松岡圭祐のレビュー一覧

  • 高校事変 VII

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    積読していたら、もう次回作が出てしまったので慌てて読む。高校事変シリーズの7作目。今回は甲子園球場を舞台に結衣が悪徳警察相手に大立ち回りを演じる。

    作者の綿密な調査と、いつもながらのスピード感あふれる展開にあっという間に読めてしまう。今回は友人との人間関係の描写が少し物足りなかった。しかしながら作者の刊行スピードには驚くばかり。

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    2020年09月24日
  • 探偵の探偵II

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    探偵をするために登場するちょっとした豆知識は、本当なのかどうかは知りませんが、もっともらしくて興味深い。
    悪徳探偵を成敗したり、警察の事なかれ主義に疑問を持って独自に捜査を続けたりするのは良いのだけれど、正義の味方側のやられ方が毎回酷すぎるのが難点です。

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    2020年09月20日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    これからの10年
    どんなことが起きるのか
    いろんな希望があってほしい
    いろんな希望に待っててほしい

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    2020年09月18日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 X

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    莉子ちゃんがお店を開いたばかりの頃の話。あの人もこの人も出てくるなーエピローグ部分にはこれまでのお話に関するところも。
    莉子ちゃんのお店の前のオーナーが立ち退いた理由にはそんな裏が、ヤクザの絡む壮大な計画があったとは!!それにしてもあのクルーズ船に乗り合わせた人、気の毒だっただろうな。

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    2020年09月16日
  • 探偵の探偵

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    ネタバレ

    探偵養成所に入学希望者として現れた未成年の紗崎玲奈。
    美少女で進学校在学の彼女が何故?
    実は彼女には壮絶な過去があり…。

    思ったよりハードな描写も多く、美少女がこんなことになるなんて…と思うことも多々あり、今までに読んだことがない種類の本でした。

    シリーズを読むのはつらいかも…と思ったのですが、相棒となった琴葉の存在が和ませてくれました。
    しかし彼女は入院してしまいます。
    きっと彼女の両親はこんな危険な仕事に反対するだろうなぁと思いました。

    今後も彼女たちの活躍をみたいと続編も読もうと思いました。

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    2020年09月13日
  • 瑕疵借り

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    瑕疵借りとは、賃借人が死んだり、事件や事故が起き、瑕疵告知義務が生じた物件にあえて住む人。瑕疵の説明責任を失効させ、次の賃借人が入りやすいようにという大家や管理会社の依頼をこっそり請け負う。この短編集に登場する藤崎という瑕疵借りは謎の人物で、原発関連死、賃借人失踪、不審な自殺といった事件や事故に関する賃借人の人生をあぶり出し、見事に瑕疵を洗い流す。その過程が名探偵の謎解きそのもので不動産に絡めた社会派ミステリー小説となっている。
    また、納得しがたい悲しみや苦しみにうちひしがれていた賃借人の家族や関係者の気持ちをすっきりと鎮めるというヒューマンな筋立てで読後感はいい。
    ただ、4作どれも奇をてらっ

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    2020年08月25日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    エピソードゼロって事ですね!
    既に10年を追っ掛けてきたので、
    完成されたハードボイルドリコちゃんを知ってると
    ちょっと内容はライト感が強かったかなと…
    まぁ、始まりの物語と考えれば妥当かなぁ〜
    しかし、金印なんてよく思い付いたねこのネタ

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    2020年08月23日
  • 探偵の探偵

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    妹が被害に会った経験から悪徳探偵を成敗するために探偵事務所に入社した美女の話。
    確かにミステリーで読む探偵のイメージと日本の探偵事務所(興信所?)のギャップは大きい。
    特にアメリカなどは探偵をするためにはライセンスが必要で、本当に事件捜査などもすると聞きたことがある。
    まあ、安楽椅子探偵や関係者を一堂に集めて推理を披露するというのは小説の中だけでしょうけど。
    本書はかなりアクション性が高く、映画のようなエンターテインメント作品ですが、その前提で読めば結構面白いと思います。

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    2020年08月22日
  • グアムの探偵 3

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    シリーズ第3弾。
    今作も5作の短編からなる。
    解説では「続編が待ち遠しい」とあるが、きっとこのシリーズも3作で終わるんだろうと、少し終わるのが勿体ない気持ちで読んでいた。
    1作目だけは、スカイダイビング中に失踪した日本人とインストラクターを探すという、これまでにもよく見られたパターンだったが、今回収録されている作品のほとんどはグアムの歴史、その立場の微妙な部分などが全面出されているイメージがずっと漂っていた。
    これまでは、ハワイよりも気楽に行けるという触れ込みでグアムの良さを描いていたけど、今作ではグアムの原住民のチ
    ャモロ族の歴史や、太平洋戦争時の様子なども描かれ、また2017年に北朝鮮がグ

