あらすじ
24時間を丁寧に過ごし、春夏秋冬ときちんと付き合おう。「よい縁」を呼び込める、生きる実感が得られる……など、所作にはすべて意味がある。シンプルなことほど、奥が深い。所作が導く、美しく幸せな時間とは。毎日を輝かせ、人生を深める68のヒント。25万部のベストセラー『禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本』の“心”を説いた本。
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Posted by ブクログ
ちょっと前に
「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に立つ額のことを教えてくれた」
を読んだんだけど、
最初に、主人公の女の子にニーチェが怒りについて語る部分があるのね。
そこの解釈がもう全然納得いかなくて読むのやめようかなと思ったぐらい。
(読んだけど)
なんだっけ?もう忘れかけてるんだけど…
怒る自分がみっともないと思うを否定せよ。(だったか?)
つまり「教えられた道徳を否定せよ」って話だったんだけど
そこがめちゃくちゃ納得いかなかったんだよね。
で、なんでそこまで私が納得いかなかったのか
ということがこの本を読んですごくよくわかった~
怒る他人に徴発されてこちらも怒りを爆発させることは
相手と同じ土俵に上がってしまうことで、
相手のおろかさにおろかさで対応することになってしまうから
っていうお話をこの本の中で枡野さんはされているんだけど
も~ホントそう!このことなのよ!!
「教えられた道徳を否定せよ」じゃなくて
「感情を頭に持ち上げるな。ストンと腹に落としておけばいい」
これよ!これ!
日本人の生活には「禅」の教えが浸透している
意識しなくても知らないうちに「禅」を行っている
お賽銭のお話もおもしろかった~
お賽銭を投げること=自分の煩悩を投げ捨てるってこと
とか、「お蔭様で」の本当の意味とか
本当に勉強になった~
「どんな所作も、何か(結果)のための手段ではないのです。
一つひとつ、その瞬間に全力を傾けておこなうべきもの、それが所作です」
と書かれている枡野さんの言葉が心にしみます。
シンプルで美しい…
そこに秘められた奥深い思いや奥深さに触れることで生活は変わる
あらためて日本に生まれてよかった
そしてこの本を読んでよかった~
多くの人にすすめたくなる一冊
Posted by ブクログ
『禅が教えてくれる美しい人を作る「所作」の基本』の続編に当たる本です。禅の心や所作について前著よりも深い内容になっています。さらに前著ではなかったお辞儀や座禅の組み方などがイラスト付きで解説されているので実践的かつ、わかりやすくなっています。
私が特に気に入ったお話は「お賽銭の意味と所作」でした。私はお賽銭を投げることは基本的にありません。それは自分の投げたお賽銭ぶんの見返りが返ってくるとは思えないからです。私にとってお賽銭というものは神社やお寺で何か願掛けをする対価として支払うものなのです。しかし、この本では「自分の欲を捨てる」という意味でお賽銭を投げるということが美しい所作であると述べられています。一般的に人間には自分が一度手にしたお金やものを「手放したくない」という気持ちがあるそうです。この気持ちこそ執着や煩悩というのです。お賽銭を投げるという行為はこの執着や煩悩をお寺や神社に捨てさせていただくという行為だということです。このように考えるとお賽銭というものは仏や神にお金とご利益を交換してもらう行為ではなく自分の醜い部分を引き取ってもらう行為だと思えるので、お賽銭も感謝の気持ちを込めて投げさせていただくことができそうです。
この本はページは200ページと薄いものですが自分の行動を照らし合わせて読むと非常に奥の深い内容の本であると思いました。書かれていることは至極当たり前のことが多いです。しかし、当たり前だからこそ、意識せずになあなあに過ごしている行動も数多くあります。この本を読むことによってなあなあに過ごしている部分を確認することができたので私にとって価値のある本であると感じました。
Posted by ブクログ
知り合いにオススメされて一気読みしてしまった一冊。
禅の精神とか、日本ならではの所作とかに興味が出てきてるタイミングというのを差し引いても、
面白い!
