に入ってきて考えられる。
禅語とともに禅の思想に基づく枡野さんの言葉が心に染み入ってくる。
また折に触れて読み返したいなぁ。
Posted by ブクログ
途中で止まってた本。
その頃は、うーんちょっとたいくつかなという感じで別の本を読む事にしたんだったっけ。
また手にとり読みだすと止まらなくすぐ読み終えた。
心温まる大切な言葉だらけで、贅沢な本だわ。
Posted by ブクログ
表紙の雰囲気にひかれて購入。ただそこにある今を大切にすることが心の平安に重要。カルペ・ディエムにも通ずる⁈日々是好日など禅語とは知らずなじんでいた言葉も多かった。個人的には水急不月流が妙に納得した。
Posted by ブクログ
どこかで聞いたことがある熟語ならぬ漢字の列が禅語であったりすることありませんか。そんな言葉を集めたのがこの本です。なごむ優しい言葉が並んでいます。
Posted by ブクログ
縁について考える人との出会いがあり
縁ってなんなんだろう?と思って「縁」ということばで検索したら
「花無心招蝶 蝶無心尋花」の部分がヒットして本書を手に取った
禅道の言葉
人との関わりで思い、悩んだ時に選んだ本は
禅道の本が多い
信仰している宗教があるわけではないが
幼い頃から日常に神社仏閣との関わりがあり
そして、禅道の言葉や教えに考え方を導かれることが多く、日本人として生まれ生きてきたので、日本人のよいところを身につけて
日本人ということを誇れるように生きたいなと思う。
⚫山花開似錦(さんかひらいてにしきににたり)
移りゆくことこそが永遠の真理
すべての物事は「いま、たまたま」と捉え、今に心を縛られない
先のことは誰にもわからない
人生の移ろいという大きな流れに身を委ねる
⚫花無心招蝶 蝶無心尋花
(はなはむしんにしてちょうをまねき
ちょうはむしんにしてはなをたずね)
縁は平等に訪れてくるものです
常に私たちの周りには、たくさんの縁が流れている。大切なことはその流れてくる縁に気づき、それを自分の手でつかみ取るかどうか
縁を結ぶ努力
まずは目の前にある縁に手を伸ばし、その縁を大切にしながら育んでいく、その心持ちでいることが人間関係には大切なこと
強引に結ぼうとしてはいけない
すべての縁が手に入るわけではない
相手が結ぼうとしないこともある
流れてくる縁が、運によって運ばれていく。どこに運ばれていくかはわからない。それが人生というもの
初詣の意味 悪縁を断ち切って、今年は良き縁がくるようにとお参りをする
⚫少水常流如穿石(しょうすいつねにながれていしをうがつがごとし)
心臓に持病を抱えながら周りの反対にも“夢を諦めず毎日コツコツと”身体を鍛えながら準備をして80歳でエベレストに登頂三浦雄一郎さん
Posted by ブクログ
禅の教えを分かりやすく伝えてくれる本。
禅とか〜道とかというと、作法だの礼儀だの決まりばかりうるさくて、全く休まらないイメージしかありませんでしたが、禅というのは、実は全く違って、今の自分に落ち着いて集中するのが大事で、正確さや美しさは二の次だと、こう理解することができました。お茶はいれて飲めばそれでいい、気楽になります。ホントは集中できるようになるため、修行が必要ですがw
不安、焦り、イライラなどで不安定になったとき思い起こして落ち着くための言葉が51も表題で載っていて、全部覚えられたらいいなあと思います。
忘れっぽい自分には無理なので、お気に入りの言葉をひとつ。
「愛語」いつも優しい言葉で話す。その大切さ。自分は人との付き合いが下手くそなので、この言葉を大切に少しでも人といい関係を築けるようにしたいなあと思います。
とてもポジティブな感想をもてました。
Posted by ブクログ
51の禅の言葉を用いて、心穏やかに過ごせるコツを教えてくれる1冊。
読んでいて、人生はサーフィンのようだな、と思いました。
やってきた波に乗るも、乗らないも自分次第で、思い通りの波が来ないからとイライラしたり、次はどんな波がくるのかを考えても仕方がない。
コントロールできるのは自分の心だけ。
最近情緒が不安定気味だったので、読んでいてとても心に沁み入りました(´ω`)