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    2020年08月22日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VI

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    ネタバレ

    雨森華蓮がどんな”万能”かわくわくしながら読んだ。巧妙だ。。最初の町工場のところではそんなうまい話があるかと思っていたが、経営者からすれば藁をもすがる思いだったんだろうな。鎌倉の豪邸での一夜にはハラハラした。グッジョブ、女好きの鑑定士さん。

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    2020年08月21日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    ネタバレ

    舞台を2009年に移し凛田莉子が帰ってきた
    まだ自信が揺らぐ彼女がバンクシーの真偽を
    そして事件の本質は漢委奴国王の金印(国宝)
    サラリと儒学者亀井南冥の捏造だとか、発見
    者甚兵衛の存在確認が出来ない等マニアック
    ネタをぶちこんできました

    甚兵衛口上書の中身
    金印発見  天明四年二月二三日
    口上書日付 同年三月十六日
    発見場所  筑前国那珂郡志賀島叶の崎
    発見者   土地所有の甚兵衛
    発見状況  畠の中の小き石段々出候内
    二人持程の石有之 かな手子にて掘り除
    け申候処、石の間に光候
    発見者の兄 喜兵衛の元奉公先米屋才蔵
    口上書 津田源次郎

    南冥と米屋才蔵は身内
    南冥と津田源次郎も交流がある

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    2020年08月18日
  • 千里眼 堕天使のメモリー

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    今回は巻末にあった作者松岡圭祐さんの「千里眼」シリーズを振り返ってに感銘した。
    毎回訴えたいテーマがあったと振り返っている。
    私は娯楽としては常識をかなり外れていること自体が楽しく読み続けたが、どこまでテーマを理解したかと言うと自信がない。
    まだ読んでいない作品もいくつかあるので、そういう観点から読んでみるつもりだ。

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    2020年08月16日
  • 千里眼の教室

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    松岡作品を読むたびにやりすぎだと思ってしまう。
    今回の千里眼教室もそれを多くの箇所で再認識した。
    ただ、日常当たり前と思っている事や普通に流れていることについても疑問を持つべきだと自戒した。

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    2020年08月13日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    星3.5

    バンクシーか…
    確かにその頃はまったく知りませんでした。

    グアムの探偵とのコラボ
    Qの読者を引っ張りたいのかな。

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    2020年08月11日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

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    ネタバレ

    莉子ちゃん、パリへ!ひょんなことから喜屋武先生も同伴?!なんだ、訳があったのね。(安心)いいなぁ、ルーヴル美術館にオルセー美術館!行きたいっ。
    アンジェリークの想いは複雑だよな。。。

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    2020年08月07日
  • ジェームズ・ボンドは来ない

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    今や芸術の島として「瀬戸内国際芸術祭」には欠かせない直島が2003年から「007」のロケ地誘致の為に奔走する島の人々の姿を描いたノンフィクション。
    まだベネッセが「福武書店」だった頃、現在のベネッセハウスを建設する頃から話が始まる。
    併設したホテルに「007」の小説家が滞在して、直島を舞台に新作を書いていたと言う話から、「直島で撮影を!」と直島の人々、香川の観光協会などが様々な企画を実行していく。まだフィルムコミッションがメジャーではなかった時代での誘致活動は大変なものだったと想像出来るし、直島の人々の頑張りに心を打たれる。
    しかし、何年経っても、ロケ地の決定の連絡がもらえない。
    そのうち、映

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    2020年08月06日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IV

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    ネタバレ

    貴重な価値のポスターばかりが焼かれる事件。犯人かわからぬまま次々と事件が起こり、、、
    犯罪者の家族として生きてきた彼の思いはいかばかりか。

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    2020年07月30日
  • ジェームズ・ボンドは来ない

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    松岡圭佑さんの小説は史実や事実に基づいたものが多く、毎回ドタイプ。
    今回は、引っ張って引っ張って、どうなる?結果どうなる?
    と焦らした結果。。。

    現実としては小説のようなことが重なるけれど
    小説としてやはりインパクトがイマイチと思ってしまった。
    でも、そこを曲げずに書いた松岡さんの人柄も感じた。

    現在の直島はとても魅力的な島になっている。
    その背景に、島の人たちの苦悩や向上心があることを知ると
    ぜひ行ってみたい場所の一つになった。

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    2020年07月28日
  • 千里眼 ファントム・クォーター

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    いつもの岬美由紀の活躍だが、今回の設定には少し無理があったように思われる。
    そんな無理がこの作者の一番の魅力ではあるが。

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    2020年07月27日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    急に新作っていうか前日譚?終わったんじゃなかったのか?と思ったら、別シリーズの宣伝かー。話はバンクシーから始まってグアムへ。相変わらず面白かったけど、小笠原さんが出てこないのは何となく物足りない。

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    2020年07月23日