須賀しのぶのレビュー一覧

  • 革命前夜

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    静かで重厚
    ベルリンの壁崩壊前の東ドイツでの話

    ピアニストとして東ドイツの大学へ留学をした主人公が社会主義国として孤立を深める東ドイツで様々な思想の人と出会いピアニストとして苦悩して昇華していくストーリー

    当時の空気を感じられる
    タイトルが『革命前夜』
    歴史を知っている読者としてはその日が早く来てほしいと思いながら読み進める

    読み終えたあと、『ラブカは静かに弓を持つ』でもこの静けさと抑圧を感じたなと思い出す

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    2026年05月12日
  • エースナンバー 雲は湧き、光あふれて

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    第一作と舞台と登場人物が被る。三ツ木、蒼天新聞、東明を舞台に第一作の登場人物が甲子園を目指す。野球よりも少し人物によった話。
    それぞれの温度感で野球に向き合っているのが楽しく読める。

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    2026年04月12日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    身近で当たり前の「食」のあり方、描かれ方が、それぞれの作家によって考えもしなかった描かれ方をしていてついつい引き込まれてしまった。

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    2026年02月18日
  • 革命前夜

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    海外の歴史にもクラシックにも疎いわたしですが、楽しめました。
    聞き馴染みのない曲名をBGMで流しながら、彼らのやりとりを読んでいると不思議なことに東ドイツにいるような感覚を覚えました。
    最後の最後に、イェンツにぎゅっとなりました。

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    2026年02月08日
  • 革命前夜

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    前半が要らなかったというか、文量を割きすぎたというか…物語が動かないなぁというところ。
    須賀しのぶさんは『また、桜の国で』がすごすぎて期待が高かったのかもしれない。圧倒的にあちらがおすすめ。

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    2026年02月05日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SFアンソロジー。須賀しのぶ目当てで読む。私好みなのは竹岡葉月の『E.ルイスがいた頃』かなー青春って感じ。正直食欲をそそられる話は無かったw

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    2025年11月26日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    8人のSF作家による、食をお題にした短編集。

    新井素子氏以外、全く知らない。
    人それぞれの発想で、普通に読める。くらい。

    一世風靡し、世の中の一角を一変させてしまった、素子構文健在。昔どハマりした。
    相変わらず、笑顔で人間を解体するような人。
    舞台がSFっぽいが、内容がSFでも何でもないところが何だか。ちょっと期待と違った。

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    2025年09月19日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    新井素子さんの「切り株のあちらに」はSFとしながらも、現実の少子化、移民、食糧問題、戦争などの問題の根本がとこにあるかを著者流の考えで示していて、私にはまったく考えていなかった視点があり蒙を啓かれた。
    とくに主人公の行動により以降に起こるかもしれないと祖父が考えている危機については、人を助けるということでも裏の裏まで考えて行動しなければいけない、という示唆が素晴らしかった。

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    2025年09月05日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    『E.ルイスがいた頃』はちょっとノスタルジックで良かった。
    『切り株のあちらに』はちょっと考えさせられる。

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    2025年09月03日
  • 夏空白花

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    立て続けに須賀さんの作品を読みましたが、どれも当時の様子が目に浮かぶようです
    筆力もですが、事実調査や情報収集が見事だと感じます

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    2025年09月01日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    食をテーマにしたアンソロジーはほぼコレクションしているけど、それをSFでってのが新しいじゃないの! 面白かった。

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    2025年09月01日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    オレンジ文庫のSFアンソロジー。あまりオレンジ文庫の短編アンソロジーを見たことはなかった。

    作家さん自体は、昔コバルト文庫、ホワイトハート文庫でお目にかかった方も多くその点も興味がありました。
    SF自体は海外のガッツリSFから、ショートショート的なものまで見てきたので、若干物足りなくはありましたが。

    E.ルイスがいた頃は食べ物が美味しくみえてよかったなと思いました。最後の日には肉を食べたいはちょっと官能的というか耽美。思考を捨てて操られるように生きる人の不気味さを感じて考えてしまう作品。
    しあわせのパンもよかった。

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    2025年08月31日
  • 雲は湧き、光あふれて

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    長編かと思いきや、短編3篇だった。
    初めのエーススラッガーと代走の話をもっと読みたかったかも。最後のタイトルにもなっている話は切なすぎて胸が痛くなった。

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    2025年08月24日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    『最後の日には肉を食べたい』と『しあわせのパン』の世界観が個人的に好き。新井素子さんのはコメが余ってる未来の話。コメ不足の今読むと皮肉が効いてる。倫理的に正しいことと、ルールを遵守することが両立しない状況はいつの時代でも起こり得る。自分がおじいちゃんの立場だったらどうするだろうかと考えた。

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    2025年06月30日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    深緑野分作品の中には雑誌で発表しているが本になっていない作品がいくつかある。今回は「石のスープ」が収録されていると言う事で即買いした。帯には「人類と食にまつわる8編のSF小説アンソロジー」と書かれてあった。しかも、この本には人間六度と新井素子の書き下ろしも収録されているのでお得感満載。他の5人は初めて見る作家。書き下ろし作品以外は全て「集英社WebマガジンCobalt」で公開されたものとのこと。このマガジン名は初めて知った。また帯には「豪華執筆陣が贈る空想科学ごはん小説」と書かれてあった。私の知っている3名以外の人も豪華執筆陣なのか。知らなかった、後で読んでみよう。

