あらすじ
美しい心と体は“手放す”ことでつくられる――。禅の「捨てる」発想を、日々の生活に取り入れるコツを紹介。虚栄心や執着心から解放され、「引き算」の生き方を実践すれば、人生はより豊かになる。難しい解説なしでわかりやすく説く。
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Posted by ブクログ
新たな年をスタートさせるのにちょうど良い一冊。枡野さんの言葉は柔らかく、すっと心に届く。そして、だらしない正月休みに気持ちを正してくれる。まずは座禅をし、玄関を掃除しようと思う。
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禅の心得を分かりやすく知ることができる入門書。誕生は神道、死は仏教というハイブリッドな宗教を持つ日本人、そして自己のアイデンティティを探る長い旅が始まりそう。次は梅原猛先生だ!
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最初の方は、感心して読んだ。
だがしかし、段々、禅というより著者の偏見も入ってるのでは?と思う箇所もあり。例えば、「野菜をたくさん食べると心が穏やかになり、肌が白く色艶も良くなる。そう考えてみると、精進料理は女性にぴったりの食事(意訳)」というところは、違うだろ!と思った。野菜を食べれば心が穏やかになるというのは短絡的。どんな心持ちで食べるかってことがそもそも大事なのでは?そして!女は色白で穏やかで怒りと縁遠くあるべきって思想、昭和すぎるね。禅ってそんな差別的なものではないのでは?普遍的かつ中立的な思想だと思ってたよ。
結局、禅や仏教への興味はそそられたけど、この本自体は著者の主観に基づいた女性への説教本のようにも感じられました。
あと著者は掃除好きすぎ、アンチ肉すぎる!
Posted by ブクログ
・私たちに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うために、所有するモノも意識するコトも必要最小限に絞り込みましょう。
枡野 俊明さんの著書を読むのは『手放すほど、豊かになる』’17/12『おだやかに、シンプルに生きる』『人生をシンプルにする 禅の言葉』’18/11/『美しい「所作」が教えてくれる幸せの基本 』’18/12に続いて5冊目。
どれも根底に流れる思想は同じなのですけれども、同じ本を何度も読むという方法ではなく、同じ著者の本を複数読むという方法を積み重ねることによって、頭で理解するという段階から、心に染みる段階へ少しだけ近づけるような気がします。
私なりに、枡野 俊明さんが、仰っていることを一言でまとめると「私たち一人ひとりに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うためには、なによりも丁寧に生きるということ、そして、丁寧に生きるために、所有するモノも意識するコトも必要最小限に絞り込むということなのです。
世間では、一代で会社の時価総額を世界一にした経営者のことが話題になったりしますが、大きな成功を収める人がいる一方で、着るものも、寝る場所も、食べるものすら得られない人もいるわけです。私たちは、自分のために、また、他者のために、どうしたらいいのか、考えたいと思います。