【感想・ネタバレ】限りなくシンプルに、豊かに暮らすのレビュー

あらすじ

私のところに「禅の庭」のデザインをしてほしいという依頼が次々と舞い込んできます。依頼者はいわゆるセレブと称される人たちです。できあがった「禅の庭」を見て、彼らは心から感嘆の声を出します。「何と落ち着く風景なのだろう」と。すべてのものを手に入れた彼らが行き着いた先とは、「何もないことの心地よさ」だったのです。シンプルに生きるということは、すなわち自分にとって大切なものを見極めることだと私は思っています。今の自分にとって、いちばん大切にするべきものは何か。それが浮き上がってきたとき、暮らしも心もシンプルな状態になるのではないでしょうか。「ほんとうの自分とは何か」ということを、ときに立ち止まって考えてみる。そんな作業を人生の中に取り入れることで、きっと豊かな心が見つかるはずです。あなたの人生の中に、少しだけ「何もない」心地よさを取り入れてみてください。

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Posted by ブクログ

本当に大事なことは何か、問いかけてくれる本。
自分がこれからどう生きていきたいかがクリアになりました。
各章が見開きに収まっているので、ぱっと開いたページを見るだけでも気づきがあり、ちょっとした時間に読みやすいです。

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2024年12月26日

Posted by ブクログ

禅宗の教えをベースに、考え方のクセや物事の捉え方を見直したり、新たな発見を促してくれる本だなと思いました。物を減らしてシンプルに生きる、ということにも触れてはいますが、対人関係などの捉え方や、自分の心と向き合うといったことに触れているので、広く「生き方」について考えるきっかけになる本だなと思います。

個人的に目新しいと思ったことを以下にメモします。
・「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」:禅宗で「履き物を揃えて下さい」の意。自分が履いてきた履き物を脱ぎ散らかしたり、必要以上に靴が散らかっていることは、その人の心が整っていないことを指す。
・「『の』の心を持つ」こと:「私と仕事」「私と友人」のように「と」で繋ぐと対立関係になる。そうではなく「私の仕事」「私の友人」とすれば自分事として捉えられ、寄り添えるようになる。

