松岡圭祐のレビュー一覧

  • 万能鑑定士Qの事件簿 VIII

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    読書録「万能鑑定士Qの事件簿8」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p46より引用
    “ ゴシップを売りにしない、スクープのみ
    を追いかける方針の『週刊角川』は、世間に
    これといったニュースがない時期には部数も
    伸びず、停滞する運命だった。”

    目次から抜粋引用
    “台湾
     旧友
     右往左往
     知なる宝
     回収不可能”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     国境を越えて別の国に来たはずなのに、二
    本と同じ店が並ぶ光景を目にした、竹富町会
    議員一行。彼等が台湾まで足を運んだ理由は、
    地元の多くの人々にとって切実な問題を解決
    するためだった…。

    0
    2018年01月14日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VII

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    読書録「万能鑑定士Qの事件簿7」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p73より引用
    “「手は加えてるんだぞ。まず登場人物の名
    前を一括変換する。それから一般名詞を同義
    語に一斉変換するソフトを使うんだ。ありゃ
    便利だよ。『言語』を『言葉』、『本屋』を
    『書店』、『田んぼ』を『田園』という具合
    にさ。これで原稿はかなり印象が変わる。後
    は確認がてら語尾をちょっといじって、接続
    後の『だが』を『しかし』に変えたりして、
    一時間かそこらで出来あがりだ」”

    目次から抜粋引用
    “クリスマスイヴ
     奇妙な文芸
     マルサの男
     不動産王
     金の延べ棒”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定

    0
    2018年01月14日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VI

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    読書録「万能鑑定士Qの事件簿6」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p84より引用
    “ しかし、客たちの持ち込んでくる鑑定依
    頼品といえば、土産物としか思えないような
    茶碗や、印刷まるだしの掛け軸、あるいは錆
    びだらけで値がつかないブリキ看板など、ど
    うしようもないガラクタばかりだった。”

    目次から抜粋引用
    “夢物語
     エラー通知
     スポンサー
     ブローチ
     即売会”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     真夜中の倉庫街に車で乗り付けたアパレル
    業社長、怪しいと自覚しながらも、会社の状
    況から向かわざるを得ない取引先には…。

     上記の引

    0
    2018年01月06日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

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    読書録「万能鑑定士Qの事件簿5」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p55より引用
    “ カルシウムが不足すると精神的不安定に
    陥るというのは、俗説以外のなにものでもな
    い。たとえ摂取量が少なくて血液中のカルシ
    ウム濃度が低下したとしても、骨のカルシウ
    ムが溶けだして一定の値に戻る。この補助食
    品によって不足分が補われるわけではな
    い。”

    目次から抜粋引用
    “ロワール
     パリジェンヌ
     サン=ポール駅
     マカリオス
     皇帝ナポレオン”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     沖縄からフランスに移り働いている青年・
    楚辺、古城が点在する観光地で

    0
    2018年01月06日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IV

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    読書録「万能鑑定士Qの事件簿4」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p59より引用
    “ いつも思うことだが、この種の総合病院
    は体力を必要とする。あちこち動きまわって、
    長時間待たされ、自力で帰らねばならない。
    健康が前提条件の病院というのは、どこかお
    かしい。”

    目次から抜粋引用
    “リサイクル記者
     映画マニア
     同床異夢
     原作本
     魂の抜け殻”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     都心でありながら都市ガスが通っていない
    古い一軒家、希少な映画グッズを愛する家主
    が帰宅した時、彼の宝はすでにその姿を変え
    つつあった…。

     上記の引

    0
    2018年01月06日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 III

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    読書録「万能鑑定士Qの事件簿3」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p144より引用
    “ プロデューサーがアーティストを育てる
    といえば聞こえはいいが、実際にはスターに
    なりそうな逸材をいち早く見つけ、囲いこん
    で、人気がでてから作詞作曲による印税で儲
    けることが目的だ。”

    目次から抜粋引用
    “ボイスチェンジャー
     同一人物
     分析結果
     石打ち刑
     百舌”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     波に乗りつつある商業施設の中でも、良い
    立地でオリジナルブランドショップを経営す
    る店主の元に、胡散臭い電話がかかってきた
    …。

