【感想・ネタバレ】ひとり時間が、いちばん心地いいのレビュー

あらすじ

世界中で著書が翻訳され読み親まれる禅僧が、本書で孤独との付き合い方を解説。『孤独よ、こんにちは。』を改題。(本書より)本来、人間とは孤独な存在。だからこそ、自分のところに流れてくるご縁を結びながら、互いに心を寄せ合って生きていくこと。禅僧は、常に孤独の中に身を置きながら修行をしています。そしてその「孤独」の中から、禅僧たちは多くのことを感じ取り、そして学び、身につけていくのです。「一人きりの時間をもってください」。私はいつもそう言います。なぜならば、孤独と向き合うことなく、私たちは本来の自己(自分)に出会うことはできないからです。仏教で言うところの生きる意味とは、最終的には「本来の自己」に出会うこと。自分の存在とこの世の真理を見極めることにあります。 〈本書の構成〉第1章 孤独って何ですか? 第2章 家族との間で感じる孤独 第3章 大事な人と一緒にいると生じる孤独感 第4章 仕事と人間関係の悩み 第5章 孤独との付き合い方

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2023/04/30
禅宗のお坊さんが書いた生き方に関する本。世の中が変わって人と人の関わり方も大きく変わっていく中でどんなふうに生きていったらいいのか、どんなふうに考えていったらいいのかについて禅宗(仏教)の考え方を紹介しつつ教えてくれるような内容になってます。
特にSNSで上辺だけでも簡単に繋がることができてしまう現代人は、自分も含めてこの本を読んで改めて考えることがたくさんあるんじゃないかなーと思います。
特に気になったのは最初の方に載っていた「孤立と孤独」の違いについて触れている内容でした。
社会が大きく変わっても人と人との繋がりや関わりは変わらずそこにあって、我々がこれから何を意識してそのつながりを大切にしていくべきかを考えることができる内容だと思いました、

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひとりごと

第5章の一つ”人はどうして死を恐れるのか”の話にでてくる高い心の境地に置かれている(死そのものについても達観している)仙厓和尚さんの死を迎える間近放った一言「死にとうない」という言葉の意味を著者なりの解釈が載っていました。

超簡単に解釈 禅の修行とは終わりがなく永遠に続くもの。その永遠がまだ足りない為、(修行をまだしていたい)死ぬにはまだ早すぎる。=永遠に行う修行に満足することがあってはいけないという自身の想いを一言にこめたという。

本当にこのような解釈どおりであればどこまでも禅に生きる人なんだなぁとかっこよく思えます。
けれども、死にとうないはストレートな意味で私は聞こえました。
今死について考えてもそれは漠然としか考えられないしその時仮に答えが出たとしても死の直前になったら同じ答えにはならないと思います。
同じ答えになるのであれば漠然と考えた死そのものについてしっかり向き合うことができたんだろうと羨ましく思います。
でもしっかり向き合えていても、達観していたとしても最後は結局その時の気持ちが答えなんだと思うので和尚さんの想いは…。
感じ取り方は人それぞれなので他の方はどんな風に思うのだろう〜

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2023年12月26日

Posted by ブクログ

人間は生まれてくるときも、旅立つときもひとり(孤独)である。

人間とは本来孤独な生き物だけど、ひとりでは生きていくことはできない。

孤独の本当の意味と向き合い方、社会から孤立しないための処世術を禅の教えを交えながら、語りかけてくれるような本でした。


友達はたくさんいた方がいい、電話帳やLINEの登録人数が多い方がいいに決まっているし、休日は絶対に予定を入れなければならない、という思い込みが以前の私にもあった。

最初は楽しかったけれど、いつの頃からかしんどく感じるようになった。

自分が無理をしなくていい相手だけと繋がり、自分の時間を大切にするようにしてから、心が軽く自由になった気がする。

読む年代によって受け取り方や捉え方が変わる1冊だと思いました。

もっと歳をとってから読むとさらに響きそう。

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

「時には選択を間違うこともあるでしょう。それとて自分自身の責任。あなたの人生を生きているのはあなた自身だから。」

自分が考えてることがちっぽけだな、もっと自分のこと考えて生きていんだなと思った。この本はもっと歳をとったほうが響きそう。

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2024年07月23日

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