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2024年04月27日

購入済み

よかった

スッと心に入ってくる言葉で書かれている作品でした。

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2020年09月06日

Posted by ブクログ

20190530
不便さの中にあえて身を置くことで、心と身体が健康になる。
1つの用途で使えなくなっても、他のものに見立てる。
ものを大切にすることにつながる。
肉や魚を食べない日を作るだけで、身体がリセットされる。
お腹いっぱい食べようとしない。腹八分目。
100パーセントの快適さを求めない。少しのことなら我慢できる人になる。そあすることで、人間としての幅も広がる。
坐禅の習慣を持つ。心配事が浮かんできたら、忘れるのではなく、少し距離を置いて眺めるようにする。
掃除をすることで、自分の心を磨く。
どんな食材も無駄にしない。
身体に悪いものを排除していけば、健康になれる。引き算の考え方。
簡素な暮らしを心がける。それは本当に必要なものか。自分の心を本当に満たしてくれるものは何かを問う。
ストックをしない。今必要なものだけを手に入れ、不要なものは一切置かない。
ものを大切に扱う。慈しむということ。
出掛ける時の持ち物は必要最低限にする。
欲しいものをすぐ手に入れない。敢えて自分の心にタガをはめてみる。例えば、欲しい物は3回目に買う。などということ。
買えても買わない。という選択。お金は自分の心を豊かにしてくれるものに使う。
時々手を抜く。やらなければならないことに縛られて、ストレスを溜めないようにする。
年中行事に振り回されない。
まず、立ち居振る舞いを整える。容姿や服装よりも、振る舞いにこそ美しさは現れる。
時には大声を出す。それはストレス発散になる。但し、人に向けて大声を出すことはいけない。
相手に伝える前に、一呼吸置いてみる。
習慣はまず100日続けてみる。
風景を雑然とさせない。何もない空間が頭や心の中を整理させてくれる。
空間を埋めない。心に余裕をもたらすために、空間にも余裕を持たせる。
まず1つ手放す。小さな一歩が大きな変化を生むことがある。
物の定位置を決める。
家の中にパワースポットを作る。
朝の時間を大事にする。夜よりも朝活動する時間を増やした方が、気持ちのいい毎日を過ごすことができる。
何もない1日をたくり、自己と向き合う。
テレビに時間を支配されないようにする。
今日やるべきことだけ考える。出来なかったことを悔やまない。
後回しを増やしていると、どんどん重くのしかかる。
遠くばかりを見ない。足元を見る。将来の自分は今日の自分の積み重ねである。
何もしない時間を持つ。1日10分、意識的にボーっとしてみる。
1日の終わりに一旦リセットする。今日も一日よく頑張ったと自分自身を褒める。そして、明日のことは明日になってから考える。と区切りをつける。
遅刻をしない。
2つのことを同時にやらない。
時間に使われない。例えばメールやSNSと付き合う時間を減らす。
全部自分でやろうとしない。それは負担を分け合うことにつながる。
優先順位をつける。それを決めたら、迷わない。
いつかやりたいことは今日始める。とにかく一歩を踏み出す。
無心になる。何も考えず、身体が勝手に動いてくれる。そんな時間を持つ。
一つ一つ丁寧に為す。今していることに集中する。その積み重ねが丁寧に生きることにつながる。
元々何も持っていないことを思い出す。だから、手に入れたものに執着しない。
完璧を求めない。禅の世界では完全は終わりを意味する。従って、完全なものを嫌う。
後悔の念に執着しない。過ぎた過去にとらわれない。いかに今を生きるかを考える。
日々一生懸命取り組むことから、心の満足は生まれる。
あえて身体を使うことで分かることもある。例えば雑巾掛け。
幸せは足るを知ること。幸せは持っているものの数で決まるのではない。
一歩退く。上に行くこと、前に進むことばかり考えない。無理せず、ただ自分の為すべきことをしっかりとこなす。
損得でものを考え過ぎない。時には自分の意。つまり、直感に従う。
物事に明確な正解などない。この世は常に移ろいでいる。
当たり前のことを当たり前にする。人生の道のりにショートカットはない。
刺激を求め過ぎると、刺激への耐性が生まれる。小さな幸せ、小さな変化を見逃さない感性を持つ。
欲望に心をとらわれないようにする。欲望が多いと、苦悩の日々は続く。満足を知っている人は、心穏やかでいることができる。
悩んでもどうしようもないことは、自然の流れに身を委ねる。
謝るべき時は、間を置かずに謝る。
夢を捨てない。全ては叶わないかましれないが、夢の周辺に近づくことはできる。
良し悪しを簡単に決めつけて、可能性を潰さない。
ここではないどこかを探さない。理想郷は今いる場所かもしれない。
情報を鵜呑みにしない。
自分にないものを求めない。
時に両親に会う。そして本来、子どもの頃どんな人間だったか聞いてみると迷いが消えることもある。
孤独を楽しむ。1人の時間を持ち、自分の内面と向き合う。
イライラしたら息を吐く。
怒りを感じたら、すぐ言葉を返すのではなく一度飲み込む。
嫌いという感情にとらわれない。
の。の心を持つ。と。の心で物事を見ない。私と仕事。ではなく、私の仕事。のように向き合う。の。の心で向き合えば、自分のこととして寄り添える。
人の縁も流れに委ねる。
嫌われることを恐れない。好かれることで自分の評価が上がったと勘違いしているのかもしれない。しかし、好き嫌いは感情的なことで、その人の評価とは何の関係もない。
他人を批判しない。批判からは何も生まれない。
口を慎む。一度自分の中に飲み込んでから話をする。多く喋れば、人間関係が円滑になるわけではない。
苦手なことは人に任せる。苦手だからと誠実に話す。
できない自分を受け入れる。 得意・不得意があるのは当たり前。できない自分をダメな人間だと思わない。
まずは、言葉と態度を整える。そこから信頼も生まれる。
友達の数にとらわれない。
相手の反応に一喜一憂しない。
道具に時間と心を奪われない。道具は使うものであり、使われないことが大事である。
身の丈に合った暮らしをする。自分の感覚、価値観を大事にする。
笑顔で気持ちを整える。
勝ち負けで考えない。誰かとの比較ではなく、自分自身との比較。昨日の自分に勝つことを考える。
頑張り過ぎない。まずは絶対にすべきこと。その一点に目を向ける。
他人を妬まない。自分の境遇を嘆いたところで何も変わらない。今いる場所で枝を伸ばす。
自分を偽らない。幸せに見える自分。ではなく、幸せを感じられる自分を目指す。

