須賀しのぶのレビュー一覧

  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

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    女性が描く戦争小説なので、軍人を兄に持つ 雪子の視点で戦争の悲惨さが描かれるものと思って読み始めたけれど、鷹志と雪子の兄弟愛を軸に鷹志と兵学校同期たちの成長に合わせて太平洋戦争が語られる結構骨太な物語だった。戦争を背景に書かれているけれど、時代を現代にしても読み応えのあるストーリーだと思う。須賀さんの本は初めてだったけれど他の本も手にしてみたい。

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    2023年04月29日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 5

    購入済み

    完結・・・

    物語りはようやくスタートラインにたったところというのに、完結してしまった・・(´;ω;`)

    非常に残念。
    最後までコミカライズやってほしかった・・・。

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    2023年04月14日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 1

    無料版購入済み

    懐かしい

    小説のファンでした。今でも本棚のどこかにあるはず…。もう一度読み返してみたくなりました。マンガだと、登場人物の心の内など、描ききれない部分はありますが、元気なカリエが懐かしくて楽しめました。

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    2023年03月31日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 1

    無料版購入済み

    身代わり

    皇子の身代わりとして連れてこられたカリエ。なぜ皇子にそっくりなのか、ただの偶然ではなさそう。カリエを手放した育ての親がその後どうなったのかも気になる。

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    2022年12月20日
  • 荒城に白百合ありて

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    薩摩の男と会津の女、激動の幕末にあって結ばれるはずのない男女、薩摩隼人と会津婦人の恋を描いた作品だ。歴史の重み、家の重み、人としての情念、あらゆる柵を振り捨てた時は死。この作品、好みが分かれるなと感じた。

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    2022年12月02日
  • 帝国の娘 下

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    ネタバレ

    うーん、最後よく分からなかった。
    エドはカリエをカリエとして見るようになったから助けようと思ったのかな?エドの皇子一筋!がどこで変わったのかがよく分からなかった。あと、カリエは結局王族の血が流れているの??なんか中途半端な気がして…

    これ、ラノベで続いてるんだ…

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    2022年08月26日
  • 夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて

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    同シリーズの3作目。自分の悪い癖で、一人称と三人称が入り交じる地の文の書き方が気になってしまって集中できなかった。1作目をとても面白く読ませてもらったので、この作者さんは一人称視点のほうが得意なんじゃないか…?とか思ったんだけど、とはいえ野球部員や監督、マネージャーなど様々な視点から入り交じる人間模様を書こうとすると形式的には三人称のほうがやりやすいわけで。
    あと、尺が足りない気がする…!月谷と鈴江の問題が丁寧に種を蒔いた割にはあっさりと解消されていたり、後半になるにつれ駆け足のようにそれぞれのドラマを消化しているような印象を受けて勿体ない気がしました。

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    2022年08月21日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

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    主人公が海軍の兵学校や軍隊での鉄拳制裁も肯定的に受け止め、国の為に我が身を捧げようと真摯に戦争に向かって行く様が、そのままの目線で描かれていて違和感を覚えた。その時代の渦中にいると、それが当たり前の感覚になるのかと思うと恐ろしい。
    どこかで別の展開があるのかと思い、最後まで読んだけど、共感できるところがほとんどなかった。

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    2022年05月15日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    青春ですね、みんな青い‼︎特に「野球」は青春がより詰まってる印象があります。やっぱり甲子園があるからかな?自分も中高は部活に明け暮れていた分共感できるところがあって、読んでて熱くなりました。

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    2022年04月04日
  • 夏空白花

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    敗戦直後。
    「高校野球大会」を再開させるために奔走する
    男の物語

    政府やGHQの横やりの中
    国に希望を取り戻すにはコレ!と思いつめた
    主人公の思いが熱い

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    2022年03月15日
  • 夏空白花

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    主人公の朝日新聞記者の人物に違和感を感じてしまったことと、野球や甲子園に一つも興味がないことから、少し読みにくさを感じてしまったが、ところどころに現れる鋭い指摘は現代にも通じるようで、面白かった。

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    2021年11月18日
  • また、桜の国で

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    『ベルリンは晴れているか』 深緑野分 、『熱源』 川越宗一 にて、ナチス、ドイツ、ポーランド、シベリアの歴史の下地はあったが、改めてポーランドで起きていた史実を深く知ることができた。過去に犯してきた過ちを二度と繰り返さないようにしなければならない。

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    2021年11月10日
  • ゲームセットにはまだ早い

