今井むつみのレビュー一覧

  • 親子で育てる ことば力と思考力

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     改めて、子どもが言語を獲得するって、すごい営みだということがわかりました。だから、私が英語を獲得できないんだということも。私はこれからも、日本語で生きています。

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    2023年10月15日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    それぞれの『言語の本質』と『熟達論』への読みやすいガイドになっている。為末さんの時々のちょっと間抜け目な返しが効果的でもある。学習とか向上ということに興味がある人はぜひ。

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    2023年10月03日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    ことばによって身体は作られる。
    身体によってことばは作られる。
    深遠な内容で非常に興味深かった。
    理論や理屈と身体の感覚が調和していくとものすごく研ぎ澄まされた感覚になるんだろうなと想像できる。
    自分は見えない世界が見えているのだろう。

    人間の身体とことばは深く深く繋がっていることを感じさせられる一冊。

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    2023年10月03日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    「ことば」の持つ力。
    「ことば」の使い方。

    記号接地問題。その概念は身体に設置しているか。

    「ことば」の余白。映像では情報量が多すぎるので、ことばで焦点化すること。大事なところにスポットライトを当てること。

    言葉に関するお2人の会話が胸熱!でした。
    明確で、具体的で、イメージが浮かびやすかったです。

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    2023年09月21日
  • ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか

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    人として成長していくために大切なこととは何なのかが述べられている。
    情報が錯綜する現代において、学びを得るためにはどういったアプローチが必要であるか、本当に学んでいるとはいったい何なのかを考えさせられた。

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    2023年09月20日
  • 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで

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    実験の説明は文章で長々されても分かりにくいが、図があるので直感的に理解できた。幼児が母語を習得していく過程を様々な実験を通して明らかにしていっており、そういう方法でそういうことが分かるのか〜と感心しっぱなしであった。

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    2023年09月13日
  • ことばの発達の謎を解く

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    気になった部分。
    語彙は巨大なシステム。このシステムは以下の「発見」「創造」「修正」のプロセスによって作られていく。特に創造はスーパーコンピュータにも出来ないもの。人間は赤ちゃんの時からこれを繰り返し言葉を身につけていく。

    ・分析と発見
     単語を覚え、暫定的にそれに意味をつける。覚えた単語の間に共通するパターンを見つけようとする。
    ・創造
     単語の間に共通するパターンをみつけたら、多少の間違いをしてもよいからその知識を新しいことばの学習に使い、語彙を増やし、成長させようとする。
    ・修正
     語彙の中の単語の数を増やしたら、さらに単語の 間の共通性を分析し、手がかり自体をアップデートする。

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    2023年07月05日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    先日読んだ広瀬有紀さんの『ことばと算数』で取り上げられていたこともあり、こちらも読んでみることにした。
    子どもが誤ったスキーマを身につけてしまうこと、それを修正するメタ認知が働かないことなどが印象に残っている。
    ではどうするのか、についてはあまり具体的なことが書かれていなかったので、そういったことが分かればと思い、少し専門的ではあるけれど、この本も読んでみることにした。
    (思いがけない自分の向学心?に自分で驚くよ。)

    小学生のつまずきの原因をさぐるために、アセスメントとなるテストを開発し、その結果を分析したもの。
    だから、本書でいう学力は、受験でいい学校へ受かるための学力とは少し違う。

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    2023年02月12日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    ゆる言語学ラジオから今井むつみ先生の魅力に触れ、書作初挑戦。
    最近の子供たちは読解力が不足している、学力低下の危機と巷で騒がれ始め久しいが、認知心理学という学問の観点からのアプローチの軌跡を読み知れる。決して〇〇のせい!とは断定せず、複合的な要因があるのだと真摯な姿勢で説いているのが非常にアカデミックで好感が持てる。

    言語能力が学力に深い関わりを持つという一般的な評判に対する金言
    個別でことばを多く知っているのではなく、学力とは組み合わせによる推論力が重要
    P164
    しかし、そこで想定されている「言語能力」は、ほとんどが語彙のサイズ(どれだけ多くのことばを知っているか・・・)であった。しかし

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    2023年01月06日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    わかりやすく平易な表現で書かれていて読みやすい。と同時に納得させられる新たな知識もたくさんあり、収穫の多い一冊だった。
    子供の頃の周りの大人の話しかけや自分の読書量のおかげで今の私の思考力があるのだなとつくづく思った。