2023/10/14

本当の豊かさは、物や身の回りにあるのではない。心の豊かさにある。
シンプルに生きるとは、自分にとって大切なものを見極めること。

不便さの中にあえて身を置くことで、心と身体が健康になる。
一つの用途で使えなくなっても、他のものに見立ててみる。つまり、他に使える用途はないか考える。
腹八分目。
100%の快適を求めない。
自然の中に身を置く。そして自然の営みに目を向ける。
坐禅を組む。
掃除で自分の心を磨く。
食材を捨てない。
出掛ける時の持ち物は最低限にする。不測の事態も楽しめる自分でいる。
欲しいものをすぐ手に入れない。
お金は自分の心を豊かにしてくれるものに使う。
年中行事に振り回されない。
立ち居振る舞いを整える。容姿や服装よりも、振る舞いにこそ美しさは現れる。
大声を出すとストレス発散になる。ただ大声を人に向けるのはいけない。
相手に伝える前に一呼吸置く。
何もない空間が、頭や心の中を整理させてくれる。
空間に余裕を。そのことが心に余裕をもたらす。
道具は共同で使う。物の定位置を決める。
朝の時間を大切にする。
できなかったことを悔やまない。今日できることを考える。
後でやろうと思わない。
遠くばかりを見ない。足元を見る。将来の自分は、今日の自分の積み重ね。
1日の終わりに一旦リセットする。
遅刻をしない。
二つのことを同時にやらない。
全部自分でやろうとしない。
優先順位を決めておく。
いつかやりたいことを今日始める。とにかく一歩を踏み出す。
丁寧に暮らす。は今していることに集中すること。その積み重ねが、丁寧に生きる。につながる。
元々何も持っていないことを思い出す。だから手に入れたものに執着しない。
完璧を求めない。完全は終わりを意味する。未完成な毎日を続けることこそ人生。
後悔の念に執着しない。過ぎた過去にとらわれず、いかに今を生きるかを考える。
身体を使う。
幸せは足るを知ること。幸せは持っているものの数で決まるのではない。
損得でものを考えない。自分の気持ちに正直に向き合ってみる。
当たり前のことを当たり前にする。ショートカットなど存在しない。どんな道のりも、地道に歩むことで成功につながっていくもの。
自分ではどうしようもない。悩みに執着しない。
迷った時は、両親に会いに行く。昔の自分に立ち返ると、つまり自分は本来どんな人間だったのか。に戻ると迷いが消えることもある。
1人の時間を持ち、自分の内面と向き合ってみる。
イライラした時は息を吐く。
物事を自分のこととして考える心を持つ。例えば、私と仕事ではなく、私の仕事のようにの。の心を持つ。
嫌われることを恐れない。
苦手な事は人に任せる。
できない自分を受け入れる。
言葉と態度を整える。信頼はそこから生まれる。
笑顔が幸運を運んできてくれると信じる。
他人に勝とうとするよりも、昨日の自分に勝つ

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2019年05月30日

Posted by ブクログ

コンビニで見かけてビビビときた本。
禅の考えに共感する部分が多い。自分が本当は何を望んでいるのか、少し分かった気がした。
·朝の時間を大切にする→早寝早起き
·出来なかったことを悔やまない。今日出来ることを考える
·優先順位を決めておく
·今やっていることに集中する
·イライラしたときは『息を吐く』
·頑張りすぎない。絶対にやるべきことが出来たらOK

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2018年12月13日

Posted by ブクログ

10年ぐらいシンプルな暮らしを追求してきたけれど、枡野さんの考え方が一番しっくりきた。
人と比べることなく、自分が与えられた人生を、ていねいに過ごしていきたい。
また、生活以外もシンプルにしていきたいな、と思った。考え方とか、人間関係も含めて。

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2016年06月12日

Posted by ブクログ

このジャンルの本が大好きすぎる。時間を忘れて一気に読んだ。すでに実践していることが多く共感しながらすっきりする。心のメタボが取れる本。
※本当の豊かさとは物や身の回りあるものではなく心の中にあるもの
※何をしてもいい時間に何を学び何を感じとるかがとても大切である
※竹は節があるからこそ真っすぐ長く伸びる。コツコツと区切りながら目標に向かって歩んでゆけばいい
※人に合わせることは大事だけど自分のペースで歩む方がもっともっと大切

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

実践してる内容も多かったが、「の」の関係の意識を持つことは印象に残った。
「私と彼」という意識だと言葉だけでもすでに対立関係にあるが、「私の彼」という意識にすることで(変な所有欲とは別)、関係における問題が自分の責任下になるので、2人で問題を解決する意識になれそうだと感じた。