    〇 石のスープ/深緑野分
    SFなので、石の機能発現の理由なんて特に説明する必要はないが、元々の素材の味よりも悪くなる理由は知りたかったかな。普通は食材の組み合わせで味が良くなったり悪くなったりもするし、スープの濃さも味の旨さに影響する。単にこのような事は言わなくとも、十分にあり得ることなのかもしれない。しかし、栄養素はあるのだから、あとは調味料でなんとでも味をごまかせると思うのだが。この時代はアミノ酸の合成技術がなかったのだろうか。それよりも、この石に振り回される人たちの心の動きに着目した方が遥かに面白い。全く人間って奴は愚かなのかな。愚かだから本作品は面白いのか。

    〇 敗北の味/人間六度
    食生活は子供の頃と現在ではまるで異なる。今や野菜ばかり食べていても生きていける。油だけ飲んでも生きていける。体はうまくできているもので、炭水化物を全くとらなくても生きていけるので健全に痩せることができる。食に関する知識が桁違いに増えているからだ。どの様な形でも、食物からエネルギーを得ることで生きていけるが、エネルギーへの変換効率は実に悪い。従って、直接電池でエネルギーを取り込むことができれば生きていくために効率はこの上ない。
    味だって、食品は化学物質の集合体なので、成分分析が完璧であればどんな食材の風味を完全コピーできる。食品会社の研究所ではそれが現実化している。そもそも味とか匂いとかなくても生きていける。点滴だけでも生きていける。実際、コロナに罹患した時も味覚が全くない状態で食事をしたし、酢の一気飲みもできたし、CoCoイチの10倍カレーも問題なく食べることができた。
    これら食事の究極の形が電池なのだが、人間の体の細胞には記憶が眠っていたようだ。生物はいくら進化したとしても、脳には昔の記憶が片隅に残っていたのだろう。最近、鯨の刺身を食べたが、昔たくさん食べていた頃の記憶が一輝に蘇った。涙は出なかったが、脳全体にビビビと電気が走って、瞳孔が一気に開いた気がした。

    〇 切り株のあちらに/新井素子
    新井素子のデビュー作、勿論オンタイムで読みましたよ。でも、それ以降は全く読んでいない。何故かというと、新井素子の文体を全く受け付けないから。これは生理的レベルの嫌悪感と言える。それにも拘わらず今回読んだのは、歴史を経てさすがに文体が変化しているだろうと考えたから。しかし、昔と全く変わっていなかった。勿論この文体が良いと思う読者はいる訳だが、私は花粉症レベルのアレルギーがある。もうくしゃみをしたくないので、今後も読まないだろう。新井素子さん、ごめんなさい。

    他の作品を一つ読んでみたが、どの作品とは言わないがちょっとレベルが違い過ぎるので残りの作品を読むことを諦めた。途中で諦めるのは、宮内悠介の「スペース金融道」以来だ。

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    2025年05月27日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    オルダス・ハクスリーの「すばらしい新世界」のオマージュかと思ったけどそうでもなく。ほんのりディストピアな舞台は多かったけど。
    SF飯って完全栄養食の普及で世界から失われたグルメにであった主人公感動!みたいな流れが鉄板だと思っていたんだけど(実際そんな物語が半数くらいだけど)そうでもない感じの話もあってよかったです。

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    2025年05月18日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    高校野球が題材の連作短編集
    埼玉県の強豪公立高
    ベスト4が最高で、甲子園を目標にしている高校
    あと一歩のところまではいくが、そこからの道のりが遠い
    OBの想いも時には煩わしく感じる、でもそれが皆んなの悲願なんだと気付いたり
    ハズレ世代と言われた学年の奮闘する姿
    一つの学校の歴史を辿っているので、特定の世代を取り上げるよりも説得力もあり想いが繋がっていく様に心が揺さぶられた

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    2025年05月15日
  • 荒城に白百合ありて

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    ネタバレ

    須賀さん、時代劇も書けるのか…。
    須賀さんの作品は『流血女神伝』『帝冠の恋』『革命前夜』の三作読んでおり、これだけでもジャンル幅広いなーって感じでしたが、まさか日本物もいけるとは…。好奇心旺盛で勉強熱心な方なんだろうなぁ。お見それしました。
    内容的には、昨年娘を産んだ私としては、身が引き締まる思いでした。昨今、世界情勢の変化も激しいので、何があっても娘を守れる自分でありたいなと。
    ラストは賛否別れるかもしれませんが、個人的には好きでした。「さすがグラーシカの結末をあのように描いた方だな。健在だな!」って感じです笑

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    2025年02月25日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

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    第二次対戦の戦争の時代の若者達の心情を切々と描く。主人公は造船の町浦賀で育った鷹志。父は佐幕派として戊辰戦争を戦い、敗北したあと、辛酸を舐めた会津藩士の家に生まれている。
    鷹志は江田島の海軍兵学校を出て、希望通り艦隊勤務となる。
    鷹志の視点で迫力いっぱいに戦闘シーンが書かれており、読み応え充分。
    敗戦から学ぶことの重要性、若者達の心情には、深い感動を覚える。

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    2025年01月30日
  • マウンドの神様

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    夏の甲子園を控えた今の時期にぴったりで、サクッと読めるアンソロジー。元球児含む野球好きの作家さんが集結。高校野球に纏わるあれこれが温かい視線で描かれる8編は、著者それぞれの個性がよく表れていたと思う。ドラフト指名を待つ球児の一日を描いた額賀澪さんの「肩車の権利」が一番好みかな。荻原浩さんと宮下奈都さんのエッセーもいい味を出していた。

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    2024年07月07日