枡野俊明のレビュー一覧
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「禅・シンプル生活のすすめ」を読んだあと、同じ著者の別の本を
探したところ、去年の10月に発売された本ということで買ってみた。
内容を簡単にいうと、「禅・シンプル生活のすすめ」と同じ構成で
だいたい同じことをちょっと別の切り口で書かれた感じです。
なので、別に2冊読む必要はないという感じ・・だけどやはり
違う切り口で書かれたエピソードを読むと、より頭に入る感じがするし
いろいろ禅の話を読むのもためになる。
全部で92のTipsで5つのテーマで構成されている。
1. あなたの「心の荷物」をスッとおろすコツ
2. 挨拶、食事、整頓・・・シンプル生活のすすめ
3. すべての出会いは「かけがえのな -
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最初の方は、感心して読んだ。
だがしかし、段々、禅というより著者の偏見も入ってるのでは?と思う箇所もあり。例えば、「野菜をたくさん食べると心が穏やかになり、肌が白く色艶も良くなる。そう考えてみると、精進料理は女性にぴったりの食事(意訳)」というところは、違うだろ!と思った。野菜を食べれば心が穏やかになるというのは短絡的。どんな心持ちで食べるかってことがそもそも大事なのでは?そして!女は色白で穏やかで怒りと縁遠くあるべきって思想、昭和すぎるね。禅ってそんな差別的なものではないのでは?普遍的かつ中立的な思想だと思ってたよ。
結局、禅や仏教への興味はそそられたけど、この本自体は著者の主観に基づいた -
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著者の他の著作と通じるところがある一冊。「心配事の9割は起こらない」「放っておく力」などを読むと、このフレーズはどの本に書いてあったけね?と思いました。おそらくですが、どの本にも同様の内容が表現を変えて書かれています。ホリエモンさん著作も同様の作り方の部分があるように、著者が悪いという意味ではなく、繰り返し伝えたい共通の部分なのでしょう。なので、著者のどの本から読んでも大丈夫という意味でもあります。本書は自己啓発本によくある、いろんな提案がでてくる形式です。
■和顔愛語(わげんあいご
これが実践できている人ってかなり難しい。それは、生きるって、周りから見たくない聞きたくないことをわんさか浴び -
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禅はなんとなく中国古典に通じるものがある気がする。なんとなく禅のほうが日本人には馴染みやすいのかな。
今年の自分のテーマは利他、知足だけどなかなかうまくできていないこともあり読んでみた。
印象に残った言葉。
・即今、当処、自己
今その瞬間に、その場所で、自分がなすべきことをやっていく。
・而今
↑に似てるけど、未来や過去に囚われず、今を大切にする。(日本酒の而今美味しいんだよなー)
・放てば手に満てり
手放したことでほんとうに大事なものが手に入る。
・喫茶喫飯
お茶を飲む時は飲むことに、食事をとるときはそのことのみに集中する。
日常に少しずつ禅を取り入れられたら心豊かになる -
Posted by ブクログ
私たちの中には、過去や未来という時間と自分が執着している他人が宿っている。本著では、時間のしがらみや執着している他人に気付き、手放すことで心に余裕を持たせよ、と説く良書である。
禅の教えには「放下着(ほうげじゃく)」という、一切の執着を手放す考え方もあり、これが「放っておく力」と通じている。すなわち、無理に何かを変えようとせず、執着を捨てることで、より豊かで楽な生き方ができるということを説く。
私たちは過度な質の悪い情報にまみれ、多くの他人を自分の心に宿し、取り返しようもない過去に囚われ、確定してもいない未来に怯えながら日々を過ごしている。コントロールできないことは放っておいて、今に集中し、善 -
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禅宗の言葉で「脚下照顧」という言葉があるらしい。脚下とは自分の足元のこと。照顧とは顧みよということ。
「人は先のことばかり考えがちで、そうなると
履物をそろえるという、目の前の所作を見失ってしまうほどの心のゆとりがなくなる。
自分自身の行いが見えなくなり、履物を揃えられないぐらいなら、他の何が乱れていても不思議ではない、足元をおろそかにするな」
三光国師という高僧が、そうならないようにと、
説かれた言葉だそうだ。「未来に気を取られて肝心の今がおろそかになってはいけない」
なるほど、履物を揃えて心を整えるということは、すぐにも実践できそうだ。丹田呼吸法もいいな(習得したい)
当たり前のことだけれ