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2024年06月10日

Posted by ブクログ

〈本から〉
不便さの中にあえて身を置くことで、心と身体が健康になる。

一つの用途で使えなくなっても、他のものに「見立て」てみましょう。

肉や魚を食べない日をつくるだけで、身体がリセットされます。

頭で食べない。身体の声に耳を傾ける。

掃除は心地よいもの。それを手放すのはもったいない。

どんな食材も無駄にしない。それが生き方の美しさへとつながっていきます。

身体に悪いものを排除していけば、おのずと健康は手に入るものです。

それはほんとうに必要なものか。自分の心をほんとうに満たしてくれるものは何か。

今必要なものだけを手に入れ、不要なものはいっさい置かない。毎日を清々しく暮らす。

あなたのもとに縁あってやってきた物を慈しみ、大切に向き合ってみましょう。

いざというときのために物を持ち歩くのではなく、不測の事態をも楽しめる自分でいる。

お金は自分の心を豊かにしてくれるものに使う。

何もない空間が、頭や心の中を整理させてくれます。

心に余裕をもたらすために、空間にも余裕を

後でやろうと思わない
二進も三進もいかなくなる

竹有上下節(たけにじょうげのふしあり)

時間に使われない。時間を使う人になる。

「いつかやりたいこと」は今日始める

何も考えずに身体が勝手に動いてくれる。そんな時間をもつと心がすっきりします。

今やっていることに集中しましょう。その積み重ねが「ていねいに生きる」ことにつながります。

過ぎた過去にとらわれない。いかに今を生きるかを考える。

日々一生懸命取り組むことから、心の満足は生まれます。

身体を使うという喜び。それはすべての人に備わっているものなのです。
あえて身体を使うことで、分かることもあります。

刺激を求めすぎると、刺激への耐性が生まれます。小さな幸せ、小さな変化を見逃さない感性を。

「人間至処有青山」(じんかいいたるところにせいざんあり)

立ち居振る舞いをただし、美しい言葉づかいを心がける。信頼はそういうところから生まれます。

笑顔が幸運を運んできてくれる、と信じる。

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2024年05月24日

Posted by ブクログ

外から期待される自分を演じている自覚はあったけど、人生も後半を迎えて残り時間が気になってきたら、自分らしく生きないと損だな、と感じました。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

無駄を省いて、物も心も。

いろいろ発見がある本だった。
少し寺に足を運んで僧侶の方とお話ししたいと思った。

水急不月流
喫茶喫飯

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2022年05月31日

Posted by ブクログ

余計な感情を削ぎ落とし、大切なものだけを持って未来に進もうと思えた。考えを変えると幸せに生きられると教えてくれる一冊。

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2021年02月02日

Posted by ブクログ

シンプルに暮らす。無駄なものを空間におかない。簡単に見えて、今の自分の生活においては非常に難しいこと。

無駄なものが増えたり、空間がなかったり、だから頭の中がごちゃごちゃしたり。。。

本当に必要な物ってあまりないのではないかと思う今日この頃です。

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2020年10月31日

Posted by ブクログ

“シンプルに”の題に惹かれて買った本!
このくらいシンプルに考えられたり生きられたり
したら心豊かに過ごせるんだろうなって…。
これからも全てをシンプルに✨

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2020年08月25日

Posted by ブクログ

何もない空間が頭や心の中を整理してくれる。たしかにそうだな、と。縁側から日本庭園を眺めればすぐわかる感覚。贅沢だな。

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2018年09月12日

Posted by ブクログ

禅の考えに沿って、生活の中で豊かに暮らすための
知恵が2ページごとに紹介されている。
すべての項目を実行するのは難しいだろうけど、
自分に向いているのがあれば、それを取り入れていく、
それくらいの気構えでいいのかと思う。
どの項目が「自分とご縁があるか」ということなんだろうな、
と思ったりもする。

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2017年10月31日

Posted by ブクログ

1日1ページ、
朝仕事に行く前に読んでます。
これがなかなか良くて
その日1日どこかスッキリとした気持ちを持って過ごせます。

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2017年02月14日

Posted by ブクログ

自分で掃除をすることで心地よさを感じる。
欲しいものは3回目に買う
時間に余裕を持って
100日間続けてみる
風景を雑然
先を見ずに足下(今)をみる。今日やるべきことをだけを考える。あとでやらなに。1日の終わりにリセット。毎日を生き切る。
もともと何も持ってないことを思い出す
テレビをつけっぱなしにしない
幸せとは足るを知ること。あるものに満足すること。
物事にせいかいをもとめない。幸せはなに??いきるとはなに??など

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2016年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とてもシンプルで、禅の教えと経験に基づいた内容なので、素直にすうっと心に入ってくる感じ。足るを知り、とらわれず、手放し、整え、簡素な日々の中に本当の自分を見出す。淡々と、一つずつ実行出来たらと思う。

