あらすじ
禅僧にして、大学教授、庭園デザイナーとしても活躍する著者がやさしく語りかける「人生のコツ」。◎悩むより動く――そのほうが物事は絶対うまくいく◎人と比べない――“妄想”の9割はこれで消える◎前向きに受け取る――幸せかどうかは、あなたが決める◎「お先にどうぞ」――求めない、あせらない、こだわらない◎「朝」を大切にする――心に余裕をつくる最善の方法◎余計なことを調べない――情報の“暴飲暴食”はやめる◎「競争」から離れてみる――禅的「不安の遠ざけ方」余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。――そんな生き方を指南してくれる、48の禅の教えを紹介。
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Posted by ブクログ
私たちは気付かぬうちに煩悩に侵されているのかもしれない。今を生きていることは当たり前だけど、本当は今を生きることって難しいのかもしれない。気づいたら、過去や未来に自分が行ってしまっていることがほとんどな気がした。
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不安障害の診断を受け、何もかもが心配で不安だった時、タイトルに惹かれて読みました。
何かに縋りたい時期でしたが、まさにこの本に縋って元の生活を取り戻すことができました。
「心配な気持ちになった時、こんなふうに考え方を変えればいいのか。」
「自分が心配だと思っていることは、一歩引いて見るとなにも心配なことじゃない。」
そんな、視点を変えてくれる一冊でした。
私にとって筆者は恩人です。
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中古本屋で引き寄せました。タイトルが気になり購入。この時、怒らない禅の作法という本を買ったのですが、同じ作者でした(笑)
個人的には、タイトル名と内容は違った様に思えましたが、毎日の日常生活でのあらゆる事に対して、年齢関係なく、非常に役に立つ内容でした。今苦しんでいる人、モヤモヤしている人、前向きになりたいって思っている方に、おすすめ!仏、宗教的な本でないですよ。もしそうだったら、買わないので~ご安心を
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禅の教え。今、ここだけに集中。減らす、手放す、忘れる。余計なものを調べない。置かれた場所て輝く。いい言葉をつかう。正論を振りかざさない。毎日10分自然に触れる。身だしなみ。整える。
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当たり前のことだけど再認識できた
いろいろ悩んだり?考えるタイミングで読めてよかった
目標を見据えて、目の前のことを取り敢えず頑張っていきたい
禅の考え方に興味があったのと、心配性な性格な為に購入。
シンプルな内容なんですが、とても参考になりました。考えるより動く、人と比べない、お先にどうぞの精神、競争から離れる、心穏やかに生きていくヒントが沢山書かれてありました。
買って良かった本です。
ゆとりは心から生まれるのだから
常に気を張って人と競い生きなければなかなか経済的に豊かになれない現代です。
でも、心の豊かさはちがう所から得られるんだろうと思わせてくれる本でした。
「足るを知る」大切な事です。
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仕事で取材をしたことのある人の本。
いくつかこれまでに禅に関する本を読んだことがあるけど、もっと深く学んでみたいと思った。
"今"に集中する、ということだよね。
あと調息は知らなかったので、今度から実践しや〜す、ただ1分間に3〜4回しか呼吸しないっと結構キツい気がするw
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「心配事の9割が怒らない」だけでなく、生きていくうえで心がけておきたいポイントがいくつも挙げられています。
少なくとも私はタイトルから勝手に想像して、本書の内容を誤解していました。
タイトルで損しているような…?
読むタイミングが遅くはなってしまったけれど、読んで良かったと思います。
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禅の教えで、物や人の執着をなくす考え方に共感しました。
生きていると心配は尽きません。
『今、ここにある幸せ』を振り返ったり、他人の価値観や情報に振り回されないように心がけたいです。
親子は過干渉が心配のタネになり、自分で判断ができない、指示待ちの人になる、今の若者の傾向は少子化ゆえの親が子に手をかけ放題のため、その根は親が作ったものだ、と感じました。
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良い言葉や考え方が沢山書かれており、読んでいて非常に心穏やかな気持ちになれる。
純粋に読んで良かったな、と思える。
この本に書いてあることを少しでも思い出して毎日を生きていきたい。
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悩むより動く、人と比べない、分かってはいるもののどうしても悩んでしまうし、人にどう思われるか気にしてしまう。でもまた改めて考え方を見直そうと思った。
嫌われる勇気も読んだが同じような内容の本だと思ったが、禅の言葉が難しくスッと入ってこなかった部分もあった。
