前作「マジシャン 最終版」の続編ですが、マジックを利用し悪事を暴くヒロインとマジックを利用し悪事を犯す青年の対決かと思いきや、前半は青年のサクセスストーリーとピカレスクロマンで、後半に青年が追い詰められていき、成り行きで事件に関わるヒロインが青年と対決という流れになる。青年が社会に反感を抱き追い詰められていく様子はハラハラするのだが、前作のような爽快感はあまり無く、ピカレスクロマンにせよ、いくら大衆の浅はかさや現代社会の脆さを描きたかったとはいえ、青年の企みが上手く行きすぎなのではないかと思った。