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2016年04月29日

Posted by ブクログ

禅の心を取り入れながら説明してくれたので、他に沢山出版されている「シンプルな生活」系の本とは少し違う視点だった。初めて聞く言葉も多く、なるほど〜と心の栄養になった。

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2016年02月19日

Posted by ブクログ

時々手を抜く
空間を埋めない
一日の終わりにいったんリセットする
もともと「何ももっていない」ことを思い出す

改めて大切なことを確認できた。
丁寧な暮らしを心がけたい。
頑張りすぎず、上手く調整して日々感謝して生きたい。

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2020年02月18日

Posted by ブクログ

禅の視点から現代の生活を眺めた読み切りエッセイ集。
知識として知っている内容や考え方であるが、平易な言葉で書かれていることによって、腹にすとんと落ちてくる。

・足るを知る
・「何もない空間」を生み出すために、なにかを置く。
「有=無 無=有」
・簡素と質素は似て異なる
無駄を削ぎ落とし、ごく少数の価値のあるものを大切にすることが「簡素」
機能を満たす最小限、最低限のものを選ぶのが「質素」
・毎日を生き切る
・目の前のことを、一つ一つ、ていねいに為す
・無心になる
・損得でものを考えない。「意のままに生きる」
・心を整える呼吸法について

他人に価値判断の物差しを預けず、自分にきちんと向き合うことで、余分な持ち物や悩み、こうあるべきという思い込みから解放されていくということかなと思う。

ていねいな語り口の中で時折、SNSやフェイスブックへの言及が現れることが少し違和感(笑)




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2018年12月16日

Posted by ブクログ

表紙の猫は出て来ない。
毎日少しずつ読んだ、音読もした。
分かってるけど、そんな風には生きられないでしょ・・と苛つきもし。
でも今日、『人の縁も流れるに委ねる』がしっくり来た。朝、出勤前に読んで、凄く1日穏やかに過ごせた。
逢いたい人がいて、逢いたいと強く念じれば逢えるのではと思っていたけれど、縁があればまた会う事もあるだろと、日々楽しみながら生きていこうと思った。

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2018年05月25日

Posted by ブクログ

曹洞宗徳雄山建功寺住職で、禅の思想と日本の伝統的な考え方を基にした庭の創作活動でも国内外で高く評価されている枡野住職の日々の暮らしや考え方に関する著書。

枡野住職のもとには、海外のいわゆるセレブと呼ばれる人たちから、「禅の庭」を作ってくれと依頼が増えてきている。
「禅の庭」とは、枯山水のような何もない空間に魅力や心地よさを感じるような、限りなくシンプルな庭のことで、どんなにお金持ちになってもたどり着くところは、シンプルな空間の中に、いかに価値や豊かさを見いだすかということが多いようだ。

何かをどんどんつけ足していって、より完璧なものを目指すというよりも、余計なものをどんどん削っていって、より豊かで完璧なものを目指す考え方が日本人に合っている。

もったいないという精神についても、ものがひとつの役目を終えたとき、そのものを次は何かに生かせないか、他のものとして使えないかと、ものを大切に使っていく精神ほ、人を大切にするという心に繋がっている。

ものが豊かになり、もはや生きていくうえで足りないものはないような世の中になっているが、あえて不便な生活をしてみたり、あえて必要最低限のもので生活してみると、人間としての心の豊かさやゆとりが生まれ、世間のいきすぎた常識にとらわれないで生きていけるのではないか。

人間にとって「欲」は大切な本能であって、決して否定されるべきものではないけど、いきすぎた「欲」は人間として、日本人としての心のあり方や気持ちの余裕をなくさせてしまっているとも思う。テレビやSNSで必要以上にあおってくる「欲」を自分でコントロールし、自分にとって何を質素なもの(安価でも使えればいいもの)を使い、何を簡素なもの(多少効果でも一生使えるようなもの)とするかを見極めた生活を意識して生活してみようと思えた。

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2018年02月08日

Posted by ブクログ

今この時に集中して生ききる。立ち居振る舞いを整え言葉使を正す。心が整う。
身の回りの清潔に整える。
簡素に暮らす。
自ずと見えてくる物が有る...確かに
清々しく生活しようと思う。先ずは掃除から始める住空間が整うと気持ちが良いものだ。

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2016年11月03日

Posted by ブクログ

モノが溢れている時代でも、自分にとって必要なことはそれほど多くはない。いらないものは捨て、必要なことだけ丁寧に為すこと。今を大切に生きること。

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2016年03月26日

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