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悩みごとの多くは妄想と人間関係からくるもの。
人と比べず、正しいと思うことを実践して、まず行動する。
起きることを前向きに捉えて、今をしっかりと生きることが大事。
人との縁を大切に過ごすこと、何かの因果があるもの。
禅の教えをわかりやすく教えてくれるいい本です。
今日、この本に出会ったのも何かの縁、大切にしていこう。
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捨てることは執着から離れること
心を向けるべきはどうにかなること
「いい加減」を知る
止まって自分を省みる時間を作る
自分独自のものさしをもつ
→体感することでしか判断も行動もできない
→冷暖自知:器に入ってる水が冷たいか暖かいかは飲まないと分からない
情報は迷いの元
喜怒哀楽は人間らしさ
判断しないことが心穏やかに過ごすコツ
良い言葉を使う
稲盛和夫「世の中に失敗というものは無い。チャレンジしているうちは失敗はない。諦めたときが失敗である」
足ることを知る
愚痴がこぼせるのは相手に信頼感があるから
人生の最期を迎えるにあたって、何か言葉を残すとしたら、どんな言葉になるか
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禅の教えを日常で実践できるように、わかりやすく説いている良書でした。
本書のうち、以下の3つの禅の教えを実践して、心を整えたいです。
1.喫茶喫飯
余計なことを考えず、お茶を飲むときはお茶を飲むことだけに集中して、ご飯をいただくときにはご飯を食べることに集中すること。
『いま、ここ』だけに集中することで、心が整う。
2.合掌する
神社のお札などを部屋のどこかに置いて合掌する場所にする。生活空間にそんな場所があると、前向きに心が整う。
3.浮かべに任せ、消えるに任せる
水に一石を投じると、さざ波が立ち、波紋が生まれる。波紋を静めようと、手を入れたら、さらに複雑な波紋が生じる。放っておけば、しだいに波紋は静まる。それが、無心に近い心の在り様。
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一切衆生、悉く仏性有り
色眼鏡を外して見れば、全ての物(人)に素晴らしい所がある。
どんな境遇も受け入れる
正論を振りかざさない
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」細川ガラシャの辞世の句が刺さった。
何度も読み返したい本だ。
心穏やかに
冒頭に書いてあるように「余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落として、限りなくシンプルに生きる」ということ。
書かれている全てを実践するのは聖人でも君子でもないので難しいけれど、一つ、二つ意識するだけでも気持ちが楽になりそう。
少しスマホから顔を上げて、ゆっくりと空でも見てみよう。
Posted by ブクログ
禅僧でありながら大学教授で庭園デザイナーの著者が、
その道で得た経験や知見をもとに、
日々の暮らしを、より平静なこころで過ごすこと、
その方法や考え方を示してくれる本です。
考え方を変えて、それを実践することで、
タイトルにあるように、心配事の9割を、
無駄に案じて汲々とした日々を過ごさないですむようにしたらいかがですか、
というように、柔らかな文体と文章で仏教的・東洋的生き方を提唱しています。
ひとつの項が数ページですし、
引用される仏教用語などもわかりやすいかたちの現代語に噛み砕いてくれていますし、
論理も明快で、すらすら読めながらも沁みてくる感じの読書でした。
そして、ひとつひとつの項で示される考え方を、
自分や周囲の人に照らしてみて、ああだこうだと考えてみるのが面白かったです。
そのなかでも、正論をかざさずに相手を顔を立てた方がよい、
という項では、次のような自分なりの考えが浮かびました。
小説書いたりっていうのは独りの世界でやることだから、
作っていく世界に正論を振りかざしがちになるような気がする。
独壇場となってしまう。
でも、きっとそれは違うんじゃないかって思うんです。
創作の世界でも、相手の顔をたてるべきじゃないか。
むずかしいけど。
カフカの言う、
「世界と君との戦いにおいては、世界の側につきたまえ」
という言葉って、そういうことなんじゃないかって、
この本を読みながら「悟った」。
自分の正論でもってバシバシ斬っていく生き方って迷惑ですごく嫌われるし、
最終的にもう無理ってところに行くつくと思う。
でも、自分で書く小説の場合、それが無理ではなくて書きあげてしまえるんですよね。
ただ、それが世に出てどう評価されるかってところで、
生き方と同じく、それはもう無理、になる。
他人を意識しないような小説は受け入れられにくいんじゃないか、と。
相手をたてることもちゃんとやる小説、
そういう意識が働いている小説こそが力があるんじゃないかって、
空論めいたものを立てている。
でも、この空論めいたものは試す価値があると感じている。
と、まあ、創作について関心のあるぼくですから、
その考えにこの本のひとつの論旨が結びついたのでした。
ときどき、というか、けっこうかもしれないですが、
周囲の人に読ませたくなる本があって、
この本はそういう種類のものでした。
Posted by ブクログ
タメになる禅の言葉にたくさん出会える本。昔の禅のお坊さんは、勉強になるものばかりですね。
禅の真髄は実践にあるとのことです。だからこそ、学んだことを日々実践して、習慣化していきたいと思います。一度読んだだけではすぐに忘れてしまいそうなので、定期的にリピートします!