     上記の引用

    0
    2018年01月06日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 III

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    ネタバレ

    音楽プロデューサー西園寺は、音を利用して詐欺を繰り返していた。莉子は鑑定眼と機知を尽くして西園寺に挑む。

    0
    2018年01月06日
  • 探偵の鑑定I

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★★★☆
     熱中度   ★★★☆☆
     インパクト ★★★☆☆
     キャラクター★★★☆☆
     読後感   ★★★☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆

     万能鑑定士Qシリーズと探偵の探偵シリーズのコラボ作品。万能鑑定士Qの世界観と探偵の探偵の世界観がミックスされている。とはいえ,この作品は,万能鑑定士Qの世界観が中心となっている。
     「トランプ」という言葉が何を意味するのか?という謎が中心であるかのように描かれている。莉子の調査で,トランプだと思われるカードを見付け出す。「万能鑑定士Q」シリーズならこれで終わりだが,最後に,全てが罠だったと明かされる。

    0
    2018年01月04日
  • 探偵の探偵IV

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    ネタバレ

    読書録「探偵の探偵4」3

    著者 松岡圭祐
    出版 講談社文庫

    p142より引用
    “「家族はいずれ失われ、孤独になる日がく
    る。それまでに正しく通いあう心を知ればこ
    そ、本当に求めあえる他人を見つけだせ
    る」”

     探偵を調査する女性探偵を主人公とした、
    長編アクションミステリ。シリーズ一旦終了
    編。
     家族を不幸に追いやった元凶との因縁に、
    決着をつけた主人公・紗崎玲奈。しかし信頼
    を寄せた人物との関係が壊れ、会社も移り、
    無気力な時間を過ごしていた…。

     上記の引用は、主人公の以前の雇い主・須
    磨の言葉。
    一時、分かり合えたと思って一緒に過ごして
    も、死ぬまで同じ時を生きられる人というも

    0
    2018年01月02日
  • 探偵の探偵III

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    ネタバレ

    読書録「探偵の探偵3」3

    著者 松岡圭祐
    出版 講談社文庫

    p61より引用
    “ 豚の貯金箱は、誤解から生まれたという
    説がある。陶器用粘土(pygg)で作ってほしい、
    そんな依頼を職人がpigと聞きまちがえたと
    いう。”

     探偵を調査する女性探偵を主人公とした、
    長編アクションミステリ。
     寒さの残る春先、帰りの電車賃すら気にす
    る女性が、男と会っていた。饒舌な男は彼女
    に対し、遠回しに追加費用を要求する…。

     上記の引用は、街中の壊れた豚の貯金箱を
    観ての場面。本当かどうかは判りませんが、
    今では定番の貯金箱の形になっていて、いい
    商売の種になったのではないでしょうか。
     主人公の過

    0
    2018年01月02日
  • 探偵の探偵II

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    読書録「探偵の探偵2」3

    著者 松岡圭祐
    出版 講談社文庫

    p41より引用
    “ふつう人体に外傷が生じれば、血液が凝固
    して血栓ができ、出血がとまる。だが納豆は、
    血栓を溶かして液体に戻す酵素を含んでいて
    ね」”

     探偵を調査する女性探偵を主人公とした、
    長編アクションミステリ。
     正規の協会は引き受けない、犯罪者からの
    依頼ばかり請け負うフリーの探偵・堤。帰宅
    し、依頼人からの記念品を確かめようとした
    時、部屋にいるはずのない人間がいた…。

     上記の引用は、警察の嘱託医の言葉。体に
    良いと言われる納豆も、使い方で凶器になる
    みたいです。食べ物を食べ物としてしか使わ
    なくていい、平穏な毎

    0
    2018年01月02日
  • 探偵の探偵IV

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★★☆☆
     熱中度   ★★★☆☆
     インパクト ★★★☆☆
     キャラクター★★★☆☆
     読後感   ★★☆☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆

     「探偵の探偵」としてはシリーズ最終作。市村凜の師である姥妙悠児と対峙する。
     東京拘置所内に峰森琴葉が侵入し,密室殺人を含む4件の不審死が発生する。まるで,本格ミステリかと思わせる不可思議な謎である。
     この謎の真相は,姥妙の協力者である精神科医である樫山睦紀がそそのかした自殺だったというもの。偽の新聞記事を用意し,東京拘置所から脱出する方法として,自傷行為の方法を伝え,そそのかして自傷行為をさせる。