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    大人のためのラノベ

    同じ作者の「神の棘」や「革命前夜」「芙蓉千里4」などに随分感銘を受けたので、この作品も読んでみた。大人のためのラノベ といった描き方がされた作品で深い感銘は受けなかった。だからといって面白くない作品ではないが、多くの点が予想通り予定通りの展開で、それ以上でもそれ以下でもなかった。

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    2021年11月07日
  • また、桜の国で

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    ポーランドがこれほど虐げられていたとは。私にはショパンの国という認識しかなかったが、あまりに壮絶な第二次大戦。
    本書を読んで、かなり以前に読んだプラハの春を思い出した。

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    2021年10月09日
  • マウンドの神様

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    甲子園を目指す球児や、野球を愛する人達の人間模様を描いた短編集。
    いつの時代においても、甲子園への夢は多くの人々を魅了し、憧れの存在であり続けるのだと思わされました。
    なかでも、あさのあつこさんの「梅里駅前商店街の熱い風」が良かったです。野球が人と人を繋ぐ様子がこの一話にぎゅっと詰め込まれていました。

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    2021年08月25日
  • 夏空白花

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    須賀しのぶさんの敗戦直後から1年後、1946年8月15日の高校野球大会開催までの朝日新聞社運動部員の話。「道」を追い求める野球と才能を生かすベースボールの違いを日米の違いとして抽出する捉え方は須賀さんらしい視点であるように思えた。しかし「また桜の国で」などヨーロッパもののスケール大きな緊張感にあふれる物語に比べると「小さな国」の話だなと思ってしまう。それにしても1964年までの19年間であれだけの復興とその後の経済的発展の基盤を成し遂げた大正・昭和世代のエネルギーには驚嘆するばかりだ。その後の経済成長がさまざまな取り返しのつかない自然破壊を起こし、その陰に多くの棄民を生んだとしても、彼らの力は

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    2021年08月01日
  • ゲームセットにはまだ早い

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    電子書籍。
    社会人野球のクラブチームのお話。各章でチームの様々な視点から物語が描かれるが、老いも若きも、一癖ある人物達が、都市対抗の優勝と言う一つの目標を目指す姿は泥臭いがそれでもカッコいい。プロ野球放送は見たりするけども、あまり普段関わりのない世界だったので、新鮮な気持ちで読んだ。最後が駆け足な感じもしたので、その後の話や片桐監督視点のお話も読んでみたいな。

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    2021年07月15日
  • 神の棘I

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    ネタバレ

    読書備忘録589号。
    ★★★☆。
    予約本がなかなか回ってこないので、カートに入れていたこいつを読み始めました。
    これまでの備忘録は何冊かに分かれていてもひとつの備忘録として記してきましたが、このシステムを使う限り1冊ずつ登録せねばならない・・・。
    要するにまだ2巻を読み終わっていない!笑
    ナチスドイツ、NSDAP(国家社会主義ドイツ労働党)政権下においては、共産主義者の排除、反ナチス活動を展開する教会に対する取り締まり強化、そして北方アーリア人種純血主義からくるユダヤ人絶滅が進む。2人の幼馴染み、アルベルト・ラーセンはSS保安情報部の曹長、マティアス・シェルノはフランシスコ派修道士。
    戦時下に

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    2021年05月31日
  • 夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて

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    ネタバレ

    公立高校野球部が甲子園を目指す物語。とはいえ、エースもキャッチャーも、それぞれの選手もまっすぐに、悩み成長してゆく姿が鮮やかに映し出されている。
    団体スポーツのみが持ちうる共通の境地、”皆で勝利するという至上の歓喜”は、一度その興奮を覚えてしまうと、忘れられない。一種の麻薬のようなものでしょうか?そして、あてどもなく、その陶酔を求め続ける、酔い続ける。たとえ、自分自身の勝利でなくとも、自分が関わるものでも、そして応援するものの勝利であっても。こうして、野球への思い入れが世代の中で伝わっていくのでしょうか?
    描かれる世界は、よりメンタルな部分が多い。エースのキャッチャーへの信頼、キャッチャーのエ

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    2021年02月12日
  • くれなゐの紐

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    長くて、切なくて、重いお話でした。大正時代を設定としていますが、これ、現代でもこういうことあるのでは⁇って個人的には思いました。家出した少女達が行くところがなくて色々な犯罪をおかしてしまう、反社会組織に食い物にされる…時代は変わっても人間の中身は変わらないのかも。主人公の姉ハルや操、茂や辰雄、そして太田議員にはもっと報いを受けろ!とは思いました。仙太郎には偉くなってもらいたい☆びっくりしたのは作中にわたしのばあちゃんと同姓同名がいたことf^_^;ちょっとびっくり…というか、へー!と思いました。

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    2020年12月31日