枡野俊明のレビュー一覧
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*足ることを知っている人は、地上に寝るような暮らしをしていても、心は安らかである。足ることを知らない者は、天上の9でのようなところに暮らしていてもら心が満たされることはない。
「もうこれで十分だ。ありがたい」という心でいること。
・自分が感じる現代の生きづらさは、核家族化が進んだことが直結しているのだと感じました。自分はどちらかといえば大家族育ちなので、周囲との文化の違いに戸惑うことが多いのだと感じています。(大家族ならではの苦悩もありましたが)
・大量生産、大量消費も自分には合っていないと感じるので、良いもの物を大切に、修理しながら使っていく生活が理想です。
・余計なものを削ぎ落として -
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見開き2ページに1つのテーマが書かれているので読みやすく、空き時間にさくさく読み進められました。
これまで人の意見を聞きすぎて疲れてしまう、しまいには自分の意見が分からなくなって判断に悩んでしまうことが度々ありました。他者の意見を聞いても、最終的には自分の軸で判断する、迷いそうなら始めから聞かないというのもありなのだと思いました。
また「いちいち顔色をうかがわない」というフレーズも印象に残りました。
読み返すたびに心に残るフレーズはかわってくると思うので時々読み返したい一冊です。
2025.10.3 再読
印象に残ったのは「今に集中する」「過ぎたこと、先のことを心配して悩まない」のフレー -
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ネタバレ捨てることは執着から離れること
心を向けるべきはどうにかなること
「いい加減」を知る
止まって自分を省みる時間を作る
自分独自のものさしをもつ
→体感することでしか判断も行動もできない
→冷暖自知:器に入ってる水が冷たいか暖かいかは飲まないと分からない
情報は迷いの元
喜怒哀楽は人間らしさ
判断しないことが心穏やかに過ごすコツ
良い言葉を使う
稲盛和夫「世の中に失敗というものは無い。チャレンジしているうちは失敗はない。諦めたときが失敗である」
足ることを知る
愚痴がこぼせるのは相手に信頼感があるから
人生の最期を迎えるにあたって、何か言葉を残すとしたら、どんな言葉になるか -
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ネタバレ禅の教えを日常で実践できるように、わかりやすく説いている良書でした。
本書のうち、以下の3つの禅の教えを実践して、心を整えたいです。
1.喫茶喫飯
余計なことを考えず、お茶を飲むときはお茶を飲むことだけに集中して、ご飯をいただくときにはご飯を食べることに集中すること。
『いま、ここ』だけに集中することで、心が整う。
2.合掌する
神社のお札などを部屋のどこかに置いて合掌する場所にする。生活空間にそんな場所があると、前向きに心が整う。
3.浮かべに任せ、消えるに任せる
水に一石を投じると、さざ波が立ち、波紋が生まれる。波紋を静めようと、手を入れたら、さらに複雑な波紋が生じる。放っておけば、 -
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自分の心が逡巡する時間
無理をするのではなく、何があってもできることを、自分の生活の中に一つもっておく。それはきっと小さな心の支えになっていく
「一日不作一日不食」(いちにちなさざれば、いちにちくらわず)人それぞれの役割を日々やっていく大切さ
「竹有上下節」(たけにじょうげのふしあり)
「喫茶喫飯」(きっさきっぱん)
「本来無一物」(ほんらいむいちもつ)
「冷暖自知」(れいだんじち)
「処世譲一歩為高。退歩即進歩的張本」
(世を処するに、一歩を譲るを高しとなす。歩を退くるは、即ち歩を進むるの張本なり)
「人間到処有青山」(じんかんいたるところせいざんあり)
「水急不流月」(みずきゅうにして -
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もっと幸せに生きるためのヒントを得たくて読んだ。
この本で言っていることは「自己肯定感、持っていますか?」で書かれていることとかなりオーバーラップしているのではないだろうか?
鎌倉時代からの教えが、最新の医学の研究から導かれている考え方を先取りしているのがすごい。禅のルーツである仏教そのものが言っているとすれば、紀元前からだ。
煩悩を捨てよという仏教は、資本主義の中で活動する会社生活の中では相容れないことが多いと思って来たが、この本を読むと十分に共存できるように思える。そういえば京セラの稲盛さんは仏教の教えを会社経営に活かしているし、その本は坊さんの説法のような印象だった。