次自分にとって最高の波(チャンス)が来た時にしっかりと乗れるよう、1日1日を大切に生きようと思える1冊でした。
Posted by ブクログ
禅宗
今までの俺には縁のなかったジャンルだけど
禅の教えは、松下幸之助さんの考えやニーチェの考えにとてもよく似てるような気がする。
自然体
これが人間の基本なんだね
Posted by ブクログ
今年の自身のテーマである「穏やかな心で過ごす」を実現するために手に取った。
51の禅語をもとに心の乱れを鎮め、穏やかな心を取り戻すにはどうすればいいかを取り上げる。
読み終えた時は付箋でいっぱいになった。こんなに付箋を貼ったら意味が無いと思ったけど、それぐらい留めておきたい言葉があった。
特に印象に残ったのは、
「穏やかにいるためには、自分の内々から湧いてくる喜怒哀楽の感情を素直に受け入れ、流してゆけ」
今は未だ無理だけど、さらりさらりと流していきたい。
Posted by ブクログ
シンプルに生きるのは難しい
私利私欲ではなく、自分の思ったとおりに生きる
時は人をまたない
毎日を大切に生きる、人とくらべない
みんな知ってることですがどれだけ実践できているか
Posted by ブクログ
百花春至為誰開
誰のためでもない、ひたすらの心をもつ
いいことばです。
気持ちのいい言葉が詰まった本。
私自身シンプルに生きたいと思うけれど、これがなかなかどうして、、、。
Posted by ブクログ
「おだやかに生きる」
突然ですが、私が人生において目指すものはこの他にありません。
SNSはすっかり私たちの生活と切って離せないものとなり、そこから得られるものもありますが、それ以上に「みんな」の様子が垣間見えてしまい疲れてしまうことも。
中でも私は「他人と比べる」ことがどうしてもやめられず、ちょっとした刺激ですら苦しい思いをすることも多々……。
そんなわけで、「やっぱりおだやかに生きたい!」と、大学生ぶりにこちらの本を引っ張り出してきました。京極先生の『鉄鼠の檻』で禅宗に触れた影響も大いにあります。
あとがきにもあるとおり、禅語はその時々の自分の心境や悩みによって、心に響くものと流れていくものがあるかと思います。今の私がハッとしたのは、以下の言葉たち。
「非思量」……頭で考えてばかりいるから、イライラが募るのです
「形直影端」……姿勢を正せば、自ずと生活も整います
「水急不月流」……普通や常識に流されないこと
51の禅の言葉に対して、現代人の我々にもわかりやすいエピソードを添えた本書は、ふと手の空いた時間にぱらぱらとめくるのにもぴったり。
次にこの本を開いた時には、どんな言葉が心に残るのでしょうか。
「なんだか最近忙しいな」と、自分を省みる余裕がない時こそ、立ち返りたい一冊です。
Posted by ブクログ
・おだやかに、シンプルに生きる。誰にとっても、人生の終盤は、その方が、良いのでは?
結果が出なくても、失敗したとしても、努力が無駄になることなど人生にはありません。必ずいつの日にか、その努力が自分の助けになることがあります。自分自身の人生が豊かになるということです。人生とは、淡々とした小さな努力によって善きものになっていくのです。
できるだけ少ないリソースで、できるだけ大きなリターンを得ようと「あくせく」すると、短期的な利益は得られても、持続する幸せには繋がり難いような気がしていました。ビジネスではスピードが大切だと言われますが、これからは、一つひとつ丁寧に仕事をしていきたいなぁ~と
成果を最優先してしまうと、相手の気持ちの変化に気がつかないこともあるのではないかと思います。もしかしたら、目先の成約を掴むよりも、相手の気持ちを掴む方が、末永いお付き合いに繋がる可能性が高いのでは、そんな思いを抱きながら読み進めておりました。
ニュースを観ていると、ちょっとしたことが「きっかけ」で、Actionを起こしてしまう人が増え、それが大きな事件に繋がっているような気がします。それだけ、利害関係の中では、自分を抑圧しなければならない人が多いのでしょう。ストレスを自分の中で増幅しないようにしたいものですね。