松岡圭祐のレビュー一覧

  • マジシャン 最終版

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    一人で生きてるんじゃないことに
    気づきさえすれば
    生き直すことも
    きっとできる。
    そう信じたい。

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    2018年12月05日
  • 瑕疵借り

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    訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の不審死…どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。

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    2018年12月21日
  • 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 下 クラシックシリーズ9

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    2018/11 7冊目(2018年通算147冊目)。シリーズの下巻。空爆が行われているさなかにプロペラ機で飛び込み、必死にトランス・オブ・ウォーの仮説を実証しようとするシーンは「風の谷のナウシカ」を連想させる。それに至るまでのF-16とのドッグファイトのシーンは、飛行機の操縦に詳しくないのでどういう風にイメージしたらいいか分らないが、緊迫感は伝わってくる。プロペラ機で現役の空軍戦闘機と渡り合うなんて、とんでもない操縦の腕だな。ともあれ、スーパーレディ岬美由紀の活躍を堪能出来て良かったと思う。

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    2018年12月01日
  • グアムの探偵 2

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    シリーズ第二弾。相変わらず軽快で巧妙なストーリーだ。各編60〜70頁程度なのに、海外ドラマやハリウッド映画さながらのドラマチックな展開が何とも心憎い。翻訳小説の趣がありながらも、日本人にも馴染み易い世界観なのは、やはり観光地・グアムという舞台設定のなせる技か。シリーズを追う内に、日本にいながらにしてグアム通になれそう。来年早々第三弾も刊行予定とのことで、著者の速筆ぶりも眼を見張る。多筆量産型の作家というイメージで少々敬遠していたが、こういう職人気質なエンタメ作品が持ち味ならば、人気作家になるのも十分納得。

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    2018年11月30日
  • 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上 クラシックシリーズ9

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    2018/11 6冊目(2018年通算146冊目)。シリーズ第9弾。今回の舞台は内乱が続くイラクで邦人が武装勢力に人質として囚われ、その心理カウンセラーとして美由紀が現地に行くが、襲撃に巻き込まれて武装勢力に捕まってしまうという話の筋。とはいえ、文章の殆どは美由紀の自衛官時代の回想話で、武装勢力に捕まった話はあまりない。本格的に活躍するのは下巻になりそうか。ともあれ続きも読んでいきたいと思う。

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    2018年11月20日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VI

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    ネタバレ

    雨森華蓮との不可思議な対決。目的のわからない不思議な鑑定を続けさせられる莉子。最後に逆転できるのか?

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    2018年11月16日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 II

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    「万能鑑定士Q」閉店?
    シャーロックホームズの未発表原稿と「不思議の国のアリス」和訳本が・・・ひとつ物語に青春時代の莉子の淡い思い出につながっていく

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    2018年11月14日
  • グアムの探偵

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    グアムで探偵稼業を営む日系人親子三代の活躍を描く短編集。通勤中でも気軽に読めそうで手に取ったが、予想以上に面白かった。小気味好い探偵親子のやり取りに加え、グアムの蘊蓄、探偵活劇、アクションが一冊で楽しめてお得感もある。多少強引さはありながらも、一捻りある展開も悪くない。日本の探偵小説とは異なり、探偵に付与された警察同等の捜査権限や、ノワール小説さながらのドンパチが描けるのもグアムという舞台設定の妙だろうか。余談:南国渡航経験のない私が思い浮かべた情景は十中八九グアムでなく、ハワイのイメージだったと思う…。

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    2018年11月07日
  • ヘーメラーの千里眼 完全版 下 クラシックシリーズ8

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    2018/10 6冊目(2018年通算139冊目)。読み終わった感想は、ちょっと話に無理があるなという感じ。空自の所だけでも十分話としては面白かったのだけど、その後の話の部分は書く必要があったのかなと読んでいて思った。巻末の批評では「傑作だ」と書いてあったが、自分はそうは思わない。読んでいて混乱した。でもせっかくシリーズを全部そろえたので、引き続き読んでいきたいと思う。

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    2018年10月27日
  • ヘーメラーの千里眼 完全版 上 クラシックシリーズ8

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    2018/10 5冊目(2018年通算138冊目)。今回の話は、軍事演習中に幼い子供を誤って死なせてしまった元恋人が、頑なに真相の証言を拒む理由を岬美由紀が解き明かすという話の筋。本編ではこれまであまり語られなかった岬美由紀の自衛官時代のエピソードも交えて物語は進んでいく。美由紀は、何というか臨床心理士の割に人間的に未成熟な部分が多いなという印象。それは防衛大学校時代もあまり変わらない。頑なというか、物事に対して一途というか。それがこの人の魅力なのかもしれないけれど。続きも読んでいきたいと思う。