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たくさんの禅語にふれて、心が洗われました。
新たに意識したいことが3つありました。
自分を縛ることや自責は全て実体のない妄想であると意識すること。
今の当たり前を一旦見直すこと。
お先にどうぞ精神を持つこと。
この本を読んで1つ嬉しいことが
ありました。
「日日是好日」の意味の前提がわかったからです。
その日その時の自分にしか見つけたり実感できないことがあるという前提があると思うと、とても励まされます。
なんにもできない日があってもその時にしか見えない世界もある。
日日是好日。改めていい言葉だなと思いました。
Posted by ブクログ
はじめに
余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものを削ぎ落として、限りなくシンプルに生きる
個人的に覚えておきたい禅の言葉
「莫妄想」
妄想することなかれ
「他は是れ吾にあらず」
どんなものも、どんな人も、他とは比べようがない「絶対」の存在
「冷暖自知」
器に入っている水は見ているだけでは冷たいのが暖かいのかわからない、つまり考えるより動くことが大事
「雲無心にして岫を出ず」
浮かぶに任せ、消えるに任せる、それが「無心」に近い心のありよう
「日日是好日」
良い日も悪い日も、その日でなければできない経験ができる好日である
「歩歩是道場」
良い日も悪い日も、その日でなければできない経験ができる好日であるどこにいても道場でありなにをしてもそれは修行である
「おのれの欲せざるところ、人に施すことなかれ」
人からされて嬉しかったこと、幸せに感じたことを相手にも積極的にする
「門を開けば、福寿多し」
一人で抱え込まずに迷わず助けを求める
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禅の教えを、引用を用いながら説明しており、沢山学べた。
昔の人は色んなことを経験していて、その教えって本当に学びになるなぁと感じた。
語彙力無くて薄っぺらいけど笑
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結構これまでに読んだことがある内容が書かれていた。
なので私にとってはおさらいのように読ませていただいた。
色んな言葉や教えが書いてあったので、その面は面白いなと思った。
これからも今大切にしていることを忘れず
丁寧に生きていこうと思う。
Posted by ブクログ
住職さんが執筆した本らしく、禅の言葉がたくさん載っていて、自分の未熟さを感じたり、この嫌な行動や言動は自分にあてはまるなぁと反省したり。
この本は、仕事を定年退職した世代に向けられた本なのかな、という印象あり。タイトルの内容は、あまり心に残らなかったかな。
毎日を、周囲の人を大事にして、何事にも感謝を忘れず。そうでいられるように。気を配ります。
Posted by ブクログ
なかなか読み出せずに、少し読んでは置き、少し読んではまた置き、の繰り返しでようやく読み終わり。
多少心が穏やかな時に読まないと、すぐ読むのを止めてしまうくらい柔らかな事が書いてある。
そこのあなたも、カリカリせずにお茶でも飲んで、この本1冊読んでみては如何だろうか。
Posted by ブクログ
「自分が嫌なことは人にしない」
自分がそう教えているけれど、店員さんにはどうか、同僚・上司にはどうか、夫にはどうか。振り返ってみるとできていないことも多いように感じる。気分の幅が広い人より、狭い人になるために。イライラしたときは同じ言葉を返さないように。少しずつ考えて行動していきたい。
Posted by ブクログ
42.心配事の9割は起こらない。
・「できない自分」にいたずらにぶつからないようにする。そうすれば、いたずらに心を掻き乱されたり、自信を失ったりすることがなく、いつも安定した心でいられるのです。
・なぜ自分はこんな目に遭うのだという状況に立った時、「ここをなんとか乗り切ったら、ちょっとやそっとのことでは動じなくなる。なんとか踏ん張ってみよう。」という前向きな受け止め方もできるのだ、ということに気づいていただきたいのです。
・かつでの日本では、ほとんどが家業を継ぐというかたちで仕事に就いていました。選択肢がなかったことで、「心の置きどころ」は定まっていたし、その仕事に専心することができた。そして、まっしぐらにその仕事に打ち込むことが、人生を充実して生きることにも繋がっていたのです。
・現代人のようにいたずらに迷い、不安に苛まれる、ということはなかったはずです。
・できるだけ「なにかを判断する状況を作らない。」のが、心静かによるを過ごすコツといっていいでしょう。情報が入れば、いやでもそれについて考えたり、判断したりすることになります。情報を遮断する。それが心静かによるを過ごす大事なポイントになりそうです。
・「お先にどうぞ」と言える二番手が、もっともよいポジションだ、と思っています。気がついたら、統率力のあるリーダーになっているのが、「お先にどうぞ」の二番手なのです。
・お互いの理解度80%、つまり、腹八分目で「よし」とするのが恋愛をうまく進める、よいさじ加減といえるのではないでしょうか。相手の中に「不可思議な領域」が20%ある。だからこそ、相手への興味(愛情)が尽きないということにもなるのです。
Posted by ブクログ
著者の禅僧という立場から、禅語や故事成語などを引用し、日常に溢れる問題への解決方針を見出してくれるような内容
読むと心が軽くなる、そんな効果があるかもしれない
ただし、タイトルと中身の一致性はあまり感じられず、疑問が残る