【感想・ネタバレ】禅が教える人生の答えのレビュー

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Posted by ブクログ

わかりやすく禅の考えを日常の中に落とし込んでくれる桝野禅師のエッセイ集。
冒頭にも書かれているが、まず本書には人生の答えは明記していないとはっきり言っている。
人生にわかりやすい答えはないが、それをわからないなりにも求め続けるのが良く生きるという事につながるのではないかと。

内容は多岐に渡るが、全ページの半分以上でハッとする言葉に出会った。

どれも大事であったが、最も心に残ったのは 命は預かりもの であるという事。

時折読み返したい本である。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

枡野さんの禅の教えは、わかりやすいです。同じ事をおっしゃられていると思いますが、読む度にすりこまれます。感謝。

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2021年06月04日

Posted by ブクログ

お坊さんのご高説ということで、特に印象に残るようなエピソードはありませんでした。
無為に一日を過ごすのではなく、充実感をもって過ごさなくてはならない、人の一生は短いのだから、一生懸命生きなければならない、明日死んでしまうかもしれないのだから、今日できることを先伸ばししてはならない、というような事を言っていますが、これと反対の事を言っているのが池田清彦で、『ナマケモノには意義がある』という本と読み比べると面白いです。
要約すると、生きている意味なんてない、お腹が空いたらご飯食べて、眠くなったら寝て、遊びたかったら遊ぶ。人間(特に現代人)は忙しすぎるから、もっとゆっくりしようよ、という感じですが、果たしてどちらが良いのでしょうかね~。
先祖が居なかったら私は生まれなかった。だから先祖を敬い、感謝しなくてはならない、というのはそうなのでしょうが、一方で生んでくれと言ったわけではないし、生きることで辛い思いをしたりするのは苦しいわけだし、命のバトンを絶やしてはならないとは思うけれど、人間の行いで絶滅した生物はどうなんだと言えば人間の業は深いわけだし、『考えることができるのは人間の特権だ』、だけど動物にだって心はあるかもしれなくて、ただ意思の疎通ができないだけであるかもだし、宗教的・哲学的には生きる意味はあるかもだけど、それはただのこじつけかもしれない……。
どちらが正しくてどちらかが間違っている、正誤の問題はさておき、考え方としては、池田清彦さんの方が好きですね。肩の荷が降りるという感じ、肩肘張らなくて済む感じ。脱力というか、余裕というか……。
僕の評価はAにします。

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2017年05月10日

Posted by ブクログ

人生の答えとは?

→それぞれの人たちにそれぞれの答えがあり、さらに人生を歩く中でどんどん移り変わっていくもの
人からの評価ばかり気にするのではなく、自分自身を磨くために仕事と向き合う
自分がやってみたいと思うことに対して一歩ずつ階段を上がる努力をする
自分がどんな道を歩みたいかは自分で決めればいいだけ
そして行動を起こす時には覚悟をもって臨む
今置かれている状況をしっかり見つめ、今の自分にできることやるべきことを考える
苦しみの大小は自分で決めている
人生は同じことの繰り返しのように見えて、実はまったく違うもの
死を考えることはどう生きるかを考え続けることでもある
今を生きることは先送りしないで生きるということ

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2013年12月21日

Posted by ブクログ

・自分が幸せになりたければ、家族はもちろん、地球のどこかで暮らす人も幸せな方がいいわけです。できることから一つひとつ、世界の幸せに向かって、手を合わせましょう。

 生きる上では、基本の繰り返しが何よりも大切だということなのです。そして基本的なことを長年にわたって繰り返すことで、知らぬ間にプロフェッショナルになっている……。~

 現代社会では、徹底的に効率を追求することが良いことだと言われます。モノや作りはもちろん芸術すら、長年の修行で技を習得して、同じものを作り続けたり、演技をしたりする人が少なくなる傾向があるような気がします。

 しかし、効率を追求した結果、生まれたモノやサービスは、私たちの生活を便利にすることは出来るでしょうけれども、心を満たすことは出来るのでしょうか?