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    2018年10月20日
  • 生きている理由

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    最初の方はだるかったけど最後は結構盛り上がった。

    なんでそんな選択しちゃうのかな、と思いつつも彼女なりの精一杯なんだろうなぁ、と。

    続きが発売されるようなので楽しみにしてます。

    2018.10.13

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    2018年10月13日
  • 探偵の探偵IV

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    ついに完結。全巻で多くの探偵所に対探偵課が設けられた。色んな探偵の協力を得ているところが今までとは違った。

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    2018年10月10日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 I

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    高校までどん底の成績だった、人の住む日本最南端の島で育った天然少女である凜田莉子が、持ち前の感受性で五年で驚異の頭脳派に成長し、色々な謎を考える間もなく瞬時に解く様子にわくわくした。コンビニ強盗の消えたナイフとお札や宝石鑑定等。表層のキャラクターを楽しむにとどまり物語にはあまり入り込み切れなかった。

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    2018年10月09日
  • 探偵の探偵(1)

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    松岡圭祐氏の原作。
    調査会社の「対探偵課」に所属することになった峰森 琴葉(みねもり ことは)。
    そこは、悪徳探偵を廃業に追い込む目的とした部署であった。

    対探偵課に所属する唯一の探偵、紗崎 玲奈(ささき れいな)。彼女には、人に言えない暗い過去があった。そして、悪徳探偵を廃業に追い込む訳も...
    着任早々、魔の手が2人に迫る。

    絵がダークで上手いですね。


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    2018年09月29日
  • 黄砂の進撃

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    黄砂の籠城が外国公使館側から見た義和団の乱、こちらは義和団側から見たもの。ストーリーが重なる部分が多く新鮮味はありませんが楽しく読めました。

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    2018年09月09日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    『探偵の鑑定』で終わりじゃなかった!
    と喜んだのも束の間。
    これで、本当に、終わりだ。

    初登場の<モナリザ>と対をなすように、今回選ばれた鑑定品は、ムンクの<叫び>。
    本作では今までの登場人物達が一堂に会する。
    それはとても懐かしくて、嬉しいこと。

    本作では、<叫び>が破られ、それを修復するために莉子が駆け回る。
    彼女のために、探偵になった小笠原と、ともに。
    しかし二人は、恋人ではない。
    ずっと近づいてきたのに、あと一歩のところで二人の距離は遠くなった。
    なのにどうして、こんなに近くにいるように感じるのか。
    どうしてこんなに優しいのか、どうしていつも思い続けているのか、どうして......

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    2018年07月23日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    出発点となったリサイクルショップ“チープグッズ”に戻った凛田莉子。ムンクの絵画「叫び」の盗難事件を機に、過去最難関の謎へと導かれる。事件を追ううち、探偵になった小笠原悠斗との心のすれちがいにも真意が見えはじめ…。

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    2018年06月21日
  • 特等添乗員αの難事件 II

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    ネタバレ

    絢奈の思考の弱点発覚。文章で読むと理解できるけど、口頭だったら理解できるかちょっと不安になる解説多数。絢奈と乃愛の関係も今回改善されてよかった。政治家である那沖の家族があんなに簡単に絢奈との仲を認めるなんて驚き。

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    2018年06月17日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 XII

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    「『太陽の塔』を鑑定してください!」万能鑑定士Qに前代未聞の依頼が持ちこまれた。クライアントを追って大阪・吹田署の警部補が店に飛びこみ、牛込署の葉山も姿を現す。解明の急がれる重大な謎ー『太陽の塔』に秘密の抜け穴は存在するのか。万博公園に赴いた凛田莉子を待っていたのは、正体不明の人物による鑑定能力への挑戦だった。知性のシンデレラ・ストーリー、いまここにクライマックスを迎える。

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    2018年06月12日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 XI

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    わずか5年で京都随一の有名スポットになった音隠寺。そこは、あらゆる願いがかなう儀式で知られていた。京都に赴いた凛田莉子は、住職・水無施瞬によるトリックをほぼ見抜くが、決定的証拠を握れずにいた。止められない瞬は、次の話題づくりに安倍晴明の式盤を狙う。所在不明の式盤を密かに探し、盗むつもりだ。「国宝」にたどりつくのは莉子か瞬か?かつてない敵を相手に、究極の頭脳戦が始まる。

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    2018年06月12日