    0
    2017年12月28日
  • 特等添乗員αの難事件 V

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    ネタバレ

    ラテラルシンキングという言葉よりも閃きという言葉の方が好き。
    2方向の戦いをしていたからか、どちらも小物に見える。
    最後のどんでん返しは面白いけど、スケールが大きすぎてご都合主義がくさくなってきた。

    0
    2017年12月26日
  • 探偵の探偵II

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★☆☆☆
     熱中度   ★★★★☆
     インパクト ★★★★★
     キャラクター★★★★☆
     読後感   ★★☆☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆

     シリーズ2作目。今回は,DVシェルターから11人の女性が自らの意思で車に乗り込み,失踪してしまうという謎が提示される。
     紗崎玲奈は,対探偵課の仕事を進める中,妹の敵と考える「死神」と呼んでいる悪徳探偵の調査報告書を発見する。そこから,DVシェルターからの失踪事件へとつながっていく。
     DVシェルター失踪事件の謎は,犯グレ集団である「野放図」が犯人。トラックの運転手と笹倉志帆という職員が11人を連れ去

    0
    2017年12月26日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    Qシリーズ最終巻。 それなりに楽しめた。 まず出てきた感想は「ようやく終わったか」ってことだけど。 もっと盛り上がる感じにするのかと思いきやそれほどでもなく。 シリーズ通してコピアの存在は必要だったのかよくわからん。 もう少し早めに完結させて良かったような気もするけど、中途半端に止まってしまわなかったのは良かった。 次は水鏡推理シリーズに手を出そうかな。

    0
    2017年12月20日
  • 万能鑑定士Qの謎解き

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    いつも通りそれなりに良かった。序盤は疾走感があるんだけど微妙な感じだったかな。 進んでいくと問題なく楽しめた。 わざわざ読者への挑戦状にするほどのトリックではないと思うがそういうシャレだったのかな?

    0
    2017年12月14日
  • 万能鑑定士Qの探偵譚

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★☆☆☆
     熱中度   ★★★★☆
     インパクト ★★★☆☆
     キャラクター★★★★☆
     読後感   ★★★★☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆
     「推理劇4」で東京を離れ、波照間島に拠点を移した莉子と小笠原。莉子は、幸せではありながら、何か満たされない生活を送っている。それに加え、小笠原には月刊角川八重山オフィスを閉鎖しろとの辞令が伝えられる。
     波照間島に樫栗芽依という女性が迷い込む。その女性は偽札を使った横領犯人だと疑われている。小笠原の説得と、祖母の助言を受け、莉子が再度、探偵のような調査を行う…という筋書き。
     大掛かりなトリックはない。

    0
    2017年12月10日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 IV

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★☆☆☆
     熱中度   ★★★☆☆
     インパクト ★★★★☆
     キャラクター★★★★☆
     読後感   ★★★★☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆
     全体を通して大きなトリックや謎があるわけではない。まるで短編集のように、小さいエピソードが積み重ねられる。最初は小笠原がブリキ看板を見つけるというエピソード。月刊角川のトレードマークの盗作騒ぎ、八重山運送でのトラブル解決、謝花兄弟探し、綺奈によるツアーから人が消えたことの謎解き、そして波照間島のライオン騒ぎ。
     どれもこれも小粒。面白くないわけではなく、軽く読める作品としてのクオリティは高い。しかし、サ

    0
    2025年05月23日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 III

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★★☆☆
     熱中度   ★★★★☆
     インパクト ★★★☆☆
     キャラクター★★★☆☆
     読後感   ★★★★☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆
     「推理劇」シリーズは、「事件簿」シリーズに比べ、ゲーム的な要素が強く、リアリティに欠ける。3作目は、海外芸術能力鑑定ツアーという謎のツアーが舞台。地中海の都市を回りながら、贋作を作る。「アメリカ横断ウルトラクイズ」のように、一番出来の悪い一人が脱落者となり、その都市に残される。
     メディタレニアン航空の航空図を利用し、ルールに従って動く。最後は必ずモロッコのラバトに行くというトリックと、頭像の中に隕石を

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    2017年12月08日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    虚実混ぜ合わせた設定は緻密で面白い。史実の大津事件を巡る“真相”には驚かされるが、必要以上の日本人&明治維新礼賛はちょっと引っ掛かった。

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    2017年12月06日