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    2022年12月12日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    とても丁寧に子供達の"学力"について調査がされていて読み応えのある一冊でした。
    文章題が解けなかったりするのは本人の努力不足ではなく数に対する認知、考え方が誤っていることがあるという事を調査から見つけ出されていて、納得感がありました。
    今後指導をしていく上で生徒たち本人が文意を理解できているか、そもそも数の概念の理解は大丈夫かなど、多様な視点を持って指導することに繋がりそうだと感じた一冊です。
    少しの文章ではとても書ききれないので気になった方はぜひ購入することをお勧めします。

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    2022年12月11日
  • ことばの発達の謎を解く

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    赤ちゃん〜学齢期前の幼児が、名詞や動詞、助詞などをどのように学習するか、具体例を交えてわかりやすく説明する。中学生くらいでも読めそう。赤ちゃんの言葉の発達を通じて、自らの日本語の使い方への理解についても気が付かされる。「あげる」「もらう」「くれる」を無意識に使い分けてるのも、結構複雑なんだなと感じた。

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    2022年12月07日
  • 算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振

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    文章題を間違える子どもの間違い方を分析して、子どもの発達を解き明かしていく本。子どもの間違い方にも論理性があっておもしろい。今井むつみ先生の他の著作も読みたくなる。

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    2022年10月26日
  • ことばと思考

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    今井むつみさんの本はこれで3冊目ですが、この本は分けてもインパクトが大きいものでした。言葉を通じて世界を見たり、ものごとを考えるのですが、言葉が違うと、認識、思考のありようが違うのか、それにより相互理解はできないのかといった問題に認知心理学の成果を踏まえて分け入っていきます。外国語を学ぶことで認識の多様性への気づきといった思考の変容が得られるとか、言語が異なっても相互に分かり合えるとか、ある意味、感動的な知見の連続でした。

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    2022年10月04日
  • 親子で育てる ことば力と思考力

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    いろいろ育児本を読んだが、これはいい本だと直感で思った。こちらから教え込むのではなく、自ら学び「生きた知識」を身につけることをこれからも取り組みたい。スマホを見てしまうので、反省です。

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    2022年09月18日
  • ことばの発達の謎を解く

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    赤ちゃんが言語システムを獲得していく過程を様々な実験から明らかにしていく。
    実験の方法がおもしろい。メケ。
    言語システムが物事の考え方を規定してしまうという指摘は重要。

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    2022年08月31日
  • ことばの発達の謎を解く

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    本書は、ちくまプリマー新書シリーズということもあり、中高生向けの本であるから、非常に易しい文章で書かれている。新書を初めて読むような人にもおすすめできる。
    一番おすすめしたいのは、未就学の子どもがいる人だ。自分の子どもがなぜ言い間違いをしたのか、科学的な観点から理解できる。この本を読み終えたあとは、子どもと会話をするのがもっと楽しくなると思う。

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    2022年07月15日
  • ことばの発達の謎を解く

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    自分が大人だから単語と物を結びつけることで新たな言葉を取り入れることが簡単に出来るが、言葉のシステムすら知らない子供がどのように言語を獲得していくのかを詳しく解説してくれている本
    母語毎に文法などが全然違うにも限らず、親や周りと話すことでそれぞれの文化に合わせた言葉を覚えていくのを不思議に思っていたが、赤ん坊の脳がどれほど模索して改善して更新していくのかということを知れてとても良かった
    赤ちゃんに向けてオノマトペを使うことを今まであまり良くないのではと思っていたけれど、きちんとそれにも意味があって納得。

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    2022年06月29日
  • ことばと思考

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    これは面白い。最初のうちは「それって必ずしも因果関係と言えないんじゃ?」とモヤモヤしたが、中盤に入って著者の専門分野である子供の言語習得のテーマになると俄然説得力が増して本質を掴むことができる。結論だけを見れば当たり前のことしか書かれていないが、それに至るまでの道筋が良く考えられていて自然と腑に落ちるようになっているのはさすが。

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    2022年03月31日
  • ことばと思考

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    こんなにエキサイティングな本があるだろうか、というくらいに完璧におもしろかった。

    誰もが、ぜひ一度は読んでおくべき内容だと思う。

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    2022年02月27日