今井むつみのレビュー一覧
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言葉によって思考は違うとも言えますし,
大きな違いはないとも言えます。
そもそも「言葉によって思考は違う。YesかNoか。」という問い自体が
いまはもはや意味のない問いになっており,
どこがどのように違って,どこがどのように共通しているのか,
そこを明らかにする必要があるところにまで来ているようです。
「ことば」について深く考えたことはなかったのですが,
じっくり,しっかり考えなければならないほどの奥深さを感じさせてもらいました。
人間にしか「ことば」がないことを踏まえると,人間を考えるときに「ことば」について考えることは切っても切り離せないものです。
少しずつ考えてみたいと思いまし -
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「たつじんテスト」とっても面白かった
言葉をしっかりと理解していないと
算数の問題が解けないって思ってたけど
やっぱりそうだよねって感じた
子どもが自分で抽象化することの大切さを感じた
以下本文抜粋
様々な分野でブーストラッピングのサイクルを繰り返し異なる分野の知識が関連付けられていく。それによって大きな知識の体系ができる。それが必要な時にすぐに使うことができる「生きた知識」を生む。「生きた知識」が新しい知識を生み、広くて深い知識の体系を作っていくのである。同時に学び手は学び方を学んでいき、精度の高いアブダクションができるようになる。言い換えれば、将来自走できる学び手に成長していく。この -
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ネタバレアブダクション推論=論理の飛躍を伴う非論理的な推論。
演繹推論=三段論法など。
シャーロック・ホームズはアブダクション推論をしている。
アブダクション推論がなければ、コミュニケーションが成り立たない。
裁判官はアブダクション推論が必要。
AIはアブダクションをしない。
AIは記号接地をしない=まったく意味のわからない記号の意味を、他の、やはりまったく意味のわからない記号を使って理解することは出来ない。AIは、別の意味がわからない記号に置き換えているだけ。
AIは意味を考えているのではなく、確率を計算しているだけ。予測のメカニズムがわかっているわけではない。
AIができるのは、超一流ではない -
Posted by ブクログ
ネタバレ今年度は10名弱のメンバーと一緒に仕事していましたが、私にとっても初めてのことや、確信をもって正しいと思える判断がなかなか出来ない仕事が多く、
指示や意図をうまく伝えられていない実感があったので、久しぶりにコミュニケーション系の本を読みました。
学びがいくつもあり、良かったです。
以下、印象に残ったところ。
・日頃ひとまとめに「コミュニケーション」と呼んでいるものが、実は様々な認知の力(言語を理解する力、文脈を把握する力、記憶する力、思い出す力、想像する力など)に支えられている(P3)
・知識や思考枠組み=スキーマ。個々人によって異なるスキーマが、コミュニケーションのバックグラウンドで機能す -
Posted by ブクログ
『言語が違えば、世界も違って見えるわけ 』(ハヤカワ文庫)、『赤ちゃんは世界をどう学んでいくのか ヒトに備わる驚くべき能力 (光文社新書)』、『言語はこうして生まれる: 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』、『
言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書)』などを読んだ後だったので、たいへんわかりやすかった。苦労して読んだ甲斐があった。できれば、この評価を読まれた方には、それぞれ手に取っていただきたい。
言語によって思考が作られるということ。言語とはどう生まれるのか、思考とは何なのか。他の言語話者とはわかりあえるのか。永遠の命題に入り込んでいく、哲学的とも言える問いだ。たしかに言語