 現代社会のモノ作りやサービスは、熟練の技術や経験に裏付けられた心配りが要らないように、コンピューターで制御された機械による加工や、マニュアルによるサービスが当たり前になっています。

 だからかもしれませんが、モノを買う側やサービスを受ける側に、感謝の気持ちが薄れているような気がするのです。

 もう一つ、心に留めておきたい言葉がありました。「片付けは、次に仕事をする時のための準備…」。そうか、だから仕事が、滑らかに始められないんだ…(^^ゞ

 聞くところによると、禅の修行は、とても厳しいみたいですけど、修行をしないで、頭で、人生の答えを理解し、実践することは、出来るのでしょうか(・・?

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2020年04月29日

Posted by ブクログ

1日を大切にする。
わかってはいても、できない日もあるなぁ…
今の私にとって、過去を振り返らず、未来のことも考えないことは心がけたいことでした。


法事やご先祖様を大切にすることは、意外とできていると思うけれど、私自身が未婚なので、ご先祖様には申し訳ない(笑)

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2018年08月28日

Posted by ブクログ

「嫌われる勇気」は仏教の考え方にも通じるところがあると思い、本書を読んでみました。
アドラーの後に読んだせいか、教えにパンチがかけてしまいます(笑)

また、本書の表題になっている「禅が教える人生の答え」とは、その考え方は禅の世界には「ない」とのこと!
え?、詐欺ジャン(笑)
筆者は禅の考え方を通して、読者がそれぞれの答えを見つけてくださいと伝えています。

なので、本書では、たくさんの禅の考え方、教えが述べられています。その中で、ここで記しておきたいことは、「布施行」

自分を育んでくれた社会にたいして恩返しをすること。それも「財施」(金品)ではなく、心で施しをする「無財の七施」
これは、覚えておいて損はない。
(1)眼施(げんせ)
常にやさしいまなざしをもって人に接すること
(2)和顔施(わげんせ)
いつもにこやかな顔で人と接すること
(3)言辞施(ごんじせ)
やさしく、暖かい言葉を投げかけること
(4)身施(しんせ)
自分の身体でできることをできるだけ奉仕すること
(5)心施(しんせ)
心を施すこと、他人のために心を配ること
(6)床座施(しょうざせ)
自分の席や場所を譲ってあげること
(7)房舎施(ぼうしゃせ)
自分の住んでいる家や場所を誰かに提供すること

これらを「誰かのためにやってあげる」のではなく、自分がこの世で役に立っていることを実感するために「させていただく」のが布施

これは、アドラー心理学にも通じるところがあると感じました。アドラー心理学の中では
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他社に対して働きかけ、他者から評価をもらうのではなく、自らの主観によって「他者に貢献できている」と感じられることが自分の価値を実感すること
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とのこと。布施行がアドラー心理学の行動のひとつになりえると感じます。

とりあえず、アドラーはおいておいて、「無財の七施」のうち、(1)から(6)までは日ごろ実践できそうです。
できる範囲で、「させていただきたい」と思います(笑)

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2016年07月31日

Posted by ブクログ

常識にとらわれてはいけないといいつつも、著者もそれなりの常識にとらわれているのじゃないのっていう感じが面白かった。それをおいても、実践で役立つことはたくさんあった。たとえば、形をつくることで心の形をつくるということ(特定の目的に応じた装いをすることで、心も落ち着く)などは、誰でも簡単に取り組めるのではなかろうか。

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2014年03月02日

Posted by ブクログ

目的
もともと世界で造園をされてる方という認識があって気になったのでどういうことご書いてあるかなと思って。
感想

所々禅や仏について考えがあったりと
面白く、文章が優しく語りかけてるよう。もう少し自信の専門性に特化してるほうが面白いと思う。

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2013年08月18日

Posted by ブクログ

「合掌」には仏教的な意味があります。「合掌」する時の、合わせた手の左手は自分自身、右手は自分以外の相手とされています。自分以外の誰か。それは、仏様であったり、両親、友人であったりします。そんな自分以外の相手と、自分の心をひとつにすること。それが「合掌」の意味するところなのです。手を合わせることで、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。怒りの感情やイライラした心もすっと消えていきます。つながる温もりが、生きる力になっていくのです。

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2013年04月14日

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