禅の言葉と、そこからの教えや具体的な所作をわかりやすくつづっている。
一項目ずつが細かく分かれているのも、読みやすい。
う~ん、効率効率と生きてきて、何かぽっかり空いていた胸の穴を埋める、
そんないくつかのピースに出逢えた気分。
読みやすかったので、個人的には、
もう少しページ数があっても良かったな。
最近ちょいと心の余裕が無いんじゃないかな?って感じる方にお勧めの一冊。
Posted by ブクログ
一つ一つのことをじっくりと味わいながら心を込めて丁寧に行うことで、より良い時間の使い方ができるようになるのだろうと思う。それが自分の時間の充実にもつながるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
日々の生活の忙しさにかまけて当たり前の事を丁寧に行うという事を頭では理解しつつ行動に出来てない事が多すぎているな、と。
忘れた頃もう一度読みたい本だと感じました。
Posted by ブクログ
日本人として分かっていても忘れがちな、日々の生き方の指南書。または、覚書みたいな感想。
短いセンテンス項目の中から、日々一つづつでも、読んで思い出させる。気づかされる内容が書いてある。
Posted by ブクログ
日本人の心が書かれてある。文化を大切に、一瞬を丁寧に生きる。
自己啓発のようで自己啓発より心が澄みきったような本。
自己中になりがちな今、相手を思いやり、自分を思いやる心、時間が大切だと実感。
もっとストンとくるようになれればいいなぁ。
仏教の教えを軸に上級者向けに書いてあるので、愛読にするなら
美しい人をつくる所作の基本
が初心者向けで読みやすい。
し実践しやすく書いてある。
Posted by ブクログ
所作とはちょっとした動き、立ち振る舞い、身のこなし。
便利ではなく丁寧に生きる。
正しい所作とは、当たり前のことを当たり前に、丁寧に行うこと。
すぐに動き、ひとつ。きちんとしてみる。
成否を分けるのは準備をしているか、いないか。
禅は実践である。
結果にこだわる以前に、その瞬間に全力をかけることが大切。
美しい言葉を使えば、所作も自然と整う。
輝ける場所が、どこかにあるわけではない。自分が輝く。
生きるとはどういうことなのか、死をどう捉え、それをどのように受け入れたらいいか。を見つけるために修行はある。
働くとはハタを楽にすること。この解釈は知らなかった。
調身、調息、調心。まず姿勢を正しく整える。すると呼吸も整い、心も整う。
ゆっくり動く。間をとる。
怒らない。カッとなってもいいことはない。感情を頭に持ち上げず、腹に落とす。
心がとらわれたら、まず動く。
Posted by ブクログ
禅を通して知る、心穏やかに美しく日々を過ごす考え方の数々。
優しい筆致で、すぐ実践できそうな簡単なことが書かれている。少しずつでも、生活に取り入れていきたい。
例えば、疲れていたり辛かったりするときこそ、平常心を取り戻すためにいつも通りに過ごすとか。
掃除や片付けは、気持ちよく次のアクションを起こすための下準備と捉えて行うなど。
Posted by ブクログ
所作の美しさを
『上品』とか『気品がある』などと
表現していいのであれば、
それは
年を重ねるほど、内側から滲み出てくる輝きの様なものではないか?
と、私は感じている。
と、言うのは、
おそらく先日偶然バスで隣り合わせた御夫人の『所作』が、
見惚れてしまうほど美しく、可憐であったのを思い出しているからなんだろうなぁ~
不快にならない程の距離は保ちつつ、気遣いや時折ユーモアも交えて会話される。
(どうやら『愛語』というらしい。)
そこには見知らぬ人との気詰まりな時間、など微塵もなく、
ほんの一時ではあったが、心地よい時間を過ごす事が出来た。
(あ~、年をとったら私もあんな風に…。)
と、本を手にしつつぽやぁ~ん、と夢想しているだけでは
この本が単なるノウハウ本としての道を辿っておしまい、になってしまいかねないし、
所作の美しい人には絶対なれっこない。
学んだ事をなかなか実践しない私の為に
枡野さんが
お手本となる人を紹介してくれたのだろうか?
なんてね♪(^^;
Posted by ブクログ
・あらゆる所作に心理が表れる
・当たり前のことを当たり前に丁寧に行う
・すぐに動いてひとつきちんとやってみる
・全ての物事には原因があって、縁が訪れて因縁が結ばれ物事が生じる
・運やツキではなく、準備をしているか。
よい行いを積み重ね、所作を整えているか。
・自因自果、今ある結果は全て自分が作りだしたもの
・縁はいつくるかわからない。だから常に正しい所作で良い縁を迎える準備
・おじぎ、あいさつ、ことば、あいづち、もてなしの心、笑顔
・なんでも両手を使って行う
・食事を丁寧に丹念に
・輝ける場所はどこなにあるのではなく、自分が輝く
・利他、他人のために何かをすること
Posted by ブクログ
前作の『禅が教えてくれる美しい人をつくる所作の基本』を読んでからの枡野さんの2冊目の本。
所作の基本と同じ内容もあったが、さらに詳しく細かに書かれていることもあり、前作には書かれていなかったこともあった。
同じく心に響いた素晴らしい作品だと思う。
同じ内容も含まれているので、この本は購入しようか迷っている。
Posted by ブクログ
”余ること無く、欠くること無し”が本書には収められている。読みやすいが、
心が軽くなる、大切な内容がちりばめられている。時々読み返すことで、読み終わった後の、清々しさを取り戻せるのではないか。
以下、気に入ったフレーズを留めておく
鐘が鳴るのか、撞木が鳴るのか、鐘と撞木の相が鳴る
さらにいずれの時をか待たん
阿字の子が、阿字のふるさと立ち居出て、また立ち返る阿字のふるさと
合掌は故人の心と、自分の心を合わせる
実を美しくするのが躾
成道の為の故に、今この食を受く
知足
Posted by ブクログ
前作に続き、子どもの頃の一度は教えられた当たり前の教えに溢れています。
当たり前のことを為すことがいかに難しいかを改めて痛感すると同時に、ボロボロの自分の所作を少しでも整えたいと切に思います。
本書のテーマである「智慧」。
「真理を明らかにして悟りを開く働き」のこと。
そして、所作を重ねることでしか「智慧」は身につかない、と教えてくれます。
前作を通して、一貫した教え。
それは、前作で記された以下の言葉に尽きると思います。
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「これって美しい?」と自問してみる。
理屈なんかいりません。
問いかけの返答に「No」が出たら、「しない」と決めたらいいのです。
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美しき生きたい。
そのために、自らをチェックするツールとして活用させて頂き、なんとか人として美しくなれるよう精進させて頂きます。
Posted by ブクログ
所作はその人のすべてを物語ると言うくらいに、思いや精神状態や、感情、日々の生活ぶり、これまでの生きざますべてが反映されているといってもおかしくないものである。
だからこそ、正しく美しい所作を知ることで、毎日を大切に生きて、その時その時を輝かせる力を身につけることができるかもしれない。
生活が便利になり、豊かになる一方で、自らが動いて感謝する気持ちを忘れてしまったり、当たり前と思うような、心がメタボな状態から抜け出して
四季の変化や、気候の変化、人の繊細な気持ちに敏感になり、感謝する心を取り戻したいと思いました。
Posted by ブクログ
美しいお辞儀は雄弁だ。
和顔愛語で。
江戸しぐさの「うかつあやまり」
など、学びが多かった!
先日、
カスハラにあった。
私の対応が悪く、お客様はどんどんヒートアップ。
他のスタッフは
冷静に状況判断し、
土下座し、平謝り。
(相手に非があったにも関わらず)
お客様は最終的にはご機嫌に。
うかつあやまり、でうまく流せなかったことを反省。生きる知恵が足りんのだ。
何年生きとんの?私。
時々、こうして本から学んで
反省して修正していかんとな。
うん。
Posted by ブクログ
当たり前のことを当たり前に行う。簡単そうで、実行するのはなかなか難しい。
いつくるかわからない良い縁を迎えるために、正しい所作で過ごしていくことが大切だという考えには賛成。
今日たまたま座禅をする機会があったのだけど、短時間でも心がクリアになる感覚があった。
「無」になるような感覚、やっぱり好きだな。
Posted by ブクログ
禅の考え方が色々と紹介されており、心の持ちようを変えてみようと思った。
朝の行動についても多く紹介されており、なかなか余裕が作れないが、そこを少しずつ変えていかないと、結局時間に追われる日々のままになってしまう。
Posted by ブクログ
現在社会の中では「所作」についてはなかなか教えてもらえる機会が少ない中で、禅の教えの中から所作について教えである。
すべての所作には意味があり、
・正しい言葉を使う。
・毎朝、両手を合わせる。
・裸足で生活してみる。
・季節を感じながら、ゆっくり歩く。
・ゴミは正しく捨てる。
・畳のへりを踏まない。
・お腹いっぱい食べない。
・箸や器を大切に扱う。
・朝、5分でいいので掃除する。
・朝起きてすぐにテレビをつけない。
・朝起きたら窓を開ける。
・朝、歩く。
・一日一回、腹から大きな声を出す。
・毎日同じ時間に眠る。
・「今日のこと」は、眠る3時間前までにすませる。
・身に着けるものは、長く大切に着られるものを選ぶ。
・花を飾る。
・古いものを大切にする。
・美しい文字を書く。
・目上の人を尊敬する。
・メールではなく、直接話す。
・感謝は、感じたときにすぐ伝える。
・風呂敷や手拭いを使う。
・月を愛でる。
・日本文化に触れる。
――など、禅の教えには、美しく生きるための知恵が詰まっている。
Posted by ブクログ
私が子供の頃、家にきていただいていた若いお坊さんが、永平寺での修行を終えて帰ってこられた時に、身体の動きがとても美しくなられたなと思ったことを覚えています。
「当たり前のことを、当たり前に、心をこめて丁寧におこなう。それが悟るということであり、整った所作、正しい所作でもあるのです。」「一息に生きる」ひと呼吸するその一瞬をおろそかにしない。すぐに動いて「ひとつ」きちんとしてみる。
所作を整えることにより、智慧を身につける。そんな清々しいことを、美しく平易に説いてくれる良い本だと思いました。
Posted by ブクログ
「所作」が美しくないと感じる瞬間は、確かに自分の周りでも時折目にするが、いよいよ2巻目になり読み進めていくと、「所作」を美しくできない人にもそれなりの事情があるのではないかというところに思いが至る。そして、私たちはそういった人にどこまで自分のその意見を伝えることができるのだろうか。